NTTドコモ、600億円で都内オフィスビル2棟の土地売却
NTTドコモが自社で保有する東京都内のオフィスビル2棟の土地を売却したことが25日分かった。登記簿によると売却総額は約600億円。主力の携帯事業で苦戦が続くなか、保有資産を見直し経営効率を高める。
売却したのは土地のみで建物部分は対象とせず、3月末までに取引を終えた。「NTTドコモ新四谷ビル」(東京・新宿)は日本郵政不動産、「NTTドコモビジネス一ツ橋ビル」(同・千代田)は住友商事に売却した。
ドコモは「NTTドコモ代々木ビル」(同・渋谷、通称ドコモタワー)の売却も検討していたが、今回は対象に含んでいない。
ドコモは25日、「個別の資産の売却内容についてのコメントは差し控える」としたうえで「今後も(自前の資産を極力持たない)アセットライトな経営を推進していく」と説明した。
ドコモは通信事業の苦戦が続き、2026年3月期の純利益(国際会計基準)は前の期比8%減の6602億円だった。27年3月期の純利益も前期比5%減の6270億円を見込む。高速通信規格「5G」基地局などの設備投資や販売促進のための費用が膨らんでいる。