裁判員への接触禁止、傍聴人に告知 声かけ問題で最高裁が対策
福岡地裁小倉支部の裁判で元暴力団組員らが裁判員に声をかけた問題を受け、最高裁は5日、再発防止策をまとめ、全国の地裁と高裁に伝えた。裁判員への接触が禁じられていることを口頭や掲示で傍聴人に知らせるよう対応を改める。
最高裁によると、接触を禁じた裁判員法の規定について、法廷の入り口に掲示したり、開廷前に職員らが口頭で告げたりする。ほかに、各地裁が検討すべき対策として、一般来庁者と出入り口を分けることや、車での送迎などを挙げた。
問題が起きた場合には速やかに警察と連携することも盛り込んだ。
小倉支部の裁判員裁判では、「あんたら裁判員やろ」などと裁判員に声をかけたとして、福岡県警が元組員ら2人を裁判員法違反(威迫、請託)容疑で逮捕。5月16日に予定していた裁判員裁判の判決期日は取り消され、裁判員と補充裁判員が相次いで辞任した。