指名手配の男 事件発覚前、警察官に“人を殺した”趣旨の話も…具体性なく事件と把握できず 兵庫・母娘殺害
日テレNEWS NNN
兵庫県たつの市の住宅で母と娘の親子2人が殺害された事件で、24日に指名手配された42歳の男は、事件発覚前、警察官に対し「人を殺した」という趣旨の話をしていたことがわかりました。 【画像】指名手配の男は約10年前の隣人 発覚前「人を殺した」趣旨の話…警察対応は 母娘殺害事件
■母娘死亡 殺人容疑で42歳男を全国に指名手配
兵庫県警が公開した現場付近の防犯カメラの映像に映るのは、黒い帽子に眼鏡にマスク姿の“やせ形”の男。殺人の疑いで24日に全国に指名手配された住所・職業いずれも不詳の大山賢二容疑者(42歳)です。 兵庫県たつの市の住宅で住人の田中澄恵さん(74)と娘の千尋さん(52)が血を流して死亡しているのが発見された事件。大山容疑者は娘の千尋さんを刃物のようなもので複数回刺し殺害した疑いがもたれています。 捜査関係者によると、大山容疑者は事件発覚前「人を殺した」という趣旨の話をしていたのにもかかわらず、 殺人事件とは認識されず…。 今もその所在はわかっていません。
■上半身に複数の刺し傷 母娘は今月13日頃に死亡か
たつの市の自宅玄関などで田中さん母娘の遺体が発見されたのは、今月19日。 首などの上半身には複数の刺し傷があり司法解剖の結果、母の澄恵さんが「失血死」、千尋さんが「出血性ショック」だったことが判明。 2人は玄関から入ってきた人物に襲われた可能性が高く、遺体発見6日前の13日頃に死亡したとみられています。
■約10年前まで 被害者の母娘と容疑者は“お隣さん同士”
司法解剖の結果、致命傷となった首の傷は深く2人の手首には防御創もあることから強い殺意をもって襲われた可能性もあるとみて、捜査を続けていましたが、周辺の防犯カメラの映像や現場の遺留物などから大山容疑者が浮上。さらに… 記者 「大山容疑者はおよそ10年前、被害者の家の南側にある空き家に住んでいて、現場周辺に土地勘があったとみられているということです」 大山容疑者がおよそ10年前まで田中さん母娘の家の隣に住む“お隣さん同士”の関係だったというのです。
■警察に「人を殺した」趣旨の話も…具体性なく事件と把握できず
現場付近を徘徊(はいかい)していたとみられる大山容疑者。捜査関係者への取材で現場のたつの市から20キロ以上離れた高砂市で事件発覚前の今月16日、大山容疑者が警察と接触していたことも明らかに。 夜10時半頃、通報を受けた警察官が駆け付けると路上で寝ていた大山容疑者を発見。 その際、「人を殺した」という趣旨の話をしたということですが、話がかみ合わず具体性もなかったため、警察は事件だと把握することができず。過去に住んでいたとみられるたつの市の現場付近まで送っていったというのです。
■「ブルブル震えていた」容疑者と特徴似た人物の目撃情報も
さらに、翌17日の早朝には現場付近で、大山容疑者と特徴が似た人物の目撃情報も。 近隣住民 「(早朝)4時20分くらいに娘から連絡が入って、この階段のところに腰かけていたみたいで、警察に『不審者出ました』って電話入れた。『用事何ですか』と言ったらスーって立って人の顔見てまた腰かけた。すごい薄着。黒い帽子、メガネ、白いマスク。自分の脇横にトートバッグ。ブルブル震えていた。すごいガリガリ」 ◇ 大山容疑者の特徴は身長およそ160センチ、やせ形の黒髪、警察は情報提供を呼び掛けるとともに行方を追っています。