抜け目のない走塁でチームを勢いづけたソフトバンク柳田悠岐と庄子雄大 最低でも7回は投げてほしい松本晴【評論家の視点】
◆ソフトバンク11―1日本ハム(23日、みずほペイペイドーム) 【西村龍次氏の視点】 ■【動画】近藤の同点打&柳田の2点勝ち越し打 16安打で11得点のソフトバンクに対し、3併殺の日本ハムは11安打でわずか1得点。試合の流れを左右する併殺の怖さを改めて感じさせられた。3回は野村の併殺打でピンチを脱した直後に逆転に成功。終盤に失点を重ねた日本ハムにすれば、6回の清宮幸の併殺打は「閉店ガラガラ」という感じだったのではないか。 3、5回の併殺を含め、先発の松本晴は粘ったという言い方もできる。ただ、2回以降は毎回先頭打者を出した。これは改善すべき課題だ。逆転直後の4回は安打の走者を3者連続三振で一塁にくぎ付けにして流れを渡さなかったが、もっと楽に投げられるはずだ。 6連戦が3週続く交流戦が控えており、5回89球での交代は球数での判断だろう。ただ、先頭を塁に出さなければ、球数はもっと減らせる。本来は8、9回まで投げる力がある投手。年間を通して先発ローテで回るなら、最低でも7回は投げる意識を持ってほしい。 打線は2試合連続で2桁得点ながら、本来の状態はいいとは言えない。開幕7連勝となった日本ハムが意識し過ぎていた印象で、交流戦でも同様につながるかは分からない。一方で、この試合は抜け目のない走塁で、相手にプレッシャーをかける場面が目立った。 3回は中前に勝ち越し打を放った柳田が送球間に二塁を陥れた。適時打の時点で主軸の役割は果たした37歳のベテランが、足でもチームを勢いづけた。6回に内野安打で出塁し、正木の遊撃内野安打で二塁に進んだ庄子も光った。足はあくまで「意識」次第。次の塁をしっかり狙う姿勢は今後も貫いていきたい。 26日に始まる交流戦では、DeNAから加入した山本祐の存在がクローズアップされそうだ。セ・リーグの打者を熟知しており、データを生かし切れる強みがある。リードや投手との信頼関係などはこれから深まるだろうし、ブロッキングも安定している。「打てる捕手」という面でも楽しみにしたい。(西日本スポーツ評論家) 【#OTTOホークス情報】 ▼「来日1年目からの目標だった」ソフトバンクのメキシコ代表左腕アルメンタが支配下選手契約▼
西日本新聞社