河野有理

23K posts
Opens profile photo
河野有理
@konoy541
政治学・日本政治思想史。法政大学法学部教授。researchmap.jp/konoy instagram.com/konozemi?igsh=

河野有理’s posts

若者の投票率が高くなると不利になると察したとたん、「無闇に投票に行こうというのも考えもの」みたいなこと言い出すのも、語るに落ちるとはこのことかという。
というか、動画の方が情報収集の効率が良いというのがどうしても分からなくて、1.5倍速にしてもダルくて「いいから原稿かスライドをくれ」と思う民じゃないの、みんな。
まだ若い頃、おっさんに「いいか若いの。おっさんには、「調子悪い」「とても調子悪い」「無理」の3択しかないんだ。だから調子悪くてもやるしかないんだ」と言われたことがあるが、だんだん実感してきたな。
若者が推しの開示に消極的なのって、「雑にいじられたらしんどい」からで、趣味がないのではなくむしろその逆で、「誰推し」かがペルソナの核心をついちゃうからなのではという気はする。
となりのトトロ、今見るとサツキは完全にヤングケアラーだし、お母さん入院中でワンオペ育児中にもかかわらず普通に仕事のペースを崩さないお父さんは相当問題があるのでは、と思ってしまうな。
キャベツも米も実はこの値段が適正価格らしいので、一般サラリーマンの給与もはやく適正価格まであがってほしいものですね。
ヨーロッパで人種差別を受けましたという報告がばんばん流れてくるようになったが、日本の国力が下がったからでも、欧州がおかしくなったからでもなく、昔から普通にずっとあったのだろうと思う。
小学校で「多様性が流行りすぎて禁止されかけてる」というからどういうことか詳しく聞いてみたら、他人を小突いて「多様性!」と言い捨てて逃げ去るという遊びが男子を中心に流行ってるらしく、なるほどそうくるのかという感じの話であった。
「悲しいことに今の世界は課金しないと正確で有用な知識は手に入らないんだ。だが心配いらない。君たちは四年間のサブスク契約済みだ」という話は一年生に毎年してるのだが、それでも無料の野良情報でレポートを書いてくる学生さんは絶えない。
同じ印象だけど、まあ、これは裏をかえせば、「日本の女子」がデフォルトで装備させられてる愛想の量がいかに大きいかという話なのであって、といういつものですね。「声の高さ」問題と同質。
Quote
desean takahashi
@desean97
中国人の、とくに女子学生に目立つのだが、ものすごく無愛想。例えば私にハンコをお願いするというとき、部屋にさっと入ってきて、黙って書類を差し出して、私がハンコを押すと何もいわずに逃げるように去っていく、という。ちょっと驚くほど。男子学生だとむしろ礼儀正しいのに。
自分が子どもの頃、近所のジジババが「あらぁ、大きくなってえ」と目をまん丸にしてるの、何を大袈裟なこれだから大人は嫌だね社交辞令でいちいち、と思ってたけど、あれは違うな。過去の自分よ、おっさんおばさんは本当に驚いてる。
マジレスすると、朱子学を知らないと江戸の思想史のかなりの部分がわかんなくなるのと同じで、マルクス主義の知識がないと戦後思想史のかなりの部分が意味不明になるんですよね。何と戦ってたのかが分かんなくなる。
Quote
Alsnova
@alsnova
Replying to @konoy541
共産主義の知識なんか害悪なので知りませんw
まあしかし、おっさんの服装のだらしなさがもっぱらおっさん個人の責任と考えて誰も怪しまない時代が来ただけ進歩してるのかもしれません。私もぎりぎり覚えてますが、昭和ではこういう時に「あの人の奥さんは何やってるんだ!」になったんですよね。
息子が最近復刻(?)された仮面ライダー555ベルトを欲しがるのですが、切り離せる携帯の部分が「見慣れぬ形をしてるがめっちゃかっこいい未来のガジェット」に見えるらしいんですよね。父ちゃんの机の中探せばたぶん似たようなのが埃かぶってる……
Image
美術館や庭園などに行く理由、「世が世なら分厚い壁越しに垣間見ることさえ許されず値段さえつかない文物について、せいぜい数千円の端金払って堂々とじろじろみることで人民としてデモクラシーの世を言祝ぐため」が3割くらいあるんだけど、なかなか分かってもらえない。
これはその通りだと思うが、なんというか万博に限らず、ディズニーとかUSJとかフェスとか最近のエンタメは基本「ガチ勢仕様」という問題もあるんだと思いますね。「これくらいは当たり前」の基準が人によってずいぶん違ってきてる。
