カスピ海は、イランが、ロシアとの国際南北輸送回廊(INSTC)と、中国との一帯一路の双方のルートとしている重要地域。22年以降の対ロシア制裁後、それ以前からの制裁対象イランがSCOとBRICSに入り、カスピ海の意味がさらに増した。関係国がアゼルバイジャンに気を遣うのもその点が大きい。第一次トランプ政権は、「最大限の圧力」第三国金融制裁で、INSTCのペルシャ湾側の出口Banbar Abbasへのインドの投資を止めた。3月にイスラエルがカスピ湾沿岸のイランのBandar-e Anzaliを空爆している。米側が執拗に嫌がらせをしているわけだが、日本の出る幕があるとは思えない。