備忘録としてのネットラップ史 外伝 (2.5)ウェッサイウェッサイ
起きて寝るまでのベッドの中
いとをかし太郎 (以下 をかし):
ネットを通じたCREWの形成、ネットと現場の邂逅あたりの話もまとめておきたいな。
すきヤバし次郎 (以下 ヤバし):
いいコーナーだな。積極的に黒歴史ディガーをやるぞ。
をかし:
ひどい話だ。
ヤバし:
皆に求められてる気がする。文春style。
集い時は満ちた
をかし:
この機会なので、まずはサイト所属クルーという文化があったことに触れておきたい。
ヤバし:
当事者からの「やめてー」が聞こえるな。
をかし:
前回(2)で触れた各サイトから挙げてこう。
①Underground Theaterz
サイトが発足してすぐの頃にはSHRINE CREW (motsu, 抹, KAW, あきら, 164, PEI, urotaなど) という公式クルーがあった。メンバーが多く、そのうちの活動的なメンバー数人でよく曲を投稿していた。
②Alkaloid
サイト内にて_zの声かけで未熟塾 (_z, DAM-T, milky, orgasm (BlackShade), DJ ken da 21) というクルーが発足。_z以外のMC陣はトラック製作も行う。
The Word Of Guerilla (2G: 風玉, MANABU, H-LOW, 襲 a.k.a. BOMB、MANABUは後に脱退しIGAKICHIとhackが加入) もAlkaloid所属と言える気がするが、ちょっと違うか?
③火星
現場出身者が主で、サイトに定住していたメンバーをMars crewと呼び、mp3 (mopman, nam, A-CID), sloth, $age, c-slang, heavy, 閻鬼, DJ samuraiなどが活動。マーズアタックという主催イベントを複数開催。
④みんなでラップを作ろうスレ
せかちゃんくるー (boon, 実車中など) は少し毛色が違って、サイト所属クルーというよりもサイトで活動している人々を広く指すような感じだった。来るもの拒まずというか。
ヤバし:
サイト所属の話とは外れるけど、クルーは組んでも曲上げずに自然解散とか、最初の1曲だけ、なんてのはザラだからな。そんな意味では、上記のクルーはちゃんと活動してたってことかも。
巻き起こすFesta
ヤバし:
あとは、昔は違うコミュニティにいた人達が、今は組んで活動してるのアツい。FAKE TYPE.[1]とか、MONO_Holy Beggarと奥脇鉄球[2]とか。
をかし:
そういやMars crewのDJ samuraiは一時期AOのバックDJやってたような気がする。
ヤバし:
その辺の話、後のクロスオーバーもどこかでまとめような。
をかし:
ついでに公式ライバル的なものついても残しておくか。
ヤバし:
なんと残酷な。
をかし:
2chのせかちゃんクルーと同様、THE BBSという掲示板サイトにはTHE BBS Crew (2B's: 枯渇, Forest, クマー, 【躾】ますたーなど) が居たな。ライバルというか、せかちゃんくるーと同様にゆるい繋がりのコミュニティで、やっぱりマイクリレーやコラボが頻繁に行われていた。
ヤバし:
この辺の掲示板でよく活動してた人達が、後にニコニコに進出していく人達ってイメージね。
をかし:
あとは、SHRINE CREWと初期にbeefしていたTUR NO VER'SはBlue Staというサイト所属。このサイトはUnderground Theaterz同様にアップローダ付きだったり、所属メンバーの記載があったりした。1079 (to, Nack[3]) とかが居たね。
ヤバし:
なんか今回お前の方がアグレッシブだな。
いよいよ壁はなくなるぞ
をかし:
リアルやサイト外でのオンラインで組んでいて、作品をネットに投稿していたケースもあったり。その代表といえば、前の回で既に紹介したRADIO ACTIVITY (番犬, YAMANE, MAD NOISE, KIZ, MOMI) でしょう。文句なく。
ヤバし:
後のtop shelf[4] (YAMANE, KIZ, TYPER) とかは、結局大阪の現場活動できるメンバーになっていったのかな。あとはRANSEL[5] (motsu, toshiki, DJヤギ) とか、こっちは名古屋。
をかし:
他にも三軒茶屋のROMPIN CREW (風玉, kid, kou) とか、熊本のRABBIT REPRESENT CREW[6] (WRC: DAM-T, 南部十四式, MILO) とか、リアルで集まって活動・制作して、曲をネットに上げるようなケースも多かったね。
ヤバし:
この辺は確かにネットラップと呼んでいい範囲かもね。
をかし:
前述のMars crewとか、現場が主体だけどネットでも活動する、みたいなパターンもあるよね。
ヤバし:
この辺からもう現場との境界は曖昧になってくる。現場が遠くネットしか見られない我々からすると、現場の活動量が分からないので、どっちが本腰がわからなかったしね。
をかし:
代表的なのだけ挙げておくと、ギャラクシーやEccyの周辺[7]とか、Low High Who?[8]とかがかなりネットラップと近接してるよね。長くなりすぎたから一旦ここらで区切るか。
ヤバし:
キリがないけど固有名詞を挙げておくことには意味がありそう。まとめて残しておこう。
をかし:
まだまだ続く。
注釈
[1] AO (トップハムハット狂) は、当初は地元のB-坊などと組み投稿していたが、その後雨天決行などと交流を広げていく。大吾 (現 DYES IWASAKI) は地元のメンバーとCROWZというクルーでも活動していた。
[2] MCもの (現 MONO_Holy Beggar) はDj scanと組みJSBなどに参加、LPをリリース。奥脇鉄球は悪魔銀行など若林 (野菜レイパー) 周辺でTMとしての活動していた。
[3] NACKは後にSHRINE CREWのKAWと不時知を結成、後にtoも加入し3MC体制に。
[4] 結成時のグループ名はBEATROOPER。
[5] 結成時のグループ名はupset。後に抹 (現 FRA), pure (現 まゆむし) が加入し4MCとしての活動が始まるが、並行して名古屋拠点の2MCでの活動は継続、motsuとtoshiki (現 UNIVERSAL TOSHIKI) は音の紙に参加。
[6] 結成時のグループ名は白兎神。後にメンバーの入れ替わりを経てBASEMENT-1 (DAM-T, DISTEE, JING, 夕暮れ (韻読郷), HACK) に。
[7] Eccy, 否周辺。現場が遠い我々はネットに落ちている音源を漁る日々。Slye Recordsから音源が出ているThe Reservoir Voxx, GLASEMILLA, 他にもscrapbookstore, Sock Shark Mortar (即尺モルタル), Double Flash Ability, I.G.Production等。
[8] Paranel (旧 Nelhate) のレーベル。Ee-Mu, Yamane, 不可思議/wonderboy, DAOKO, Jinmenusagi, GOMESS等が過去に所属。



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