【FFBE幻影戦争 Memorial Archives感想】収録内容は?3,850円の価値はある?本編終了後の未来まで載っていた

※本記事は広告を含みます
※本記事には『FFBE幻影戦争』本編終了後の要素や、
 メモリアルファンブック収録内容に関するネタバレを含みます

『FFBE幻影戦争 WAR OF THE VISIONS Memorial Archives』を購入した。

価格は税込3,850円。

決して安い本ではない。

だからこそ、
おいらも読む前はかなり厳しめに見ようと思っていた。

「本当にこの価格に見合う内容なのか?」
「どんなイラストや設定資料が収録されているのか?」
「本編終了後の情報まで載っているのか?」

たぶん、
購入を迷っている人もここが気になるはず。

結論から言うと、
物語やキャラクターの“その後”まで知りたい人なら、
買ってよかったと思える内容だと思う。

特に本編終了後のキャラクター情報、
未公開イラスト、
そして本来描かれるはずだった次の物語を感じさせる未公開シナリオ。

このあたりに価値を感じる人なら、
3,850円の重みはかなり変わってくる。

この記事では、
『FFBE幻影戦争 Memorial Archives』に何が収録されているのか、
価格に見合う内容だったのか、実際に読んだ感想をネタバレありで書いていく。

★先出し結論★
・本編終了後のモントたとが気になる方、マストバイ
・価格に見合う価値がある
・ただし、設定資料面のボリュームは多くない

FFBE幻影戦争 Memorial Archivesとは?収録内容をざっくり紹介

★回答★
・イラスト集+設定資料集
・ただし、メインはイラスト
・設定資料はサブ寄りだが、未公開シナリオの価値が高い

『FFBE幻影戦争 Memorial Archives』は、
ざっくり言えばイラスト集+設定資料集だ。

大量のイラストを収録しつつ、
ストーリーの振り返りや設定資料、
未公開シナリオも掲載されている。

ただし、
実際に読んだ印象としては、
設定資料集というより、
イラスト集としての色がかなり強い。

おいら個人は、
どちらかと言えば設定資料重視派だ。

極端な話、
イラストがほぼなくても、
ここでしか読めない資料や裏設定が充実している方が嬉しい。

その目線で見ると、
設定資料のボリュームはやや控えめ。

体感では、
イラスト8:設定資料2くらいのバランスに感じた。

ただし、ここが大事。

設定資料パートには、
未公開シナリオが収録されている。

内容は、天異との戦い終結から10年後。

つまり、
実装予定だったはずの第四部にあたる物語だと思われる。

ボリューム自体は決して多くない。

感覚としては、
第四部第一章第一節くらい。

それでも内容は必見だった。

「ああ、物語はまだ続いていたんだ」

そう思わせてくれるだけの力がある。

もちろん、
イラスト面もかなり充実している。

キービジュアル、
キャラクターイラスト、
ビジョンカードなど、
収録点数はかなり多い。

さらに未公開イラストもあり、
第四部の頃であろうモントやシュテルの姿も確認できる。

イラストをじっくり楽しみたい人には、かなり満足度の高い一冊だと思う。

3,850円の価値はある?実際に読んだ結論

★回答★
・幻影戦争ファンなら価格以上の価値あり
・特に本編終了後の情報が最大の見どころ
・ただし、設定資料のボリューム自体は控えめ
・イラスト集寄りの内容なので、資料集メイン期待だと好みは分かれる

