セガ、売上1000億円目指す大型ゲーム企画を開発中止 無料プレイタイトルは優先度「劣後」へ
セガサミーホールディングスが12日に発表した2026年3月期決算資料において、開発中としていた大型プロジェクト「Super Game」の開発中止が明らかになった。
Super Gameとはセガが2021年に発表していた大型新作ゲーム開発構想。グローバル市場を対象としたオンラインコミュニティ型のライブサービスゲーム(GaaS)として、売上1000億円規模を目指すものであった。
「グローバル」「オンライン」「メディア化」「IP活用」を軸に掲げ、当初は2026年発売を予定しており、マイクロソフト社との戦略的提携(Azure活用など)の検討を盛り込むなどして注目を集めていたが、具体的な内容は長らく公表されていなかった。
資料によると、中止の決定はGaaS戦略全体の見直しの一環として位置づけられている。2025年度までの振り返りとして同社は「F2P新作が苦戦(『ソニックランブル パーティ』の不振など)」「Rovioとの協業による経済価値創出には至らず」「一部タイトルの投入遅れ」などを挙げつつ、今回の開発中止決定に際し「追加コストの発生はなし」とも明言した。
これに伴い、GaaS戦略見直しでは「F2Pの優先順位を劣後」することを明らかに。
また、F2P開発に携わっていたスタッフ100名超が、主力IPを活用した買い切り型フルゲーム開発チームへ異動済みとも明らかにした。Rovio Entertainmentなどによる運営型タイトルの取り組みは継続するものの、まずは事業再建に注力する方針である。
※補足:GaaS = Games as a Service(サービスとしてのゲーム)
ゲーム業界におけるビジネスモデルの一つ。従来のゲームは「1本買って終わり(売り切り型)」が主流だが、GaaSはF2Pを交えつつ「ゲームの発売後も継続的にアップデートやイベント、追加コンテンツを提供し、ユーザーに長く遊んでもらいながら収益を上げる」モデルを指す。