やな
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ゲイバーで俺に「可愛すぎる、連れて帰りたい、死ぬ、マジでタイプ」と言いながら反対の席の男の太ももに手を置いてるゲイを見たときから、平気で人に死ねと言える人間になってしまったんだよな。
「好きって言ったら困る?」
「困らないけど、俺たちそういうのじゃないじゃん」
優しく笑いながら男は言った。
そういうのじゃないってどういうことだろう。ご飯に行った。家に行った。水族館にも遊園地にも行って、体だって重ねた。どうすればそういうのになれるのだろう。
悩みに悩んだ20歳の夏。
売り専でオプションつけ過ぎてお会計が50万円になってしまい、泣きそうになってたら「お得意様なので今回は1万円でいいですよ」と言われ、安心と同時に98%も割引されるほどの常連である自分に嫌気がさす夢をみた。
ゲイの複数人でのお泊まりの話題を見るたび、「旅先で雑魚寝してたら隣で始まってしまい、仲間に入ろうと脚を触ったら力強く蹴られて運悪く鼻を折った」という激強エピソードを持つ友人を思い出して悲しくなる。
タチが果ててウケのを触ろうとしたとき「あ、俺は大丈夫」って言うときあるけどあれはポーズだからな?
大丈夫なわけないけど、賢者タイムで面倒くさそうに触られるのが嫌なだけで、言ってしまえばピークなわけ。
なにが「ほんと?」って服着てんだよ、バカが。
この前ゲイバーのママに
「Twitter見てると30歳で恋人いない人なんてたくさんいて、どうせ30歳でいないなら今いなくても一緒かなって思うんです」って言ったら
「あんた馬鹿ね、恋人いるまともな30代なんてみんなTwitterやらず幸せになってんのよ」って言われて
残酷だね世界は
191cmの友達に「身長大きいとアソコも大きいと思われて困るよね」って言ったら「ん?実際そうだし別に困んないよ」って返ってきたので188cmの俺には死ぬしか道はありませんでした。
恋人の家に初めて泊まったとき緊張して寝れずにいたら、相手が突然「坊やよい子だ寝んねしな」って口ずさみながら頭撫でてくれて幸せ絶頂だったんだけど、静かに聞いてたら何番まであるの?ってくらいめちゃくちゃ長くて面白くて笑い転げて、あぁ俺この人とずっといるんだなぁと思った三日後に振られた
「2人で何回もご飯食べに行って、動物園も水族館も行って、誕生日もお祝いして、お泊まりもSEXもしたら、世間では普通付き合ってるんじゃないかな?」
「そうだろうね」
「俺ら全部したじゃん?」
「したね」
「...付き合わない?」
「待ってた!!!!その!!言葉を!!!!ずっと!!!!!!!」
17歳の頃、同い年の友人が32歳の人と付き合っていて、高校生に手を出す大人はおかしいよ、間違ってるよって言った。27歳になった今、相変わらず42歳の相手とのお付き合いが続いているそうで、二人の関係において間違っていたのは俺だった。
「ヤりたいなって人からいいねきたらちゃんとセックスのお誘いDMする」
みんなネタっぽくこのタグやってるけど、少しでもタイプの人からきたら「
」とか「
」とか絵文字一つのDM送って、返信きたら「ヤリたいの?笑」って相手に回答権を持たせるんだろ、クソ男たちだよ、ほんと。
歳上とリアルしたときに「大丈夫ですよ」と言ったら「ん?そこはしっかり大丈夫ですって返そうね?"よ"ってのは目上の人に失礼だから」と言われて、たしかになと思いつつ、そこから1時間全く会話に集中できずに言葉遣いに気を付け、帰りにホテルに誘われたときに「行きませんよ」ってしっかり答えた。
「俺がお前の歳のときには結婚して家も車も買ってたよ」
兄に言われてドキッとした。
俺は来月のクレジット代が払えるか今から不安で、今日なんてSuicaの残高不足&現金皆無で改札から出られなかった。
でもいいんだ、着なくなったジャケットから謎の1万円出てきたし。
ご飯を奢ってくれようとした男に「いやいや、次回俺から誘いにくくなってしまうので」と100点満点の回答をしたけど「いや、もう次はないから」と言われたことがある俺は、歯磨き粉で顔を洗ったくらいで絶望なんてしない。
1人でミスドでお茶してたら、大量のドーナツでトレーを埋めつくしている男が「相席いいですか?」と聞いてきた。他に空いてる席がなかったので「大丈夫ですよ」と答えた。アクリル板越しに大量のドーナツでトレーを埋めつくしている男が幸せそうにドーナツを食べている。たまに目が合う。
ゲイの友人3人とオンライン飲み会をして、俺以外みんな同棲してるからチラチラと画面にお相手さんが映るのね。
2人の小さな会話とか後ろを横切る姿とか、みんな揃って「同棲もいいことばかりじゃないよ」って言うけど、顔は憎たらしいほどに幸せそう。家燃えねぇかな。
9monで「好きな和歌はありますか?」という質問に「藤原義孝の君がため~」と答えたら「もしかしてメンヘラですか?」と返ってきた。
出会い系アプリで好きな和歌聞かれてるのも意味わからないし、好きな和歌答えてメンヘラ扱いされてるのも意味わからない。
カミングアウトの美談が流れてくるたびに、それは本当に素晴らしいことなのだけれど、どうして私の母は「気持ち悪い」と叫ぶほどに受け入れてくれなかったのだろうと思う。拒絶される覚悟を持っていたつもりだったけど、未だにあの恐れるような目を思い出す。