結論から言うと、
『FFBE幻影戦争』の物語やキャラクターに強い思い入れがある人なら、
3,850円の価値はある。

ただし、誰にでも無条件でおすすめできる本ではない。

理由はシンプル。

この本は、
純粋な設定資料集というより、
イラスト集としての色がかなり強いからだ。

大量のキービジュアル、
キャラクターイラスト、
ビジョンカードをじっくり眺めたい人なら、
満足度は高いと思う。

一方で、
世界設定や開発資料、没設定、細かい裏話を大量に読みたい人にとっては、
少し物足りなさを感じるかもしれない。

おいら自身も、どちらかと言えば設定資料重視派。

だから正直、
「もっと設定資料を読みたかった」
「第四部の情報をもっと知りたかった」
という気持ちはある。

でも、それでも買ってよかった。

本編終了後のモントたちの姿が見られた。
未公開シナリオで、物語の続きの気配を感じられた。
滝の上の世界へ向かうはずだった未来を、少しだけ知ることができた。

これだけで、
『FFBE幻影戦争』を最後まで追ってきた身としては、かなり大きい。

つまり、この本の価値は、
ページ数や資料量だけでは測れない。

終わってしまった物語に、
まだ続きがあった。

その事実を受け取れるかどうか。

そこに価値を感じる人なら、
3,850円は十分に出す意味があると思う。

収録内容一覧|イラスト・設定資料・未公開シナリオ

  • キービジュアル
  • キャラ絵
  • ビジョンカード
  • 第1部:相関図とあらすじ
  • 第2部:相関図とあらすじ
  • 第3部:相関図とあらすじ
  • 未公開シナリオ×3
  • 未公開イベントシナリオ『その涙は、どこまでも穢れなく』
  • スタッフアンケート

キービジュアル

メインストーリー第1部キービジュアル。
メインストーリー第2部キービジュアル。
アナザーストーリー第1章キービジュアル……etc.

お馴染みのイラスト達。

でも、“お馴染み”で片付けるには、あまりにも思い出が詰まり過ぎている。

ストーリーを追っていた人ほど、
「ああ、この頃か……」
と、自然に感情を引き戻されるはずだ。

特に良かったのが、
“FFBE幻影戦争グローバル版4周年記念キービジュアル”。

モント。
マシュリー。
グラセラ。

本編を象徴する3人。

さらに、
ルシオ、ジューム、ラフ、ペレーネ、セティア。

アナザーストーリーを支えたクリスタルの戦士たちまで、一堂に並んでいる。

しかも、みんな笑っている。

これが、たまらない。

『FFBE幻影戦争』って、
苦しみも、別れも、喪失も多い物語だった。

だからこそ、
こうして“みんなが並んで笑っている”イラストの破壊力が、とんでもない。

「ああ、この世界が好きだったな」

そんな感情を、真正面からぶつけてくる。

キャラ絵

モント(壮年期)

アードラの守護者モント。

本編から10年後の姿。

正確な年齢は不明。
でも、ひとつだけ断言できる。

若すぎる。

いや、本当に若すぎる。

普通に10代のイケメンにしか見えない。

高く見積もっても20代前半。

完全に時が止まっている。

設定上は“壮年期”として紹介されている。

でも、その前提を抜きに見たら、
本編の頃とほとんど変わらないくらい若い。

しかも、ただ若いだけじゃない。

柔らかい。

優しい。

どこかヘレナを思わせるような、柔和で中性的な空気感がある。

どうやら、実際にそういうコンセプトらしい。

最高すぎる。

正直、おいらはこういうのを待っていた。

変に老け込ませるんじゃなくて、
“優しさを残したまま大人になったモント”。

これが見たかった。

もちろん、イケオジ方向へ成長したモントを見たかった人もいると思う。

でも個人的には、この路線で本当に良かった。

むしろ、このモントを見るためだけに『Memorial Archives』を買う価値すらあると思っている。

それくらい、刺さった。

シュテル(壮年期)

獅子の刃シュテル。

本編から10年後の姿。

……弟は、普通に年齢を感じさせるようになっていた(ぇ

いや、顔立ちそのものはかなり若い。

正直、ヒゲさえなければ普通に若く見えると思う。

でも、“壮年期”という前提と、全体から漂う空気感が、モントとはかなり違う。

どこか疲れを感じさせる雰囲気。

そこに追い打ちをかけるような無精ひげ。

「ああ、色々背負ってきたんだな……」

そんな時間の重みを感じさせるデザインになっている。

もっとも、まだ正確な年齢は不明。

第四部の物語が進めば、また印象が変わる可能性もあると思う。

ただ、個人的にはかなり好きだ。

特に良かったのが立ち位置。

ソレイスたち、新世代4人組の師匠ポジションになっている。

これが、めちゃくちゃ美味しい。

しかも武器は槍。

エルデを想起させるような装備構成もあって、本編時代とはまた違う格好良さがある。

若い頃の“鋭さ”だけじゃない。

戦い続けてきた男の重みみたいなものが、しっかり乗っている。

ジェーダン(壮年期)

