インプラント治療の患者から現金を騙し取ったとして、詐欺の罪に問われている歯科医師の男の初公判が5月27日、千葉地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を認めました。
千葉市中央区の「高橋デンタルオフィス」の院長だった高橋仁一被告は、2020年4月から2021年12月にかけ、インプラント治療の患者4人に対し、メーカーに資金を提供すれば治療費が返還されるなどとうそをつき、現金合わせて1800万円余りを騙し取った詐欺の罪に問われています。
5月27日の初公判で、高橋被告は起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は、被告は、インプラントメーカーの講演会に協力するためと言って現金を騙し取り、借金の返済や家賃の支払いに充てていたと指摘。
一方、弁護側は公訴事実を認め、量刑を争う姿勢を見せました。
また高橋被告は、コロナ禍で治療途中にキャンセルする患者が相次ぎ、資金繰りが厳しくなったことを挙げて「騙し取るというより最終的にお返しするつもりだった」と説明し、現在は、およそ19億円の負債を抱え自己破産手続き中だと明かしました。
次回の裁判は6月17日に論告求刑が行われる予定です。