Quote
勿忘草
@H_forgetme_not
ここで「下調べ不足」と批判する人たちは、開場一時間以上前から並べばパビリオンは見られるとか、18時以降ならパビリオンが見られるとか、およそ遠方から来る家族連れを想定していないガチ勢だから、一般の方はこの人の批評が正しいと思って結構ですよ。「普通に」来て楽しめるのは、この範囲です。 x.com/naoya_fujita/s…
「浮気しないでね」という声かけへの正答は「モテないから安心して」ではなく「君のことしか考えられないよ」であるという学びがTLを駆け抜けていったが、正解者の浮気率は有意に高そうであるとしか思えなかった。
「男は末期がんを患っていて、治療が行われていましたが、25日までにみずからが桐島容疑者であるという説明を始めたということです」かあ。実質逃げ切りで、死ぬ前にスポットライトを浴びたくなったのかな。
「これ明らかに悪意あるだろ」という写真とか、本当にメディアの「中の人」の悪意の産物であることが、このたび確認されてしまったな。
今から見ると、米議会での岸田の「あなた方は孤独ではない」演説はやはり慧眼だったなというか、国際秩序を一人で守らされてる米国の疲労感はやはり相当だったんだなというか。
先日も話題になったのだが、学生さんに本を読んで「論ぜよ」というと、その本に書かれてある対象ではなく、その本を読んで生じた自分の心の動きについて報告しようとする学生さんがとても多い。こちらは学生さんの心の動きには興味がなく、対象の方に興味があるので、必然的にすれ違う。
教員が願書出し忘れという事故を見て、「願書出し忘れがないかチェックを徹底させます」という方向で考える人と、「教員が願書出すという仕組みがおかしいので本人が出す方式に変えよう」という方向で考える人とがいるのである。
ゼミで学生さんに『男はつらいよ』を見てもらうと、「寅さんが礼儀正しいのに感銘を受けた」という感想が一定数必ず出てくる。寅さんは全く礼儀正しくはないので、要するに「口上」が言えることを指してるのだが、割と面白い感想だなと毎回思う。
ラーメン屋に入ったら、隣席が「なんだこれ雑に作りやがって」と皆に聞こえるように言う系の高齢男性だったのだけど、「こんなグルメ漫画の登場人物みたいなことリアルで発話する奴がいるのか」と思ったらおかしくて咽せそうになった。
ネットでは両極が目立つけど、「南京大虐殺は当然あったが、それはそれとして最近の中国政府のプロパガンダはいかがなものか」という良識的な中間層は実はちゃんと分厚いと私は思う。
解説の松坂さんが、「世界中の野球少年、野球少女が大谷選手を見てる」と当たり前のように野球少女に言及したのはとてもよかったと思いました。
言い古されたことではあるけど、上京の良いところは、「もし東京に行ってたら」という問いにそれ以上悩まなくて良いということに尽きるんじゃないかと。実体的なメリデメリじゃない「手放した可能性の大きさ」が意識されちゃうので止めにくい。
Quote
nasastar
@nasastar
東京にこだわってる人、若い人に多いんだけど、今、東京でしかできない事、買えないものって何があるんだろう?ご飯はわからなくはない。が、地方は地方で美味しいところ山のようにあるでね
もしかして「良い人にしか人権はない」とか「良い宗教にしか信教の自由はない」と素で思ってるんでしょうかね。それは人権とか信教の自由という発想をまったく理解してないということなんですが。
プーチンの演説、これをアジア主義的に翻案したものを中華様が本気で言ってきた時にどうかということは今のうちにちゃんと考えといた方がいいと思う。「この近代自体アングロサクソンの作った茶番だろ。二発原爆落とされて何やってんだよ。目を覚まして一緒に世界を作りかえようぜ、兄弟!」という。
某サークルの件、旅館側は怒って当然だけど、正直、飲み会が盛り上がって器物破損しちゃいましたみたいなのを「武勇伝」にしてたサークルなんて、90年代なら本当に普通にゴロゴロあったのではないか。秩序感覚の変化とSNSの浸透で絶滅危惧種になったのかな。
「みんなが私のように「アップデート」されれば世界はもっと良くなるのに」という考え方は宗教のそれとよく似ているので、はた目にはある種の新しい宗教対立に見えるんですよね。
「ゲームに負けた時に怒り出してしまう人とは誰も一緒にゲームをしたいと思わない」という重要な真理を息子に伝えようとしている。人生に通ずる大事なことなので。
