物価高にコメ高騰…学食で広がる「0円朝食」の提供 メニューも充実

山野拓郎
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物価高やコメの価格の高騰で、各地の学食で「0円朝食」の取り組みが広がっています。栄養バランスが考えられ、食べ応えもありそうなメニューが並ぶ背景には、朝食をしっかり食べて充実した学生生活につなげてほしいという思いがあります。(withnews編集部・山野拓郎)

1日200人ほどが利用

神奈川県にある湘南工科大学は4月から、学内レストランで学生に無料で朝食を提供する取り組みを始めました。

授業のある平日の朝、学生証を提示すれば0円で朝食を食べられるそうです。

どんなメニューが食べられるのでしょうか。大学にメニューを聞いてみました。

1日目 サケの塩焼き、揚げ出し豆腐、ご飯、みそ汁、ふりかけ

2日目 シューマイと春巻き サラダ 小鉢 ご飯 みそ汁 ふりかけ

3日目 ミニカレーライス コロッケ サラダ

4日目 豚汁 ミニコロッケ サラダ ご飯 ふりかけ

5日目 ハムカツとミートボール 冷ややっこ ご飯 みそ汁 ふりかけ

6日目 和風おろしハンバーグ マカロニサラダ ご飯 みそ汁 ふりかけ

7日目 ウィンナーと目玉焼き サラダ 小鉢 ご飯 みそ汁 ふりかけ

0円とは思えないほど充実しています。

大学によると、和食を中心とした栄養バランスの取れた日替わりメニューにしているのは、「昨今のコメ価格高騰の中にあっても、日本型食生活の価値を再認識し、若い世代の米離れを食い止めることをめざしています」。

1日平均200人ほどの学生が利用しているそうで、朝食の場を通じて学生同士の交流の促進にもつながることを期待しているそうです。

この取り組みは、大学の名誉総長の私財による「育英基金」により全額支援されています。背景には、学生が心身ともに健康な状態で学業に励んでほしいという思いがあるそうです。

同窓会の支援、期間限定で実施

栃木県にある白鷗大学も、4月8日~28日の期間限定で、学食で朝食無料サービスを実施しました。

大学の発表によると、同窓会の支援を受けて実施したもの。毎年の恒例行事でしたが、4年ぶりに再開したそうです。

学生の経済的負担を軽減するとともに、朝食をとる習慣づくりを促進することを目的としているそうです。

月・火・木曜は日替わり定食、水曜は丼物、金曜はポークカレーが提供されました。丼物やカレーの日は、栄養バランスを考慮して野菜や海藻を使ったスープつきでした。期間終了後も100円で朝食の提供を続けるそうです。

キッチンカーも出動

千葉県にある千葉商科大学も、4月から授業のある日に0円朝食を実施しています。

ホットサンド、おにぎりと豚汁、タコライスなどをキッチンカーで提供しています。

学生自治会主催で大学が後援するという形で、費用は学生自治会と大学で負担しているそうです。

千葉商科大学の担当者は、「学生が健康的な生活を送るために朝食を習慣付ける機会となること、物価高で生活に苦しむ学生の支援につながることを期待しています」とコメントしました。

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この記事を書いた人
山野拓郎
デジタル編成本部
専門・関心分野
コミュニケーション・情報教育