童話の『赤ずきん』を基に夢小説で書いてみました。
初投稿なので至らない点がございますが、暖かく見守っていただけたら嬉しいです!
※えっっな描写が出てくると思います。苦手な方はUターンを推奨致します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『狼さんと赤ずきんちゃん』
Episode.1 出会い
これは少し昔のお話
森の中の小さなお家に、おばあさんが住んでいました
おばあさんは可愛い孫のために、赤いずきんを拵(こしら)えます。
チクチク、、チク、、
「ねぇ、お母さん?」
「どうしたの?シャルル」
「赤いずきんって、私と一緒よね」
「うふふ、そうね」
シャルルと呼ばれる少女は、本を読みながら、お気に入りのずきんを撫でる
「そのずきん、おばあちゃんが作ってくれたのよね。随分気に入っていて、おばあちゃんも喜んでたわね。」
「うん。おばあちゃんも、このずきんもだぁーいすき!」
「そうだ、シャルル」
「なぁに?」
「おばあちゃんが風邪を引いて寝込んじゃってるみたいなの。シャルル、おつかい頼めるかしら?」
「わかったわ。任せて」
元気に返事をしたシャルルだが、母は顔を暗くし、ふと思い出したように言う。
「うーん、でも心配だわ。おばあちゃんの家は森の中だし。狼も出るっていう噂もあるし…」
「私も今年で17よ。1人でも平気だわ!それに、狼は夜行性でしょう?暗くならないうちに戻るわ」
「......そうね。じゃあお願いね。」
ふんふんふふーん♪
森の中に静かに少女の鼻歌が響く
「おばあちゃん大丈夫かしら。おばあちゃんのパイもワインも持ったし、これで元気になるわよね!」
少し歩くと、綺麗なお花畑を見つけた。
「あ、そうだわ!この綺麗なお花も、おばあちゃんにプレゼントしましょ!」
「.........」
夢中で花を摘むシャルルに、謎の影が近づく
「......おい」
「きゃあ!?」
「こんな所で何をしている」
「あ、お、おばあちゃんのお見舞いに行くの…!」
「ふーん…その花は?」
「プレゼントしたら、おばあちゃん喜ぶと思って」
フードを深く被った男は木の影から姿を現した
「あなたは誰?」
「人に訊ねる時は自分から言うのが筋ってもんだろ」
「私は赤ずきん」
「は?」
「みんなそう呼ぶわ。それに知らない人に名前を教えちゃダメって」
「あっそ」
「まぁ何でもいい。用が済んだならさっさと帰りな」
「え?」
「狼が出るぞ」
やけにその声だけ低く感じ、シャルルの身体が跳ねる。
「っ!まだ大丈夫よ!狼は夜行性よ。」
「…腹が減った狼は、昼でも狩りをするんだ」
「え、」
ドサッ
「こんな風にな」
「あ、え?」
シャルルは突然視点が傾いたことに驚き、青年が自分に馬乗りになっていることに気づく
「や、あの!」
「何?」
青年の顔はフードで隠れているものの、髪の隙間から目だけが覗いた
その目は切れ長で、金色で、まさに狼そのものだった
Episode.1 END
はわわ…! 続き楽しみ!!