DeNA・石田裕太郎が今季3勝目!ビシエド登場曲でマウンドへ「今日はビシエドさんの力を借りようと」
DeNAは24日、ヤクルト10回戦(横浜)に1-0で零封勝ち。交流戦前最後の試合を白星で飾った。先発した石田裕太郎投手(24)が6回88球で4安打無失点と好投。今季3勝目を挙げた。チーム最年長で37歳のダヤン・ビシエド内野手がこの試合限りで現役引退を発表した中、惜別の力投を見せた。交流戦は26日から始まり、DeNA-オリックス(横浜)、ヤクルト―西武(神宮)、巨人―ソフトバンク(東京ドーム)など6試合で開幕する。 リードを守り抜く決意が前面に出た。1-0の六回2死一、二塁。石田裕はマウンドで相川監督から「ここが踏ん張りどころ」と伝えられて奮起した。4番・オスナを決め球のシンカーで空振り三振に斬り、雄たけびを上げた。 「(ビシエドは)小さい頃から知っている選手だった。引退ということになって、寂しい思いだった。今日はビシエドさんの力を借りようと」 3日のヤクルト戦(神宮)以来、本拠地では昨年7月以来となる白星を挙げ、お立ち台で思いを語った。この試合限りでの現役引退を発表したビシエドの登場曲「El Mio Tu Si Suenas」でマウンドへ。一回こそ先頭から連打を許したが後続を断ち、二回以降はシュート成分の効いた直球とスイーパー、シンカーを効果的に散らし凡打の山を築いた。惜別を込めた88球の力投に、「今年一番よかった」と胸を張った。 前日には粋なサプライズを受けた。両親はもともと大のベイスターズファン。特に母は「なんか打ってくれそう」とビシエドが〝推し〟になり、最近は「ビシ様」と呼んで応援していた。それを本人に伝えると、サイン入りバットをプレゼントされたという。 日本で多くの選手に慕われたベテランの気遣いに触れ、「この1年間で人柄は素晴らしいものを感じた。見習っていきたい」と感謝。試合に出場していれば「俺が打ってやる」と頼もしい声掛けもあったといい、ビシエドのためにと力強く腕を振った。 連敗を2で止め、交流戦前最後の試合を白星で飾った。相川監督は「なかなか援護がない中、彼の投球をしてくれた」とほめた。ビシエドは試合後、スタジアムを一周してファンにあいさつ。勝って気持ちよく送り出した。(児嶋基)