「自分の許し方を知らないあなたへ」〜許すとは、握りしめた過去の痛みを解放すること〜
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こんにちは。
マザーシップ・ライフマスタリースクールの
中川空(ソラ)です。
自分を責めることには、
どこか慣れているのに。
自分を許すことは、
どうすればいいのかわからない。
そんなふうに感じたことはありませんか。
ときには、
誰かを
「許さなければ」と思っても、
どうしても許せないことがあります。
そのとき必要なのは、
相手を無理に許すことではなく、
傷ついた自分を知ることです。
今日は、
自分の許し方を知らなかった私の体験を通して、
握りしめるしかなかった過去の痛みを
解放していくことについて書いていきます。
私は、自分の許し方を知らずに生きてきた
私自身も、
41歳になるまで、
自分の許し方を知りませんでした。
何か出来事が起きたとき、
私はいつも、まず状況を客観的に見ようとしていました。
「相手だけが悪いのではない」
「この状況では仕方がなかったのかもしれない」
「悪気があったわけではない」
「私のタイミングも悪かったのかもしれない」
そうやって、
相手の事情を考え、
状況を理解しようとしてきました。
それは一見、
冷静で、大人の対応のように見えます。
けれどそのたびに、
私は自分の痛みに「ふた」をしていたのです。
傷ついた私よりも、
相手を理解することを優先していた。
苦しかった私よりも、
状況を納得することを優先していた。
「私も悪かったのかもしれない」と考えることで、
本当は傷ついていた自分の声を、
聞いてこなかったのです。
自分を責めることや、
感情に「ふた」をすることには
どこか慣れていました。
けれど、
自分を許すことは、
どうすればいいのかわかりませんでした。
私たちは、幼いころから、
「人を許すことは大切だ」という価値観に、
さまざまな場面で触れてきたように思います。
道徳の時間。
家庭でのしつけ。
友だちとけんかをしたあとの、
「ごめんね」「いいよ」というやりとり。
童話や昔話の中にも、
恨みを手放すこと、
仲直りすること、
相手を責め続けないことが、
よいこととして描かれてきました。
もちろん、
憎しみに飲み込まれないことは、
大切なことです。
けれど、
自分をどう許せばいいのか。
許せないほど傷ついた自分を、
どう受けとめればいいのか。
怒りや悲しみを抱えた私を、
どう迎えに行けばいいのか。
その方法を、
私は教わってきませんでした。
あなたは、
自分の許し方を教わったことがありますか。
私は長いあいだ、
「許せない私に問題がある」のだと
思い込んでいました。
怒っている自分
悲しんでいる自分
いつまでも心が痛む自分
そんな自分ではダメだ!と、
ずっと責めていました。
そのような自分を、
どこかで未熟だと思っていたのです。
「もう終わったことだから」
「いつまでも気にしてはいけない」
「私にも悪いところがあったのだから」
そう言い聞かせながら、
本当は苦しかった私の声に「ふた」をして、
聞いてこなかったのです。
そんな私にとって、
ゼロリセット&セルフノウイング講座を受講したことは、
「自分の許し方」を初めて知った瞬間でした。
許しとは、
相手に向けるものではなく、
まず自分に向けるものなのです。
誰かを責める私を認め、
なぜそう感じるのかを知ること。
否定している私を認め、
痛みの奥にいる私を見つけること。
長いあいだ、
私自身が「ふた」をして、
握りしめていた痛み。
それは本当は、
「私にわかって欲しかった痛み」でした。
「私が、私に、わかって欲しかった」のです。
ゼロリセット&セルフノウイングの「自分を知る」ということです。
それが、
自分を許すということなのだと、
私は初めて知ったのです。
「許し」という言葉に、傷ついてきた人へ
「許す」という言葉は、
とても誤解されやすい言葉です。
相手のしたことを、
なかったことにすること。
傷つけられた事実を、
「たいしたことではなかった」と思い込むこと。
暴力を受け入れること。
