原油備蓄の放出で大変だけど…「不安を持つ状況ではない」赤沢経産相が現場視察 ナフサは「100%の水準に戻る」と見解 ENEOS喜入基地
赤沢亮正経済産業相は31日、鹿児島市のENEOS喜入基地を訪れ、中東情勢の悪化に伴い国家備蓄原油の放出が行われている現場を視察した。4月のナフサの国内生産が減ったことに関し、生産設備の定期修理が集中したのが原因だとして、「100%の水準に戻るだろう」との見方を示した。備蓄基地の視察は初めて。 喜入基地は190万平方メートルを超える敷地内に57基のタンクが並び、735万キロリットルを貯蓄できる。3月下旬から約100万キロリットルの放出を始めた。 赤沢氏は、24時間体制で作業に当たる担当者らと面会し、「大変な状況が継続しているが、引き続きご協力をお願いしたい」と述べた。その後、400メートル沖合のタンカーにパイプラインを通じて原油が積み込まれる様子や、開放タンクなどの各設備も見て回った。 視察後の取材に、原油の代替調達の進展で6月は従来の8割程度が確保できるとの見通しも示した。「国民が不安を持たなきゃいけないような状況が生じているということではない」と強調した。
南日本新聞 | 鹿児島