ヘッドハンティングで外資に転職
「きっかけは1年前の転職です。夫はそれまで国内の流通大手企業に勤務していたのですが、ヘッドハンティングされて、外資系のコンサルティング関連の企業に転職しました。夫はマネージャー職で、給料は2倍近くになりましたが、常に数値目標や業績が厳しく監視されており、未達が続けば解雇の対象になるそうで、いつも緊張状態にあったのです」
夫はITに詳しく、営業もわかる。社内でも重要な営業関連のチームを統括しており、本国からのプレッシャーもあったそうです。
「夫の異変に気付いたのは、3カ月前です。ある日、私が出勤途中にお腹が痛くなり、途中下車してトイレに行ったのですが、その駅のホームのベンチに夫がいた。なんと手にはストロング系のチューハイを持って、ボーッとしており、声をかけられない雰囲気でした。明らかに朝から飲酒していたんです」
仕事のプレッシャーなどにより、勤務前にもかかわらず、お酒を飲む人の話をよく聞きます。アルコールには中枢神経を抑制する作用があり、不安感を和らげたり、周囲からの攻撃によるダメージを鈍らせることができる。でもこれは、これは依存症の入り口でもあります。
「夫は前からお酒は好きでしたし、強いのですが、あの日から酒量はさらに増えています。それに、私も対応を間違えてしまったんですよ。夫が通勤中に酒を飲む姿があまりにもショックで、私も腫れ物を触るような態度を取ってしまった。夫のことを心配するよりも、住宅ローンの返済、子供達の学費、今の生活水準の維持など、お金が心配になり、『なんで私を不安にさせるんだ』という怒りと共に接するようになってしまったんです」
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探偵事務所代表
山村 佳子
横浜生まれの横浜育ち。フェリス女学院大学を卒業し、平凡なOLとして働いていたが、大
学時代に経験した探偵の仕事が忘れられず、一度はあきらめた探偵の道に進むこ とを決意する。5年間の修行を経て、リッツ横浜探偵社を設立。お飾りではない、実際の調査経験も豊富な女性探偵として注目を浴 び、テレビやWEB連載など様々なメディアで活躍している。 リッツ横浜探偵社:https://ritztantei.com/