ジェーダン・ランダル。

本編から10年後の姿。

……老けすぎでは?

いや、これは正直に言う。

普通に40代〜50代に見える。

あごひげもなかなか手痛いけれど、
個人的にはほうれい線の存在感がかなり大きい。

モントがあまりにも若々しかったぶん、
ジェーダンの“年齢を重ねた感”はかなり強く見えた。

もちろん、王としての風格はある。

経験を積み、責任を背負い、時間を経た男の貫禄もある。

ただ、おいら個人の好みで言えば、
やっぱりもう少し若々しい見た目の方が嬉しかった。

好きな人は、ちょっとショックだったんじゃないだろうか。

とはいえ、クリスタルが仕込まれた銃を装備しているのは格好良い。

そこは素直に良い。

年齢の重みと、銃使いとしてのロマン。

ジェーダンらしい“渋さ”は、しっかり残っていたと思う。

シュレッケン

帝国の監視者シュレッケン。

本編終盤から、
“滝の上の世界”――
瀑布、ザ・フォール側の存在として、圧倒的な不気味さを放っていたキャラクターだ。

おいらの中では、かなり特別な存在だった。

正直、
滝の上の世界そのものを統べる、
国王級の立ち位置なんじゃないかとすら思っていた。

でも、今回の『Memorial Archives』で判明した情報を見る限り、どうやら違う。

シュレッケンは、

“滝の上の帝国から派遣された魔導士”