これは昔、内田樹さんが書いていて膝を打ったところですが、「弱者」ほど共同体の調整コストを負担しないフリーライドな生き方を「賢い」と誤認してますます己の「弱者」性に磨きをかけていくという回路が存在するんですね。本当は「弱者」ほどコスト負担して共同体を維持しないと生きていけないのに。
Quote
河野有理
@konoy541
というか、これを「罰ゲーム」としか思えないのが「弱者」の特徴なのです。 x.com/GoseeJp/status…
「どこにでも行ける」のが強さだと思う人と、「ここでやっていくしかない」が強さだと思う人とがいて、まあ互いに話は合わないよねえ、という。
昔、とある市民講座のTAをやっていた時、ある先生が必死に「これこれの慣習は日本の伝統だと思われてるけどそうではなくて〜」という話をした後に年輩の受講生がやってきて「先生のおかげでこれこれの慣習が日本の古来よりの伝統だと知ることができました。感謝します」と言ってきたことがあった。
20世紀から言われてることは変わらないわけですが、受け手側の多くが「14時間で首相が辞職する国の人に言われてもなあ……」とうっすらであれ思うようになったのは大きな変化ではないかと思います。
Quote
朝日新聞(asahi shimbun)
@asahi
仏記者が首をかしげた自民総裁選 日本政治に討論する文化はないのか asahi.com/articles/ASTB9
紀州のドンファン事件もそうだけど、雰囲気的には明らかに有罪でしょうという事件に無罪判決が下るのは、その雰囲気に甘えた検察の立証が甘くなっていたのではとまず疑うべきだと思うけどな。「いやぁ、その論証ではいくらなんでも通せませんよ」ということならセクシストじゃなくて職業倫理なので。
お前たちが始めた偽善なんだからもうちょっとちゃんとやれよ、と言いたくなる気持ちはもちろん分かりますが、もうそろそろ「憧れるのはやめましょう」というか、そもそもあんなの見る方が悪いという方に気持ちが傾きつつあるのも事実であります。
昔、何かの映画評かなんかで「それにしても昔の子供は笑顔が人懐っこくて可愛いですね」と聞かれて「まあ、可愛くないと生き残れないからね」とそっけなく答えてた人がいたんですが、まあそういうことだろうなと。
「日本すごい!」論の悪質さは見えやすいけど、この手の「日本はもう終わってる」論もたいがい有害なんだよね。善意の人が熱意で拡散するのも両者全く同じ。
「直接会って謝罪したいという強い思い」は、執拗なパワハラを可能にする性質それ自体から来てることが多いからなあ。関係性への執着と何かアクションを起こして自分が「スッキリしたい」という衝動強めの人格。
私は大学生には飲み会の幹事程度でいいので、何かしら集団行動における運営側に回った経験は持っておいた方が良いと割と本気で思っており、それが治者であることと被治者であることの双方をうまくやれというアリストテレス以来の政治の教えであるとさえ思っている。
英検一級受けろの人、自分も氷河期世代だったらしいというのが本当によくできたオチで、当事者における「どんな環境でも個人の努力でなんとかなる教」の蔓延が、世代構造的問題の解決を阻んだということのまさにお手本のようなツイート。
自分ところのインターンのタスクが「葬」より重い旨を主張してくる企業、はっきり言って就職先としてあまりおすすめできないな……
Quote
yoshisansan
@yoshisan_1981
インターンも授業も動かせないと思うんだが、調整可能なものなんだろうか(微妙にちょっと遅刻早退、レベルは分からんでもないけど (人によるが)インターンは冠婚葬祭より重いから、正直休講(代講含む)が一回でもあった大学はこれを主張できんと思う x.com/konoy541/statu…
トランプ見てると王制への理解が深まるところがあって、最近はシュッとした立憲君主制しか知らないわれわれに、本来の一人支配というのはこれくらい無茶苦茶なやつが出てくるんだぞ、ということを教えてくれる。
今夜の映像の世紀、スターリングラード攻防戦は、ドイツ側が降伏して捕虜9万人のところ無事帰れたのは6千人というあたり「降伏したからとて命が助かると思うなよ」という教訓とも取れて、時節柄なんとも暗然とさせられた。他にも随所にウクライナ戦争を見据えた独ソ戦描写という感じでしたね。