理不尽を我慢し続けること。
傷つけた相手を、
無理に理解しようとすること。
それらは本当に、
「許し」なのでしょうか。
もしかするとそれは、
許しという名前を借りて、
傷ついた自分にもう一度「ふた」をしたまま、
置き去りにしているだけなのかもしれません。
人の尊厳や人権を踏みにじる、
いかなる暴力も、
許されてよいものではありません。
だから、
あなたがそれを許せないことは、
冷たいことでも、
未熟なことでもありません。
あなたが傷ついたことを、
小さく扱わなくていいのです。
あなたが苦しかったことを、
「私が弱かったからだ」と
責めなくていいのです。
人はときに、
倫理観や道徳観、
愛や信仰心によって、
無理に許そうとしてしまうことがあります。
「人として許さなければならない」
「いつまでも怒っていてはいけない」
「愛があるなら、赦すべきだ」
「信仰があるなら、相手を裁いてはいけない」
善人思想で、
そう思えば思うほど、
本当はまだ痛んでいる心は、
行き場を失ってしまいます。
傷ついた私の声よりも、
正しくあろうとする私の声が大きくなる。
苦しかった私の痛みよりも、
「許せる人であらねばならない」という思いが強くなる。
けれど、
まだ心が痛んでいるのに、
自分に許しを強いると、
その苦しみはさらに深くなります。
それは、傷ついた自分にもう一度、
「感じてはいけない」
「怒ってはいけない」
「悲しんではいけない」
と言っているのと同じだからです。
本当の愛は、
傷ついた私を見捨てて、
誰かを許そうとすることではありません。
まず、
私が私を見捨てないこと。
傷ついた私の声を、
私自身が聞いてあげること。
そこから、
本当の意味での許しは始まるのだと思います。
ゼロリセットでいう許しとは、自分を許すこと
誤解を恐れずに言えば、
ゼロリセットでは、
相手を許すことを重視していません。
大切なのは、
「自分を知る」ことです。
「許せない」と思っている私を知ることです。
なぜ、許せないのか。
何に傷ついたのか。
何を大切にされたかったのか。
何を踏みにじられたように感じたのか。
本当はどうして欲しかったのか。
本当はどうして欲しくなかったのか。
本当はどうしたかったのか。
本当はどうしたくなかったのか。
その痛みを、
責めるのではなく、
ありのままに知っていくこと。
ゼロリセットでは、
気づいたら、知ることを大切にしています。
気づきで終わるのではなく、
その奥にある「本当の私」を知っていくこと。
なぜ、そう感じるのかを知ること。
そこに、
自分を許す入口があります。
許せない私には、
そう感じるだけの理由があります。
怒りの奥には、
守りたかったものがあるのかもしれません。
悲しみの奥には、
わかってほしかった私がいるのかもしれません。
苦しみの奥には、
大切にされたかった願いが眠っているのかもしれません。
本当は、
「あなたは悪くなかった」と、
一番言ってほしかった相手は、
あなた自身だったのではないでしょうか。
その私を、
もう責めなくていいのです。
あなたが握りしめてきた過去の痛みは、
手放せなかった弱さではありません。
それほど苦しかったということ。
それほど傷ついたということ。
それほど、
わかってほしかった私がいたということ。
守ってほしかった私がいたということ。
大切にされたかった私がいたということ。
許すとは、
相手のしたことすべてを
容認することではありません。
相手の責任を、
消すことでもありません。
されたことを、
なかったことにすることでもありません。
許すとは、
当時の傷ついた自分を、
もう一度、私自身が迎えに行くこと。
そして、
その痛みを知り、
解放していくことです。
それが、
ゼロリセットでいう
「自分を許す」ということです。
だから、
まずは自分を許すのです。
許せないと思っている私を、
まず許しましょう。
その痛みを知ることで
あなたは、
自分を解放していくことができます。
今日もごきげんよう。
全てに感謝です。
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