東方妖々夢~Perfect Cherry Blossom.
サークル : 上海アリス幻樂団 ジャンル : 弾幕STGボイス : -評価 : 85点
原画 : -シナリオ : -発売日 : 2003年8月15日値段 : 1400円
修正パッチあり1.00b(2003年10月24日)ディスクレス可能記入日 : 2015年6月18日 






 ちょっと思い入れのある作品なので、自分語りが長くなっています。
 どうでもいい人は飛ばしてください。


  自分は一部のものを除いてSTGが好きではなかった。
  結局は昔の「スターソルジャー」や「1945」好きではありませんでした。
  本当は敵の出現場所を覚えて、撃破していくというSTGの基本が詰まっているものなのですが、当時はそれを考えたことがありませんでした。
  そのために、ヒマな時間が多いと感じてしまい、STG=つまらないものと思っていたのです。

  そこから「エスプレイド」、「ぐわんげ」、「プロギアの嵐」なんかをゲーセンでプレイしたのですが、やはり金銭的な限界がありまして、(当時学生)
  それから数年して出会ったのが、このゲームでした。

  音楽が非常に良かったこと、特に4面の「幽霊楽団 ~ Phantom Ensemble」が気に入りました。
  そして、複雑な背景ではないものの、見せ方の美しい背景。
  見た目の良い弾幕は、ヒマな時間を減らし、適度な緊張感をもたらしてくれて面白く感じました。


 とベタ褒めでありますが、これが久しぶりにSTGをプレイしたときの素直な感想です。
 そして、今では色んなSTGに手を出すようになったきっかけであるゲームで、非常に思い入れのある作品です。

 世間では東方はSTGとしての出来は並レベルと言う意見も聞きますが、今プレイすると良いところも悪いところもある作品だと思います。
 けど、好きなものは好きだから仕方ない。


★内容★

  辺境から暖かさが奪われ、永い冬が訪れた。
  白銀の悪魔は幻想郷の人間を黙らせた。

  時は経ち、次第に春の香りが訪れる頃になった。
  いつもなら、幻想郷は白い吹雪から桜色の吹雪に変わるはずだったのだ。

  そして春はまだ、来ない。


 公式から引用させていただきましたストーリーです。
 要するに、春になるはずなのに、まだ寒さが続いている…春を独り占めしている犯人を見つけようというお話です。


 ゲームシステムとしては、
 前作と変わらず、ショット、ボム、低速移動3ボタン

 新しいシステムとしては、サブタイトルになっている”チェリー”。
 桜のことなんですが、桜アイテムを取る等の行動をすると、「森羅結界」というバリアが発動するというもの。

 バリアの間は、被弾しても残機を失いませんし、被弾せずに終わらせるとボーナスがもらえるという稼ぎシステムです。
 詳しいことは後述しますが、難しく考えるほどのシステムではありませんので、多分大丈夫。(後述)


 全6面で、被弾したらその場で復活。
 コンティニューは5回(EASYは3回)出来、コンティニューをしているとBADエンドになります。
 ノーコンティニューでクリアすることでGOODエンドを見ることができ、Extraステージが出現。
 又、Extraステージをクリアし、スペルカード(後述)を60/141個取得すると、Phantasmステージが出現します。

 全部プレイしようとすると難易度が跳ね上がりますが、基本的なステージは遊びやすい作品です。
 基本ステージも、Easy~Hard、そしてその上のLunaまで揃っているので、下手な人から上級者まで楽しめます。(多分)


 使用キャラは3人に増えました。
 前作から登場の「博麗霊夢」と、「霧雨魔理沙」に加えて、前作5面のボス「十六夜咲夜」です。
 それぞれのキャラに2タイプずつあるので、計6キャラ分になります。

     


ボス戦をメインに

 詳しいことは、「紅魔郷」の感想にて。

 今作では更に顕著に、1面の中ボスには、前作の2面のボスである「チルノ」が登場。
 3面に至っては、「アリス・マーガトロイド」が道中に何度も出てくるなど、面白い試みが。
 4面はボスは「プリズムリバー」の3姉妹で、初手の敵は使用キャラによって異なるし、
 途中のスペルカードは倒したキャラによって決まると言うものになっています。

 相変わらず、キャラの個性に合った弾幕が襲ってきます。
 紅魔郷に比べて、背景も良くなりましたし、全体的に画面が美しくなったと思います。

 
 プリズムリバー3姉妹の同時攻撃。


「桜点」と「森羅結界」

 

 画像が微妙で申し訳ない。
 左下の数字に注目してほしいのです。

    +35540
 Cherry 35540/20000

 と表示されています。

 まず上段の数字の、「桜点+」が50000になると「森羅結界」が発動します。(画像左)
 自機の周りにピンクの魔法陣のようなものが出て、「桜点+」が0になるまで(約7秒)ほど効果が持続します。
 この状態では、アイテムが自動回収される他、以下の利点があります。

     