上野先生、「おひとり様」で生きて死んでいくための制度にこだわるのは一貫してると思うんだけど、そういう制度(ex.介護保険制度)が結局、どうやら強力な国民国家における分厚い中間層の存在を前提にしてはじめて維持可能であるということについてどう考えてるのかがよく分からないんですよね。
タバコの次は確実に酒でしょうからね。30年後には「30年前は公共の場で酒を飲んで酔っ払ってる奴が普通にいたらしい」ということになってるのかも。
東京女子大のミスコン廃止、まことに結構と思うのだけど、「ジェンダーレスの時代の流れに合ってない」と女子大の人が言うことについては、ちょっと考え込んでしまいますね。
バービーキノコ雲問題、今のところ、ポリコレが結局は他者の痛みに対する繊細な感受性ではなく、「リスト」に入ってる表現に粛々と対応する(入ってないものには対応しない)官僚制的なものに帰結しかねないことがよく分かる顛末では。
Replying to
「父親は戦力外」がデフォルトの感覚だと「あの家は大変だから」と近所や学校が配慮してくれるというのは当時のリアルだったかもしれない。
エッホエッホというミームを教えてもらったのだが、「それ流行ってんの!?」と少し明るい顔をしたこちらに「……でも、もう終わってるかもしれないです」と申し訳なさそうに言われたので、流行について「株式投資における靴磨きの少年」の位置にあるおっさんの悲哀を感じた。
昨日美術館に入った途端寝落ちした子どもをずっと抱っこしていた後遺症で腰が痛い。もういい加減重いからキツいのだが、いつも「まあでもこれが一生で最後の機会かもな」と思うと、ついそのまま抱っこし続けてしまう。「思えばあれが最後の抱っこだった」と覚えているもんだろうか親は。
いや、この種の時間射程の短いノスタルジアみたいなの中高生の描写としてはかえってリアルなんじゃないかな。分かりやすく世界が拡大していく時期だけに、数年前のごく近所の移動さえ、「なつかしさ」の対象なんだよね。
Quote
desean takahashi
@desean97
高校生恋愛映画にいちいちケチつけるのもアレだが、出身中学校に行って「なつかしー!」とかいってるのはひっくり返りそうになった。そういうセリフを言っていいのは私ぐらいの歳になってからやで。
本邦の野党、女子高生がおっさんおばさんを論破してスカッとみたいなイメージが大好きすぎるのではないか問題。
年を食ってわかったことの一つは、性格があうあわないなんて割とどうでもよくて、どの時期にどういう場所で出会うかがほぼすべてで、「他の場所、他の時期に出会わなかったら友達になってなかったよねうちら」がむしろ本質なので、くよくよしなくてよろしいということだね。
政治部記者を厳重注意。これが与党系の政治家に対してだったらどうだったかということは考えておいた方がいいんじゃないでしょうか。
ソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』は今見るとおすすめですよ。2002年の東京の街のインバウンド客の少なさに驚くとともに、「お前らの「映え」のためにこちとら生活してるわけじゃねえぞ」というあの映画の視線が持つ不快感の正体へのこちらの「解像度」が爆上がりしてるから。
上川発言を文字通り「子供を産む」の意味だと思って怒っている人がいるが、これがダメだとすると、たとえば、「なかなか論文が完成しませんがこれも産みの苦しみですね」的な言い回しも不可ということになりかねないと思うのだが。
著名な研究者が親の戦争加害体験を語っただけで、「昔はよかったといってるジジイ」とか「集団強姦魔の息子」とか言われて晒しあげられるのを見た。本邦では、被害者体験に比べて加害体験についての記憶の継承が乏しいことが課題とされていると思うが、確かにこれは口が重くなるわけである。
「地下鉄ホームドア、公務員のひらめきで車両改修20億円→270万円」の話、本当に良い話なんだが、私たちの日本、こういう「ちょっとの工夫でなんとかすなる」話が好きすぎるのもそれはそれで問題なんだよなと思ったりも。
語「キモい」の使用に際して、「弱者が強者へのせめてもの抵抗として投げかける罵倒」という場面を即座に想定する人と、「マジョリティが自らの生理的嫌悪感を理屈なく正しいものと認めさせようとせまる傲慢な場面」を想定する人と、果たしてどちらが多いのかということでしょうね。
アムネスティ日本支部とかのあれ、昔は「世界は進んでいる。それに引き換え日本は」という語り口だったのが、「世界は悪い。このままだと日本にもその傾向が」になってきたのは大きな変化かなと思いますね。