【裁判】おむつ交換中に3歳長男の腹部殴打、肝臓破裂させ失血死…26歳父「息子に嘘つかれ激高」「階段から落ちた」と嘘の通報 家庭内で育児担当もストレス募り暴言暴力の常態化 初公判で起訴内容認める
2025年1月、静岡県磐田市で実の息子(当時3)に暴行を加え、死亡させたとされる父親の裁判が26日に始まりました。初公判で父親が病院に「階段から落ちた」と嘘の通報をしていたほか、事件の背景が色々と浮彫になってきました。 「子どもが階段から落ちた」と供述 3歳の長男に暴行し死亡させた疑い 26歳の父親を逮捕 静岡・磐田市 傷害致死の罪に問われているのは、磐田市に住む無職の男(26)です。起訴状などによりますと被告は2025年1月、自宅内で息子(当時3)の腹部を拳で2度殴る暴行を加え、失血により死亡させたとされています。 26日、静岡地裁浜松支部で開かれた初公判で被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 【事件の背景】 裁判の冒頭陳述によると、被告は2024年4月頃から磐田市内で妻と2人の息子の4人で暮らし始めました。しかし、被告は8月頃から仕事を休みがちになり同年11月末に退職しました。2人の息子は被告の勤務先にある保育園に通っていたため、同時期に退園しました。平日は妻が働いていたこともあり、日中は被告が育児を担当することに。しかし、環境の変化が結果として事件を招くことになりました。 【暴言・暴力の常態化】 被告は家事なども担当していましたが、その負担や妻との関係悪化からストレスを募らせるようになります。被害者は1歳半検診で発達障害などの疑いを指摘されていて、着替えや食事が上手くいかないと被告から「お前、頭大丈夫か?」などの暴言やリモコンなどで殴られたりしていました。被告は妻に注意され、その場では謝るものの同じことが繰り返されていたといいます。 【証言台に立つ被告の母は…】 また、証人尋問では被告の母親が出廷。被告の幼少期から現在までの状況が明らかになりました。 弁護人:「14歳の頃に心療内科へ行っているが、なぜ?」 母親:「学校で落ち着きがなく、フラフラしたりしていた。不登校になり心配だった。(医師から)グレーゾーンだと言われた」 検察:「被告も父親から暴力を受けていた影響があった?」 母親:「息子も小さい頃に“しつけ”として(被告の父親から)暴力を受けていた」「(被告が)孫の腕を引っ張ったりしたので、注意したら「これはしつけだから」と言っていた」