 1つめは、発動中に被弾しないまま「森羅結界」が終了すると、得点ボーナスが得られます。
 border bonus 668600と出ているのが得られる点数です。(画像真ん中)

 2つ目は、発動中に被弾した、若しくはボムを発動した場合「霊撃」が発動します。(画像右)
 簡単に説明すると、ボムを消費せずに発動するボムみたいなものです。
 「結界」は終了してしまいますが、画面中の弾を消してくれてとても便利です。

 主にスコアラーが気にするのが1つ目で、クリアするのが目的の人は2つ目のみを考えればOK。
 しかも、発動は実はある程度自分で調整できるのですが、そこまで深く考えずに、たまに勝手に発動するボム程度に思っておけばいいでしょう。


 一応気になる人用にもうちょっと詳しく。

 「桜点」は、「点アイテム」(青いヤツ)の入手時の基本点数を表しています。
 桜点が高いほど高得点になるわけです。

 上昇
 「桜アイテム」を取得する。
 敵にショットを撃ちこむ、(高速のほうが、低速より増加率が高いです。)
 ボスの攻撃切り替わりのときに敵弾が「小桜」に変換されるのを取得する。(「霊撃」を発動したときも消した敵弾が「小桜」に変わります。)

 減少
 ミスをしたり、ボムを使用。


 となるわけですが、最初は気にせずに進めていき、慣れてきたら「桜点」のアイテムだけ気にして調整しましょう。
 わざと「桜点」のアイテムを取らないで進めて、苦手なところで50000になるようにすれば、ボム1個節約できると言う訳です。
 本当は、高得点を狙うために調整をすると面白い部分なのですが、
 自分はスコアラーではないのでここでは敢えて書きませんし、最初から深く考えないで使っていってほしいです。

 ちなみに、敵がスペルカードを使用中に霊撃を発動した場合、そのスペルカードの取得は失敗となりますので、そこだけ注意です。

 更に詳しく知りたい人は…他の人の解説を見てね♪


細かい部分を箇条書きに

 ・低速と高速でボムが違う。

 ・今作はスコアによるエクステンドがなくなりました。
  「点符」取得数が50個、125個、200個、300個、450個、600個、800個、1000個に到達するごとにエクステンドします。
  結構エクステンドする上に、「森羅結界」があるので、前作より簡単になっています。

 ・エネミーマーカーの表示
  前作の不満部分ですが、今作より導入されました。
  画面の下にボスのY軸の位置が表示されます。
  画面の下部で弾避けに専念していても、ボスの位置が分かってとっても便利です。

 ・難易度Easyでもエンディングを見られるようになりました。
  やっぱり、プレイヤー層は幅広いですから、前作のようにSTG経験者しかEDが見れないとかはなくなって安心。
  キャラから、音楽から入った人もEASYでいいから頑張って!


総評:東方の第一歩、弾幕STGの第一歩にお薦めです

 やはり、2作目(PC-98からだと7作目ですが)になり、順当にパワーアップした気がします。
 背景とか意外と簡易な作りで、スピード感も感じられないのですが、雰囲気がすごく好きですし、
 曲も、悪い曲がないと言えるレベルで好きなのばかりです。

 そして難易度のマイルド調整。
 意図的かは分かりませんが、「森羅結界」が初心者にもやさしく、上級者には面白いシステムとして追加されてるのが、とても良い。

 「森羅結界」は個人的には好きなシステムですが、正直余分と感じる人もいるかと思います。
 けど、前作が普通の弾幕STGでしたので、続編に何かしら新しい要素を入れたかったんでしょうね。
 「春」と言うキーワードに合った面白いシステムだと思いますよ。


 自分も最初は死にまくりましたが、クリアしたくて、初めてSTGの基礎を学び始めました。
 「自機狙い」、「奇数弾」、「偶数弾」、「固定弾」、「ランダム弾」
 「ちょん避け」、「切り替えし」、「8の字避け」

 と言ったところでしょうか?

 STGが見た目から難しいと思っている人は、この単語を検索してみてください。
 そして、今なら上手な人のプレイ動画や、解説付きのプレイ動画がたくさんあります。

 このゲームの難易度は、弾幕STGの入門編として丁度いい作りになっていると思います。
 特にアーケードのSTGよりもはるかに簡単で、難易度や自機数の設定もできますし、何しろ安い!(1400円+税)

 他の同人STGも、アーケードより難易度が抑えてあるものが多く安価なものが多いですが、
 個人的にはこの作品が、見た目や内容的に、一番遊びやすいかなと思いますので、是非手に取ってみてほしいです。
 (勿論他の同人STGも傑作は多いと思います、弾幕じゃないほうがいいって人もいると思うので、そこら辺は趣味で。)


 また、上記では「幽霊楽団 ~ Phantom Ensemble」が好きだからと書きましたが、他の曲も名曲揃いなんですよね。
 思わずプレイしていないときでも流しているくらいです。



適当にボスを並べてみた

   

   

   

 


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