田中理恵「何かを伝える演技をしたい」=体操・NHK杯

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体操NHK杯公式練習で、リラックスした表情で調整する田中理恵(左)と鶴見虹子 【写真は共同】

 ロンドン五輪の最終選考会となる体操のNHK杯(5月4日、5日に代々木第一体育館)の公式練習が2日、同体育館で行われた。すでに代表を決めている内村航平(KONAMI)、ポイント争いでトップに立っている田中和仁(徳州会体操クラブ)、田中理恵(日体大大学院)らが会見に応じて意気込みを語った。

 今大会は4月に開催された全日本選手権の上位24名が出場し、全日本選手権2日間の成績と合わせ、合計4日間の成績が代表選考に反映される。選考方法は男女で異なっており、女子は個人総合の上位5名が自動的に代表に決まる。男子は個人総合で11位以内に入ることを条件に、鉄棒とゆかで好成績を挙げた選手が優先的に選ばれるほか、個人総合トップの選手、各種目の1位と2位に与えられる種目別ポイントでトップの選手が代表となる(全日本選手権の合計得点は2分の1で加算。順位はいずれも内村を除く)。

 以下は、会見での各選手のコメント。

田中理恵「何かを伝える演技をしたい」

(大会に向けて)全日本が終わってNHK杯まで時間がなく、いつも通りいいコンディションで練習に励みました。体調も良く、いい練習ができているので、このまま練習通り試合ができたらいいなと思います。

(会場練習の感触は)全日本が終わってからは、技を増やすこともなく、減点をできるだけされないように、段違いだったら蹴上がり倒立の姿勢や、ひねり位置など細かい練習をたくさんしてきました。ポディウム(公式練習)に入って、やっぱりポディウムなのですごく跳ねたので、その感触を感じながら練習しようと思っていました。今は慣れたので、大丈夫だと思います。

(五輪出場への思いは)本当に誰もが目指す最高の場所だと思うので、こういうチャンスを与えてもらえたことに感謝をしながら、自分が切符を取れることを祈りながらやりたいと思います。

 自信は大丈夫です。自分のやってきたことを試合でどう出すかというのが一番の問題なので、ハートを強く持ちたいです。

(田中家3人で五輪を目指すことについて)3人狙える位置にいるので、お互いにいい試合をすることと、こうして3人で狙えるチャンスはないので、強い気持ちを持ってやりたいです。3人とも(五輪に)行けたら自分自身も幸せですし、両親にも最高の恩返しになると思います。

(6位以下とは点差があるが)点数のことはあまり考えずに、『何点あいてるから大丈夫』とか、そういう気持ちはいっさい持ってません。最後の最後まで行けるか行けないか分からない、という緊張感を持ったところで演技をしたいので、点数のことは気にしていないです。

(減点されないような演技とは)跳馬は、着地をしっかりやっていきたいです。平行棒は倒立の姿勢が少し苦手なので、しっかり練習してきたことが出せるように意識したいと思います。平均台は、安定した演技と、最後の交差2分の1のジャンプを自信を持ってできるようにしたいです。ゆかは、着地をしっかりまとめて、技が入っていないので表現力とダイナミックな演技で勝負したいです。

(お客さんにどんな演技を見てほしい?)『もう一度理恵の演技を見たい』とか『私も体操頑張ろう』とか、プラスになる気持ちを少しでも持ってもらえるような、ファンの方に何かを伝える演技をしたいです。

鶴見虹子「追い込むことができた」

(NHK杯に向けて)全日本のときは調子が良くなかったのですが、この1カ月間はだいぶ練習も追い込むことができて、NHK杯は落ち着いていつも通りの演技をしたいと思います。

(全日本のときはけがで難度を下げたといっていたが、今回は)ゆかだけ、1本目のサルトを入れて、国内内規の3分(五輪選考会が対象の、協会が難度に応じて定めた加点。ゆかはF難度以上の技で0.3点の加点となる)が取れたらいいなと思っています。後は全体的にEスコアを上げて、肝心の平行棒をしっかり通すことが重要かなと思います。

(7位から代表を狙う形だが)普通にやれば(5位以内に)入れると思っていたので、本当に練習通りやることが今回重要だと思うので、集中して試合したいと思います。

(北京五輪を経験しているが、五輪への思いは)北京の時はすごく練習を頑張って、結果も良くて、感動するような試合だったので、もう1回その場に立って自分も演技がしたいです。

(大学生になって今までと練習環境や生活環境が変わったが)仲間がたくさんいて、今までと違って楽しいなと思います。大変なのは掃除と、寮から学校までの坂道がすごくて、そこを毎日、マッハでチャリを漕いでいくのが一番大変です(笑)

(手の痛みは)完全ではないですが、全日本のときよりも痛みはないです。練習自体もたくさんできたので、そこは大丈夫です。

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