小児医療センターの死亡・重体事案、事故調が防止策 原因特定せず
日浦統
埼玉県立小児医療センター(さいたま市中央区)で白血病患者5人が抗がん剤の髄腔(ずいくう)内注射後に神経症状を発症し、1人が死亡、2人が重体となっている事案で27日、医療事故調査委員会の第3回会合が開かれた。本来使われるはずのない「ビンクリスチン」が混入した原因は特定できなかったが、注射時の薬剤のオーダーや調製、搬送、投与など各工程において採るべき再発防止策をまとめた。この防止策を含む報告書をつくり、患者の遺族や家族に説明した後、公表するという。公表時期は未定で、会合はこの日で終了となる。
オブザーバーとして参加した岡明病院長は埼玉県庁で会見し、再発防止策について「ビンクリスチンを含めた異物混入の防止対策としては十分で、他の医療機関と比べても相当厳重な対策との意見をいただいた」と述べた。
お気に入りのニュースサイトをGoogleで優先的に表示できます。今すぐ「朝日新聞」をかんたん登録