として紹介されている。

つまり、シュレッケン自身が“世界の頂点”というわけではなかった可能性が高い。

これ、かなり衝撃だった。

同時に、ちょっと肩透かしでもある。

おいらの中では、
「こいつが諸悪の根源なんだろ!?」
くらいの感覚だったからだ。

でも逆に言えば、
シュレッケンの“向こう側”に、さらに巨大な存在や国家が控えていた可能性が高いということでもある。

つまり、第四部で本当に描かれるはずだった世界は、もっと広かった。

滝の上の世界。

帝国。

そして、その先。

本来なら、そこへソレイス達が旅していく予定だった。

そう考えると、夢が広がる。

ソレイス・リオニス

祝福されし天道の騎士。

どこにも“第四部主人公”とは明言されていない。

でも、おいらはかなり確信している。

キミこそが、
本来描かれるはずだった第四部の主人公だったんだろう、と。

シナリオ担当・野口様によると、
ソレイス達は“滝の上の世界を旅する想定”だったらしい。

キミが、どんな景色を見るはずだったのか。
どんな敵と戦うはずだったのか。
どんな仲間と出会うはずだったのか。

そして、
モントとマシュリーという、
あまりにも偉大すぎる両親を持つキミが、
何に悩み、
何を背負い、
どこへ“至る”はずだったのか。

感情移入したかった。

『FFBE幻影戦争』って、
ただ強いだけの主人公じゃなく、
“背負う者”の物語だったと思う。

だからこそ、
ソレイスにも、きっとソレイスだけの苦しみや葛藤があったはずなんだ。

しかもデザインがまた良い。

ちゃんと“次世代主人公感”がある。

モント達の系譜を感じさせながらも、
どこか未知の空気を持っている。

「ああ、このキャラで新章を始める予定だったんだな」

そう自然に思わせてくれる説得力がある。

だからこそ悔しい。

キミ達の旅を、
もっと見たかった。

ダリア・ホルン

魔道に抗いし姫。

ソレイスの旅の一行、そのひとり。

第四部キャラのメインヒロインっぽいなとは思っていた。

でも、名前まではわからなかった。

だから今回、
『Memorial Archives』で正体がわかった瞬間、かなりテンションが上がった。

キミがダリアだったのか。

いや、最高に可愛い。

しかも、可愛いだけじゃない。

メイン武器は短剣。

その理由が、魔力を使わないようにするためらしい。

ここがかなり気になる。

この設定を見る限り、
ダリアはダリオの無尽蔵の魔力を受け継いでいる可能性が高いと思う。

ルティアル姫も同じような体質で、圧倒的な強さを見せていた。

そう考えると、ダリアの戦闘力にもかなり期待できる。

可愛い姫様。

でも、実はとんでもない魔力を秘めているかもしれない。

そして、その力をあえて使わないように短剣を手にしている。

いい。

めちゃくちゃいい。

この設定だけで、もう物語が始まっている。

ソレイスと一緒に、
滝の上の世界を旅するはずだった仲間。

どんなふうに出会い、
どんな想いで同行し、
どこでその力を解放するはずだったのかを見たかった。

可愛い。

強い。

でも、その強さを簡単には使えない。

この時点で、もうヒロインとしてかなり美味しい。

エルロット・ランダル

自由を愛する銃姫。

ジェーダンとアライアの娘と思われるキャラクター。

細かいことをあまり気にしない性格で、
非常に明るく活発。

この時点で、かなり良い。

ソレイスたちの旅って、
重い使命や未知の世界への不安があるはずだから、
こういう明るく前へ進むキャラクターがいるだけで、パーティの空気がかなり変わる。

しかも、ソレイスに淡い恋心を抱いているらしい。

