本当に、日本は「日本軍が他国をどう占領したか」を、あまり学ばない。
当時の日本は、今では考えられないほど国家神道や天皇制を中心にした“精神主義”的な空気が強かった。
そして、風水や地脈のような思想も、東アジアでは決して軽視されていなかった。
日本統治時代、朝鮮総督府を景福宮の真正面に建てた件は、
韓国では長く「王宮の気脈を断つためだった」と語られてきた。
実際、日本側が風水や地脈を研究・意識していたという話も残っている。
少なくとも、他国の王宮の象徴軸を上から潰すように巨大庁舎を置いたのは事実。
一方で、自国の皇居には極度に配慮した。
この対比はかなり重いと思う。
米国進駐軍ですら、戦後日本で皇居の真正面に巨大な統治庁舎を建てるようなことまではしなかった。
しかも興味深いのは、風水そのものは本来、中国由来の思想だということ。
「伝統」や「日本文化」を強調する人たちが、実はかなり外来思想も取り込んでいた歴史は、もっと冷静に見られていいと思う。