計装の世界の、ちょっと面白い話。
アナログ信号って、なんで「4-20mA」っていう電流なんでしょう。
電圧(0-5Vとか)じゃダメなの?って思いませんか。
理由がちゃんとあります。
ひとつ、電流は配線抵抗の影響を受けない。
電圧信号だと、長い配線の抵抗で電圧降下が起きて値がズレる。
電流なら、どれだけ配線が長くても同じ値が伝わる(直列回路だから)。
ふたつ、ゼロから始めないことの意味。
正常時の最小が「4mA」で、0mAじゃない。
この下駄のおかげで、信号が0mAになったら「値がゼロ」じゃなく「断線・故障」と判断できる。
そして実は、4mAから始める一番の理由がもうひとつ。
この最小電流が、センサー(伝送器)自身の動作電源になってるんです。
信号線と電源線が同じ2本で済む。
電流で送って、下駄で給電して、おまけに断線も分かる。
もちろんノイズに弱いというデメリットもありますが、昔の人はよく考えたなぁと毎回感心します