「10万円のiPhone」を“残クレ4万円”で購入! でも「バッテリー膨張で2万円請求」「結局返す必要がある」などデメリットも多数…実際それほど“お得じゃない”? 注意点を確認
新年度にあわせてスマートフォンを買い替えたいと考える人は多いかもしれません。できるだけ安くiPhoneを手に入れたいと調べていると、「2年後に返却すれば負担が軽くなる契約」を目にすることがあります。俗に言う「スマホ残クレ」という制度です。 ただし、仕組みを知らないまま契約すると、想定外の費用が発生する可能性があります。本記事では、スマートフォンの残価設定型契約の基本と注意点を分かりやすく整理します。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
スマホの「残クレ」とは
「スマホ残クレ」とは、スマートフォンの「残価設定型契約」のことで、実際にはさまざまなサービス名が付けられています。簡単にいえば、端末価格の一部を「残価」として据え置き、残りを分割で支払う購入方法です。 「残クレ」というと、自動車の「残クレローン」を想起する人もいると思いますが、これとは全く異なります。自動車の残価設定型クレジットとの違いは次の点です。 【スマホの残クレ】 ・期間は23ヶ月 ・23ヶ月間は自分のものとして使える ・2年後の返却が前提 ・返却しないなら残価を払う 【車の残クレ】 ・期間は3~5年 ・ローン支払期間は自分のものではない ・買取、返却、乗り換えを選べる ・残価をあらかじめ設定する(保証される) なぜ「残価設定型契約」で安くiPhoneを買えるのかというと、新規契約時の過度な値引きが総務省によって規制されたからです。その結果として、返却を条件に負担を抑える販売方法が広がりました。
スマホの「残クレ」のメリット、デメリット
残クレ、つまり「残価設定型契約」のメリット、デメリット、注意点をまとめます。 【メリット】 (1)月々の支払いが安く見える 残価(将来の下取り価格)を差し引いた金額だけを分割で支払うため、通常の分割購入よりも月額負担が軽くなります。高額なiPhoneでも手が届きやすくなります。 (2)最新機種に乗り換えやすい 2年後に返却すれば残りの支払いが不要になるため、定期的に新しい機種へ乗り換えやすい仕組みです。常に最新モデルを使いたい人には相性が良いです。 (3)初期費用を抑えられる 一括購入と比べて初期費用がほとんどかからないため、まとまった資金がなくても高性能なスマホを使えます。 【デメリット】 (1)最終的に自分のものにならない前提 返却すれば支払いは軽くなりますが、端末は手元に残りません。買い切りとは異なり、資産にはならない点に注意が必要です。 (2)長く使う人ほど割高になりやすい 同じ端末を3年以上使う場合、最初から購入したほうが総支払額は安くなるケースが多いです。返却を忘れると高い金額を支払うことになります。 (3)割引込みで「安く見える」構造 乗り換え割引(MNP)やキャンペーンと組み合わせることで、「実質◯万円」と表示されることがありますが、純粋な値引きではなく、返却や条件付きの割引が含まれています。
【関連記事】
- ◆13万円で「iPhone17」を一括購入!→友人は「2年返却なら5万円なのに」と言いますが、手数料などで“割高”になりませんか?「残価が免除される」仕組みとは
- ◆買って4年近く経つ「iPhone 13」、さすがに「バッテリーの持ち」が悪くなってきました。「バッテリー交換」と「機種変更」どちらがお得でしょうか?
- ◆少しでも節約したくてスマホは安い「Android」を使っています。友人に「iPhoneは古くなっても高く売れるから結局お得だよ」と言われましたが、本当でしょうか?
- ◆先日発売された「iPhone 17e」。本体10万円前後と聞きましたが、スマホの買い替えは何年ごとが一番お得なのでしょうか? 修理か買い替えで悩んでいます。
- ◆夫は2年ごとに新しいスマホに買い替えています。私はもったいないので「6年」使い続けていますが、問題ないでしょうか?