日本人留学生9万人で低調、国際人材育成に逆風 受け入れは40万人突破
日本人の海外留学が伸び悩んでいる。日本学生支援機構が29日に公表した最新の調査結果によると、日本で学ぶ外国人留学生が過去最多の約40万人となった一方、日本人留学生は約9万人でピーク時より2割少ない。円安による留学費上昇などが国際人材育成の逆風となっている。
外国人留学生は2025年5月1日現在で前年比21%増の40万8069人で、比較可能な11年以来で最多を記録した。23年に政府が掲げた「33年までに40万人」という目標を8年前倒しで達成した。
全体のうち大学や専門学校など高等教育機関の在籍者が7割弱、日本語学校など「日本語教育機関」の在籍者が3割強だった。出身国は中国(13万1097人)が最も多く、全体の3割を占めた。次に多いのはネパール(10万239人)で前年から55%増えた。
海外の大学などで学ぶ日本人留学生数は24年度に前年度比2%増の9万1054人だった。18年度に11万人を超えたものの、新型コロナウイルス禍で減少し、回復の途上にある。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)などが把握する日本からの長期留学者数(23年は約5万人)を加えても、政府目標の「33年までに50万人」には遠く及ばない。
伸び悩みの背景には、円安と留学先の物価上昇によるコスト増があるとみられる。...
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(更新)- 大湾秀雄早稲田大学 教授別の視点
早稲田大学でも2032年までに全学生が留学経験を持つことを中長期の目標に掲げ様々な支援を行っている。例えば、約500の海外提携校先に授業料を払わずに留学できる。しかし、留学者数はなかなか増えない。円安も理由の一つだが、学生が内向きでリスクを取って海外経験を積みたいという学生が少なくなっていることが大きい。日本の繁栄が安定した国際関係に依存している中で、危機感を持つ必要があるだろう。まずは情報提供が必要だ。学費が高い米国や英国だけを見て判断する傾向があるが、EUの多くの国で授業料は無料だ。多くの国で上位校は英語の科目比率が極めて高い。トルコや東欧など生活費の安い国を選べば留学費用も高くない。
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(更新)
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