いいぞ。

もっとやれ。

偉大すぎる両親を持つソレイス。
たぶん真面目で、背負いがちで、色々考え込むタイプだったと思う。

そこに、自由で明るいエルロットが絡む。

絶対に美味しいやつじゃん。

しかも、ジェーダンとアライアの娘と思われるなら、
血筋的にも戦闘力にはかなり期待できる。

銃姫という肩書きもいい。

自由を愛する。

銃を扱う。

そして、淡い恋心。

この設定だけで、もうキャラが立っている。

第四部が実装されていたら、
ソレイス、ダリア、エルロットの関係性だけでも相当楽しめたと思う。

アデル

アドラードとル・シアの息子。

ソレイスたち新世代4人組の中では、唯一の非王族だと思われるキャラクター。

ここがまず良い。

ソレイス。
ダリア。
エルロット。

周りがあまりにも血筋つよつよメンバーすぎる中で、
アデルだけが少し違う立ち位置にいる。

でも、見た目はめちゃくちゃ王道。

シンプルな黒髪イケメン。

正直、顔だけで言えば、ソレイスより主人公っぽく見える。

いや、かなり主人公顔だ。

変に飾りすぎていないぶん、
まっすぐな強さや誠実さがありそうに見える。

アドラードとル・シアの息子という時点で、
戦闘力にも期待できる。

しかも、非王族だからこそ、
王族だらけの旅の中でどういう役割になるのか気になる。

ソレイスを支える親友枠なのか。
冷静にツッコむ参謀枠なのか。
それとも、どこかで大きく化けるタイプなのか。

こういうキャラ、めちゃくちゃ美味しい。

派手な血筋の中にいる、
シンプルな黒髪イケメン。
最高だ。

光耀のルシオ

覚醒したクリスタルの戦士。

『FFBE幻影戦争』は、モントの物語だと思っている。

そして、おいらの最推しもモントだ。

でも。

唯一、モントに対抗できる推しがいる。

そう。

ルシオだ。

モントとルシオは似ている。

どちらも優しい。

そして、強い。

ただ強いだけじゃない。

誰かを守るために立てる強さ。
傷ついても、折れそうになっても、それでも前に進む強さ。

そういう強さを持っている。

だから、2人が共闘していたアナザーストーリー第1章は、今でも神だと思っている。

モントとルシオ。

優しい王と、覚醒したクリスタルの戦士。

この2人が同じ戦場に立っているだけで、もう熱い。

そして、ルシオにはもうひとつ大きな希望がある。

クリスタルの戦士は、人間ではない。

だから、普通の人間のような寿命もないはずだ。

つまり。

また逢える。

おいらは、そう信じている。

本編終了後の世界でも。
第四部の先でも。
滝の上の世界のどこかでも。

ルシオなら、きっとまた現れてくれる。

そう思わせてくれるだけで、胸が熱くなる。

ナイツ オブ グランシェルト

まさかの未公開イラスト。

ナイツ オブ グランシェルト。

レインとラスウェル。
2人の魂から生まれた合体形態が、どうやら『FFBE幻影戦争』にも登場予定だったらしい。

いや、これは熱い。

FFBE本編側のキャラクターでありながら、
幻影戦争の世界にもちゃんと接続される予定があった。

それだけでもう嬉しい。

しかも、見た目がめちゃくちゃ良い。

シンプルにイケメン。

余計な装飾でごまかすんじゃなく、
真正面から“強い男”として格好良い。

正直、FFBE本編よりも、下手したらこっちの方が刺さるかもしれない。

レインとラスウェルの魂。
グランシェルトの名。
そして、幻影戦争の世界。

この組み合わせを見せられたら、
そりゃテンション上がる。

実装されていたら、絶対に欲しかった。

リディア、エッジ、セシル(暗黒騎士)

