広島県立高校、18校を7校に統合へ 33年度まで、再編計画決定
広島県教育委員会は15日、県立高校を再編する実施計画を決定した。2月の計画素案で示した18校を7校に統合する枠組みは変更しない。2033年度までに実施する計画で、賀茂と統合する河内に新校の定時制のキャンパス校を置くことなどが新たに示された。
統合の目標年度は、忠海と竹原は29年度、三原東と三原は30~31年度、ほかは32~33年度。
河内と賀茂の統合では、現在の賀茂の校舎は全日制と夜間定時制を置く本校とし、河内の校舎は昼間に学べる定時制キャンパス校(仮称・フレックスキャンパス)として残す。定時制の生徒は学びたい時間に応じて本校とキャンパス校を行き来できる。
再編対象としたのは中山間地域以外の都市部などで、33年度時点で1学年4学級未満になると見込まれる高校。この日の県教委の定例会で、出席した教育委員4人全員の賛成で実施計画が決まった。
ただ、市民団体や卒業生からは高校存続を求める声が上がっている。定例会では、委員から「対象校の関係者や地元住民が統合校づくりに参画する仕組みづくりが必要」などの意見が出た。再編終了まで最長7年かかることから「(今後の)社会情勢に合わせて継続的に議論すべきだ」との指摘もあった。
篠田智志教育長は定例会後の記者会見で「具体的な整備内容はその都度、地元に説明の機会を設け、連携していきたい」と述べた。地域住民に十分な説明ができたかと問われると、「学校を通じて説明をするなど、できるところについてはさせていただいた」と話した。
県教委は今後、統合後の校名や、新設する学科の教育内容を決める。統合して使われなくなる校舎や校地の利活用についても検討する。
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広島県立高校の再編計画(数字は昨年度の生徒数で、再編対象の定時制なども含む)
・忠海(147)と竹原(140)→竹原に統合校
・三原東(137)と三原(621)→三原に統合校
・呉工業(231)と呉商業(402)→呉商業に統合校
・安芸南(583)と海田(828)→海田に統合校
・河内(162)と賀茂(794)→賀茂に統合校、河内はキャンパス校
・安西(149)と高陽東(714)、高陽(712)→高陽に統合校
・沼南(87)と福山誠之館の定時制(25)、福山葦陽の定時制(62)、東(611)、松永(329)→松永に統合校
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