消費者離れに価格下落 先行き不透明のコメ事情… 在庫率は“過去最高”40% 販売競争加速か
消費者はいまの価格をどう見ているのでしょうか。
(来店客)「全然安くなっているとは思えない。高止まりという感じです」
(来店客)「パンを買ったり麺を買って家計に響かないようにしている。コメは好きなので、高いままではなくいままでのように戻ってほしい」
(ラッキー山の手店 井上裕康店長)「正直に言うともう少し下がって客が気軽に手に取りやすいコメになってほしい」
釧路や札幌に店舗を展開する米穀店「こめしん」です。
道産米を5キロ4000円台で販売していますが、売れ行きは鈍くなっているといいます。
(こめしん 徳山大介社長)「コメの消費量は少なくなっていて、コメ離れは起きていると感じている。会社全体の在庫量としては余ってきている」
2025年の秋に仕入れを大幅に増やしたという米穀店。
精米工場を見せてもらうとー
(長岡記者)「いっぱい並んでいますね」
(こめしん 徳山大介社長)「札幌の店舗に毎日発送する玄米です」
この工場には30トンのコメがありました。
会社としてはおよそ900トンの在庫を抱え、例年にないほど余っているといいます。
(こめしん 徳山大介社長)「(去年)客がすごく増えたので、また同じぐらいの客に買ってもらえると思ってそれなりの量を仕入れたんですけど、(客が)スーパーに流れた分が一定数あって、その分が残っているという感じ」
コメの民間在庫量は2025年より100万トン近く多い277万トン。
在庫率はおよそ40%と過去最高の水準で、コメ消費の減少が背景にあります。
こめしんでは販路を拡大しようと、飲食店への販売も手掛けています。
(配達員)「毎度さまでした。コメを置いていきます」
2025年にオープンした釧路町のラーメン店です。
一番人気はとんこつと魚介だしのスープが特徴の濃厚醤油ラーメン。
ランチ時にはライスを100円で提供し、毎月、道産米を80キロほど使っているといいます。