「ホテル行かない?」と誘われた。「せっかくの休みだからもっと楽しいことしようよ。美術館行ったり、この前言ってた喫茶店行ってもいいし」と返したら「じゃあ今日は会わなくていいや」と言われた。モノマネとかもするのにな。
「バニラウケってなんだよ、バニラにタチもウケもねぇよ、ケツ使えねぇくせにグダグダ抜かすな」とアプリで叱責されブロックされた。たしかに、バニラウケってなんだろうと思った。傲慢だったと反省。いつか見つけたら殺す。
男に対しての偏見が俺はすごいんだけど、絶対に合ってるのが「Aesopを使う男は浮気する」ってのと「センター分けの男はセフレが3人以上いる」ってのと「無印が好きな男は恋人に執着しない」ってやつです。
「浮気許せたの?」って聞いた。そしたら友達は「許してないよ。許してないけど、好きだから負けちゃっただけ」と言った。何も言えずに友達の顔を見つめると「本当にね、バカだよね」と優しく、それでいて不安そうに笑った。浮気は絶対許さないって2人で豪語してたのに、わかる、負けちゃうよね。
「セックスしませんか?」と送った。既読がついてから2日が過ぎ、諦めかけていたころに「お茶でもいい?」と返ってきた。お茶でもいいです、と返そうと思ったがやめた。お茶をしたいほどの男でもないなと思ったからだ。身体を重ねる価値のない男とお茶をする価値のない男。
明日、夜ご飯の予定があって、万が一のことも考えてムダ毛処理してボディクリーム塗って少し高いパックしたんだけど、たった今「恋人との一週間記念日を祝いたいから...」ってキャンセルの連絡来て、ただ手入れした身体だけが残った。てか何だよ、一週間記念日って。刻みすぎだろ。
この前、売り専の人(喫煙者)に「タバコの煙を吹きかけてほしいです」って言ったら「そういうのはやってないです」って断られて「あ、そうですよね、すみません、変なこと言って」と返したあとの沈黙が人生で一番気まずかった。
「肌綺麗だね」→ホテルだな
「男とは付き合わない」→ホテルとちゃうな
「身体綺麗だね」→ホテルだな
「色気ないよね」→ホテルとちゃうな
「可愛いね」→ホテルだな
「そろそろ帰るか」→ホテルとちゃうな
「次いつ遊べる?」→ホテルだな
「落語行きたい」→ホテルとちゃうな
という1日でした
親から見放された俺をばあちゃんが育ててくれて、カムアしたときも「自分の幸せを見つければいいんだよ」って受け入れてくれたんだけど、最近少しボケてきて俺に「あんたが結婚するまでは死ねん」って言ってきて、ばあちゃんが不死身になった
おひとり様を極めているゲイの45歳の友人がいるのだけれど、なんでそんなに楽しそうなのか聞いたら「ある程度稼いである程度見た目に気をつかって、性欲を捨てれば娯楽なんて溢れるほどあるんだから」って言っていて、たしかにそうだと思った。あと猫を飼っている。
8年前に付き合っていた元彼に紹介してもらった美容室、今も通ってるんだけど相手も通ってるから、予約しようとすると「空いてる。でもすれ違う危険はある」と美容師さんが丁寧に教えてくれる。
枕を交わすだけの男に恋人が出来たらしくお別れしたんだけど、見ず知らずの他人には決して許すはずのない行為を何度も重ねてきたのに、どうして俺じゃなくたった3回お茶しただけの子なんだろうって思いながら森鴎外を読んでいるよ。
「明日ガチ恋してるセフレと会うから、今日別のセフレに会いに行ってキスマつけてもらった」って友達言ってて、ホモのメンヘラって本当に救いようがないなって思ったし、せめて明日は涼しくなってあげて欲しいとも思った。
以前お付き合いをしていた殿方から、この前載せた自撮りに対して「可愛くなったね」とわざわざLINEでコメントをいただいたのだけれど、お前と付き合ってるときから死ぬほど可愛かったからな、殺すぞ。
元彼と一緒にお風呂入ったとき、入浴剤入れるか聞いたら「配管が終わるだろ!人の家だと思って!ふざけんな!馬鹿が」とブチ切れられたときから、自分の家でも入浴剤使わなくなってしまった。
友達に「〇〇(俺)ってお金遣い荒いよね。ゲイの人って子育てとかのために貯金しなくていいからみんなそうなの?」というグレーな発言をされた。
「みんなそうだよ。お金貯めてるゲイなんていないよ。その日暮らしだよ」とだけ答えた。
旅館デートがしたい。海辺の旅館に泊まって、個室に露天風呂なんかがついていたりして。もちろんSEXなんてしないよ。長旅に疲れたのか、うたた寝する相手の顔を見て、受け止めきれないほど残酷に降りかかる幸福に、為す術もなく不安になり、波の音を聴きながら涙を流すんだ。旅館デートがしたい。
ゲイで良かった!!
そんな風には絶対思えない。
「男らしくしろよ」などの社会の言葉に必要以上に傷付き、外見至上主義のきらいがあるゲイの社会では相手にされない。
それでも、ゲイであるからこそ得られた自分の価値観は気に入っている。
願わくば、来世は―
「恋人が嫌がるから」と予定していた旅行がキャンセルになった。それはそうか。恋人さんは俺たちの関係性を知らないから嫌がるのは当然だし、恋人の気持ちを最優先するのも当然。でも俺たち、色恋が蔓延るゲイの世界で本当に純粋にただの友達だったよね。嘘じゃなく、ただただ最高の友達だったよね。
ゲイであることを、恥ずかしく思っているわけではない。
しかし、それでも確実にある。
後ろめたさというか、罪悪感というか、目を背けてしまう何かが。
ゲイであることの罪悪感|ありわらの