院生の有志たちが「反対する会」を立ち上げた
国際卓越研究大学に認定されたことで、大学院生へのメリットは何もないのかと聞くと、「1つだけあります」と答えた。
「学生や院生にとって唯一のメリットは、他大学から書籍のコピーなどを取り寄せる際、コピー代と送料が結構かかっていたのが、国際卓越研究大学の予算によって無料になったことです。あとは不利益ばかりです。研究室でも今年度予定していた予算が入らなくなるなど、悪い影響が出ていると聞いています」
院生の有志は「東北大学の大学院支援制度改悪に反対する会」を立ち上げた。4月20日には仙台市内で記者会見を行って、支援が削減されている現状について訴えた。
筆者は東北大に対して、大学ファンドの助成金があるにもかかわらずLEAPの支援額が少ないことや、説明が遅すぎることに院生から批判の声があがっていることを、どのように考えているのかについて質問した。あわせて、博士課程の留学生を授業料免除の対象外にした理由や、修士課程の留学生にはどのような対応をしているのかについても聞いた。これらの質問に対して、東北大からは設定した回答期限を過ぎても回答がなかった。
それにしても、大学ファンドの運用益から多額の助成金を受け入れているのに、なぜ博士課程の生活費支援も研究費も削られ、留学生が授業料免除の対象外になっているのか。
次回はその理由と、国際卓越研究大学に認定されたことで教員の側に起きている混乱を、複数の関係者への取材によって探る。
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