まさかのFFIVキャラ未公開イラスト3連発。

リディア。
エッジ。
セシル。

いや、これは嬉しい。

FFIVこそ、FFシリーズ最推しのおいらからすると、かなりのご褒美だった。

特にリディア。

めちゃくちゃ良い。

正直、これが正式イラストで良いんじゃないかと思うくらい良い。

幻影戦争の絵柄に落とし込まれつつ、
ちゃんとリディアらしさが残っている。

可愛さ。
神秘性。
そして、召喚士としての強さ。

その全部が見える。

エッジも良い。

忍者らしい軽さと、王族としての華がちゃんとある。

そして暗黒騎士セシル。

おいらの中でFFIVといえば、やっぱりセシルだ。

罪を背負い、迷いながら、それでも前に進む主人公。

その暗黒騎士時代のセシルが、幻影戦争の絵柄で見られる。

これだけでかなり満足度が高い。

FFIV好きには、かなり刺さる未公開イラストだった。

聖剣伝説III、ヴァルキリープロファイル

デュラン。
レナス。
そのほかコラボキャラクター達。

『聖剣伝説III』や『ヴァルキリープロファイル』のキャラクターイラストまで収録されている。

これ、地味にかなり嬉しい。

『FFBE幻影戦争』のファンブックでありながら、
コラボキャラクターまでしっかり載せてくれる。

太っ腹すぎる。

もちろん、自社コラボだからこそ実現しやすかった部分はあると思う。

でも、それを差し引いてもありがたい。

こういうコラボキャラって、
ゲーム内では盛り上がる一方で、
後からまとめて見返せる機会は意外と少ない。

だから、こうして一冊の中に収録されているだけで価値がある。

デュランやレナスが、
『FFBE幻影戦争』の絵柄で並んでいる。

それだけで、スクウェア・エニックスIPの強さを感じる。

自社コラボ、強い。

そして、ありがたい。

ビジョンカード

大量のビジョンカードも収録されている。

『FFBE幻影戦争』のビジョンカードといえば、やっぱりイラストの美麗さだ。

キャラクター単体の立ち絵とはまた違って、
ひとつの場面、ひとつの記憶、ひとつの物語を切り取ったようなイラストが多い。

だから眺めているだけでも楽しい。

しかも、一部のビジョンカードについては、フレーバーテキストも収録されている。

これが嬉しい。

ビジョンカードって、ただの装備品や強化要素じゃない。

キャラクター同士の関係性だったり、
物語の裏側だったり、
その一瞬に込められた感情だったり。

そういうものを補完してくれる、かなり大事な読み物でもある。

イラストだけでも十分に見応えはある。

でも、フレーバーテキストがあることで、
「ああ、このカードにはこういう意味があったんだ」と、もう一段深く味わえる。

ここも、イラスト集としての満足度をかなり上げてくれるポイントだと思う。

第1部~第3部:相関図とあらすじ

第1部から第3部までの相関図とあらすじも収録されている。

ただし、ここはかなり簡易的だ。

正直に言うと、
『FFBE幻影戦争』本編の重厚なシナリオを、このテキスト量と相関図だけで表現できているとは思わない。

幻影戦争の物語って、
国同士の思惑、親子や兄弟の確執、裏切り、喪失、選択の積み重ねで成り立っている。

それを数ページのあらすじで振り返るのは、さすがに厳しい。

だから、このパートはあくまで簡単な振り返り用。

「そういえば、こういう流れだったな」と思い出すためのページだと思った方がいい。

物語の熱量や細かい感情の動きを味わいたいなら、
やはり本編を読むしかない。

ここに関しては、正直、過度な期待はしない方がいいと思う。

未公開シナリオ×3

  • キトン編
  • ヴェルリック、レミューレ編
  • シュゼルト、ナイア編

以上、3つの未公開シナリオが収録されている。

どれも「もっと読みたかった」と思わせる内容だった。

本編では描き切れなかった関係性や、その後の空気感が垣間見える。

そして、おいらの推しはもちろん――キトン編。

やっぱりキトンは良い。

幻影戦争って、
重い運命や戦争の空気が強い作品だからこそ、
キトンみたいな存在がいると、空気が変わる。

でも、ただ淡い恋心を持っているだけじゃない。

ちゃんと“幻影戦争の世界”を生きているキャラクターなんだ。

だからこそ、未公開シナリオで再び姿を見られただけでも嬉しかった。

本音を言えば、
この3本、もっと長く読みたかった。

導入だけじゃなく、
ちゃんと最後まで見届けたかった。

でも逆に言えば、
「まだ描かれるはずだった物語があった」

そう強く感じさせてくれる内容でもあった。

未公開イベントシナリオ『その涙は、どこまでも穢れなく』

第三部終了から10年後。

おそらく、第四部第一章第一節として想定されていたであろう未公開シナリオだ。

ここが、間違いなく本誌最大の見どころ。

壮年期のモント。
シュテル。
ホムンクルスのフォセット、フォレル。
そして、滝の上の世界側のキャラクターであるサディク、ファルサリオ達。

本来なら、この先で描かれるはずだった新時代の空気が、確かに存在している。

詳細はネタバレになるから深くは語れない。

でも、一言で言うなら――

“感情を失ったフォレルが、ついに……”

そういう物語だ。

これだけで、もうダメだった。

フォレルというキャラクターを知っている人ほど、絶対に刺さる。

しかも、このシナリオ。

ただの後日談では終わっていない。

「第四部は、本当に始まる予定だったんだ」

そう確信できるだけの熱量がある。

滝の上の世界。
新世代。
そして、まだ終わっていなかった物語。

その片鱗が、確かにここにある。

正直、このシナリオを読むためだけに『Memorial Archives』を買っても、おいらは損しないと思う。

それくらい価値があった。

スタッフアンケート

スタッフ様によるアンケートコメントも収録されている。

内容としては、
推しキャラクターや印象に残っているシーン、プレイヤーへのメッセージなど。

ボリューム自体はそこまで大きくない。

でも、こういうの、やっぱり嬉しい。

『FFBE幻影戦争』って、長く続いた作品だ。

だからこそ、
「スタッフ側もこの作品を大事に作っていたんだな」

そう感じられるコメントがあるだけで、ちょっと胸にくる。

特に、推しキャラコメントは面白い。

「あ、このキャラ好きなんだ」
「やっぱりそこ刺さるよね」

みたいな、“作っている側の熱”が少し見える。

サービス終了後のメモリアルブックだからこそ、
こういうスタッフコメントには独特の余韻があると思った。

どんな人におすすめ?買うべき人・向かない人

★回答★
・本編終了後のモントたちを見たい人は買い
・第四部の気配を感じたい人にもおすすめ
・設定資料“だけ”を期待すると好みは分かれる
・イラスト集としての側面がかなり強い

