愛媛・新田青雲中等教育学校が生徒募集を停止へ 2027年度が最後
学校法人新田学園は21日、愛媛県庁で記者会見し、運営する新田青雲中等教育学校(松山市)の生徒募集を、2027年度の入学生を最後に停止すると発表した。6年間の中高一貫教育のため、27年度の入学生が卒業する32年度までで閉校となる見込み。
法人の永井博理事長は会見で「急激な少子化で安定的に生徒を確保することが難しく、今後、教育環境の水準の維持が困難になると判断しての苦渋の決断だった」と語った。池田浩校長は「多感な時期を過ごしている生徒たちに対し、卒業まで十分な教育を果たせるよう、全力でサポートする」と話した。
新田青雲中等教育学校は03年4月に開校。中高の区別をなくして、6年間で効率的なカリキュラムを組むことができることを特徴に挙げたが、少子化の影響や他の私立中学との併願も多く、近年は100人の募集に対し50人前後の入学者にとどまっていた。
永井理事長は、もう1年度、生徒募集を続けることについて「最後の募集であることを社会的に周知しない状態で、いきなり停止することにはどうなのかな、と考えた」と語った。募集の停止に必要な県への届け出は既に済ませており、22日に保護者説明会を開く。
22年の俳句甲子園全国大会に進んだ文芸部など、活躍している部活動もある。池田校長は「生徒の要望に応じ、連合チームを組むことも念頭に続けられる態勢を整えたい」とした。
1990年の第62回選抜高校野球大会で、初出場・準優勝に輝いた男子硬式野球部がある新田高校(松山市)は、同じ新田学園が運営している。
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