波動を上げれば「波長」は短くなる。
焦らず心を育てる話。
「波動を上げよう!」
そんな言葉を目にしたことはありませんか?
無理に周波数を上げようとして、かえって自分にとっての「大切なもの」を削ぎ落としてしまう場合もあるのです。
今回は、私が色彩心理や物理的な性質から観測している、「波動と波長の反比例」という視点をお話しします。
これを一つの「鏡」として、ご自身がどう感じているか、指針の一つとして参考にされてみてください。
「波風を立てない」は、ネガティブなのか?
「波風を立てないように」という言葉の使い方をすることがあります。
今のスピリチュアルな風潮では、こういう人を「消極的」とか「波動が低い」と決めつけてしまうこともあります。
でも、本当にそうでしょうか?
誰かを傷つけないように、争いを避けるために、あえて静かに振る舞う。
それは過去に傷ついた経験があるからこそ、慎重になり、相手の立場を想って一歩を止める「優しさ」の現れかもしれません。
例えば、夜空に浮かぶ「月」を想像してみてください。
月は空に止まっているように見えますが、実際にはその見えない引力で、地球上の巨大な海を絶えず動かしています。
心理学には、この海を「集合的無意識(深い心の層)」と捉える考え方があります。
月が静かにそこに在るだけで潮の満ち引きを起こすように、私たちの意識もまた、無理にバシャバシャと波風を立てずとも、深い場所で何かに干渉し、波長を届けている。
そんな風に捉えてみると、静かに自分を整えている時間は、決して「ダメなこと」ではなく、「調整期間」「整える時間」という、とても大切な時間なのではないでしょうか。
目に見える派手な動き(波動)だけが正解ではありません。
自分を整えるための「静止」は、実はとてもエネルギー密度が高く、深い場所にまで響く波長を持っている証拠です。
それは「停滞」ではなく、自分の内側で納得できるまで考えるから...。
考えている間は、客観、鳥瞰、俯瞰など、多角的な視点で物事をみようとすることで心が育まれている途中でもあるということ。
心が動いている時、人は成長しようとしているはずです。
と同時に、心も豊かになっていくということでもあるのです。
波動(周波数)を上げると、波長は「短く」なる。
物理の世界には「周波数(波動)が高いほど、波長は短くなる」という反比例の法則があります。
~周波数が高い状態~
明るく活発。一回一回の波が「短い」ため、表面的な動きになりがちです。
~周波数が低い状態~
・穏やかで冷静。一回一回の波が「長く」、ゆったりとしています。
色の世界で見ても、波長の長い「赤」は地表に沿って遠くまで届く性質がありますが、波長の短い「紫」などは、鋭いですが遠くまでは届きにくい。
「意味を深く考え、肚に落とした」時の長い波長は、個人の意識を超えて、深い層にある「集合的無意識」にまで届きます。
いわゆる「引き寄せ」は、この深い層にリーチできる長い波長によって引き起こされているのではないでしょうか。
境界線を守るということ
誰かに「もっと動け、波動を上げろ」と急かされても、それはあなたの課題ではありません。
いつ、どんな波長で動き出すかは、誰にも邪魔されてはいけないあなたの境界線の内側の話です。
納得できないものに、無理やり自分を合わせ、負荷をかける必要はありません。
そのご自身にとっての一番心地よい状態を保つことを意識することの方が「未来」へと繋がる力になるのだと観取しています。
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