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<産経抄>「ホーム」を守る難しさ、巨人・阿部監督の逮捕と辞任

事件を受けて巨人の監督を辞任し、取材に対し涙を流す阿部慎之助前監督=26日午前、東京都内の球団事務所(今野顕撮影)

野球のホームプレートは五角形をしている。投手と7人の野手からは文字通り「ホーム(家)」の形に見える。捕手だけは、反対側から逆さまになった「家」をみつめ、敵軍に踏まれぬよう死守する。重い役目の守備位置である。

▼捕手出身の名監督、野村克也氏が自嘲気味に言っていた。「キャッチャーとは唯一、全く別の角度からプレーを見ることのできる悲観主義者だ」。指揮を執るベンチでの不機嫌な横顔も、現役時に染み付いた悲観主義がそうさせたのかもしれない。

▼伝統ある球団を率いたこの人も捕手だった。巨人の阿部慎之助監督が長女への暴行容疑で現行犯逮捕され、責任を取って辞任した。自宅で姉妹間のけんかを止めた折の出来事という。長女はその後の対処を対話型AIに尋ね、AIに勧められるまま児童相談所に連絡したらしい。

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