【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)元大統領は自身と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が朝鮮半島の完全な非核化を目標に掲げた「板門店宣言」に署名してから8年になる27日、国会議員会館で開かれた記念式典で、「南北の対話こそが膠着(こうちゃく)状態を打開できる最も早くて安全な突破口になる」として、金氏に対し、「(同宣言に署名した)初心に戻り、前向きに対話の扉を開き、李在明(イ・ジェミョン)政権と共に『平和と繁栄の朝鮮半島』の夢を再び描きながら、国際社会の一員として堂々と歩んでいくことを願う」と述べた。
「板門店宣言」から8年の記念式典で演説する文在寅(ムン・ジェイン)元大統領=27日、ソウル(聯合ニュース)
文氏は、北朝鮮が軍事力を増強し、孤立と断絶の壁を高くすることでは真の安全保障を保持することはできないと指摘。「むしろ外部と意思疎通し、交流を拡大することこそが安全を守る最も実効的な方法だ」と強調した。
また、金氏に対し、対話の意思を示したトランプ米大統領と果敢に向かい合うことを望むとし、「8年前のように、南北関係の改善を米朝対話へ進む懸け橋にしてほしい」と呼びかけた。
トランプ氏に対しては、「朝鮮半島問題は決して優先順位から外してはならない米国の中核的な国益であり、世界平和の分水嶺だ」として、北朝鮮を再び対話の場に引き出す決断力と知恵を発揮してほしいと求めた。
現在の南北関係に関しては、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権の退行的な対北政策を経て朝鮮半島の平和プロセスは中断され、南北間の溝はさらに深まった」と指摘した。
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