買うべき人

・『FFBE幻影戦争』の物語が好きだった人
・モントやシュテルたちの“その後”が気になる人
・第四部の情報を少しでも見たい人
・未公開イラストや設定を見るのが好きな人
・サービス終了後も作品を追い続けたい人

特に、本編終了後のキャラクター情報はかなり大きい。

モントたちはどうなったのか。
シュテルはどんな立場になったのか。
新世代のキャラクター達はどこへ向かう予定だったのか。

そういう、
「物語の続きを知りたい」
という気持ちが強い人には、かなり刺さる内容だと思う。

向かない人

・設定資料だけを大量に読みたい人
・開発資料や裏設定を期待している人
・イラストにそこまで興味がない人
・価格重視で考えたい人
・ネタバレを避けたい人

前述の通り、
この本は、設定資料集というより、
かなりイラスト集寄りだ。

だから、
「世界設定を何百ページも読みたい」
みたいな期待値だと、少し方向性が違うかもしれない。

逆に、
「終わった物語を、もう少しだけ見届けたい」

そう思える人なら、
かなり満足度は高い一冊だと思う。

終わりに

『FFBE幻影戦争 Memorial Archives』は、決して安い本ではない。

税込3,850円。

気軽に買える価格ではないし、
イラスト集として見るか、設定資料集として見るかで、満足度はかなり変わると思う。

正直に言えば、
設定資料のボリュームだけを期待すると、物足りなさはある。

もっと読みたかった。
もっと知りたかった。
もっと第四部の世界を見せてほしかった。

そう思った。

…それでも。

おいらは買ってよかった。

本編終了後のモントがいた。
壮年期と呼ばれているのに、あまりにも若くて、優しくて、美しかったモントがいた。

シュテルがいた。
フォレルたちがいた。
ソレイスたち、新しい世代がいた。

そして、滝の上の世界へ続くはずだった物語の気配があった。

サービスが終わった物語に、
まだ“続き”があった。

その事実だけで、胸がいっぱいになる。

これは、ただのイラスト集ではない。

終わってしまった世界の先に、
本当はまだ道が続いていたことを教えてくれる本だ。

『FFBE幻影戦争』の物語を最後まで見届けた人。
モントたちのその後が気になる人。
本来描かれるはずだった第四部の気配を少しでも感じたい人。

そういう人なら、
この3,850円には、ちゃんと価値があると思う。

少なくともおいらは、
モントの未来を見られただけで、買ってよかったと思えた。

興味のある方は、
スクエニ様の公式通販サイトへ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

・1986年生まれのオタク
・SFC~PS2のRPG黄金期を生き抜いたかつてのキッズ
・剣と魔法のファンタジーとロボット作品が大好物
・推理モノも好き

スーパーファミコンからプレイステーション2くらいまで、
いわゆるRPG黄金期をキッズとして生きた世代。

原点はスーパーファミコン。
ドット絵のRPGに夢中だった。

とくに幼少期に『ファイナルファンタジーIV』に出会って、
RPGという文化に、脳を焼かれた。

剣と魔法の物語。
仲間との冒険。

あの頃のRPGには、夢が詰まっていたんだよな…ッ

気がつけば今でも

ゲーム、ラノベ、アニメ、マンガ。

結局、オタク趣味から離れないまま、
アラフォーまで来た。

このブログでは

RPG黄金期のゲームの話
今遊んでいるゲームのプレイ日記
ラノベやアニメやマンガの話

そんなRPG黄金期キッズのオタク文化を語っている。

同じ時代を生きた人に
「わかる、それ」と思ってもらえたら嬉しいッ!

コメント

コメントする