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"EQ-LAB"
本日(3月14(土))20時、募集開始です!!
すべての演技の基礎であり。
あらゆる演出に応えられる俳優になる。
それを目指して開発・研究されてきた、スタニスラフスキー・システム。
この「演技の法則」を、丁寧に、分かりやすく、そして楽しくお伝えします🌈
決して、机上の空論ではなく。
数多くの現場経験をしてきた僕だからこその、実践的で、皆さんのニーズに寄り添った内容をご提供できると思っています!!
本当にやりたかった、「役を生きる」演技の方法も。
これまで演技レッスンや現場で抱いてきた疑問・悩みの解決策も。
きっと、ココに見つけていただけることと期待しています。
この春、新しいチャレンジの時。
みなさまのご参加を、お待ちしています🌸
詳細・お申込みは、こちら👇
3月14(土) 20時に、お申込みフォームが開きますので、そちらからご応募ください。
特に【木曜夜】と【土曜昼】のベーシック・クラスは早めに定員になる可能性があります。
受講希望の方は、ぜひお早めにお申込みくださいね!!
ベーシック・クラスの実施内容については、こちらの記事でも触れています。
ぜひ、受講の参考にしてみてくださいね!!👇
……さて。
今期(1月〜3月期)のクラスも、残りわずかとなってきました。
今週のベーシック・クラスでは、スタニスラフスキー・システムの重要な概念である「注意の環(Circle of Attention)」についてお伝えしました。
今回の記事では、この内容についてお話ししてみようと思います。
今後、受講を検討されていらっしゃる方も、ぜひ、「へぇ~、レッスンではこんなことも勉強するんだ」という感じで、参考にしてみてくださいね!!
「注意の環」って、何?
舞台上では、俳優(役)は何らかの「対象」に、常に注意を向けています。
向かい合って話している相手。
手元の小道具。
客席の向こうに見える、想像の景色。
遠くに聞こえる汽車の音。
隣の部屋の物音。
遠い過去の記憶。
そこに注意を向け、見たり、聞いたり、触れたりといった五感を働かせることによって、情報を受け取ります(知覚)。
そこから生まれた感覚が、俳優の中にイメージや情感を湧き上がらせ(感覚→感情)。
そして、新たな行動を生み出すことができるわけです。
つまり。
演技の「はじまり」は、常に対象への注意の集中にあるのです。
その「注意」について、スタニスラフスキーは「注意の環」という概念を用いて説明しました。
注意を「広さ、大きさ」で分類分けし、分かりやすく捉えられるようにしたんですね。
具体的には、小・中・大・特大(ここまでが外的注意)、そして内的注意という5つに分類しました。
外の世界への、物質的な「外的注意」
まず、外的注意から見ていきましょう。
「外の世界への注意」であり、「物質的な注意」です。
ひとつ目は、注意の環の「小」。
これは、自分の「身の回り」への集中です。
たとえば、腕時計で時間を確認している時。
コーヒーに砂糖とミルクを入れて、かき混ぜている時。
バッグの中の探し物をする時。
針に糸を通している時。
書類の枚数を数えている時。
洋服の毛玉を取っている時。
これらはすべて、「手元」のもの(対象)に注意が向かっていますね。
これが、注意の環の「小」に集中している状態です。
これ。
すごく集中していると同時に、「周りが見えていない」状態であるとも言えます。
スタニスラフスキーは、こんなエピソードを紹介しています。
演出家が「靴のヒールをなくしたのは誰かね?」と聞くと、学生たちが互いの履物を調べ合い、すっかり夢中になっています。
すると、演出家はそれを遮って、こう尋ねます。
「いま、このホールの中で何があったかね?」
……学生たちは、何も答えません。
「諸君は、いま、私の秘書が書類を持ってきたことに気づかなかったというのかい?」
学生の誰もが、秘書が来たことに気づいていませんでした……。
このエピソードは、注意の「小」の特性をよく表していますね。
次に、注意の環の「中」。
自分とその近くの環境です。
一番分かりやすいのは、対話している「相手」ですね。
カフェにいて、手元のコーヒーが「小」なら。
下の画像のように、相手と会話をすると、注意の環がフワッと広がっていることがわかりますね。
「中」の範囲に注意が向いている状態です。
注意の円、「大」。
こちらは、ステージ全体や、部屋全体、それから景色も入ってきます。
舞台上が、街にあるカフェのお店の中のセットだったら。
そのお店の中全体が「大」ということになります。
また、その窓から見える景色も「大」に当たります。
一番大きな空間ですね。
また、注意の環が広くなってくると。
どうしても注意が散漫になり、「小」の時のような集中力が保てなくなってきたりします。
その場合は、いつでも「小」を使って、集中力を取り戻せるようにしましょう。
ここまでの「小、中、大」を、実例でご説明してみましょう。
コーヒーに入れた砂糖とミルクをかき混ぜながら(小)、一緒にカフェに来た友達と話している(中)。
ふと気がついたら、お昼どきになって、店の中が混雑してきました(大)。
「もうお昼か…。そろそろ帰るね」
友達にそう言って(中)外を見たら(大)、さっきまで降っていた雨が止み、遠くに綺麗な虹がかかっています。
「ねぇ、虹が出てるよ!」と、友達に知らせます(中)。
……といった具合に、注意は次々と切り替わっていきます。
さらに。
注意の環には「特大」なんてのもあります。
これは、舞台上だけでなく、客席までも意識したエリア。
観客を気にするということであり、これ見よがしの演技に陥る可能性が出てきます。
ここまでが、俳優の「外」への意識=外的注意です。
五感を使って自分の内部へと向かう「内的注意」
注意の環には、もう一つ、「内的注意」があります。
五感、記憶、想像といった、自分の「内」への注意です。
想像の世界を生きる俳優にとっては、外的注意よりも重要なものになります。
過去の記憶を思い出して、胸が締め付けられたり。
10年後の未来を想像して、ワクワクしたり。
頭の中に浮かんでくる怖いイメージに、心臓のドキドキを感じたり。
……今週のベーシック・クラスでは、こうした「内的注意」についての基礎的なワークも実施しました。
クラス全員で輪になって座り、お互いを観察します。
誰がどこに座っているのか?
どんな服を着ているのか?
ここまでが「外的注意」ですね。
そして全員、目をつぶります。
そこから僕が、皆さんに質問をして、指を差してもらいます。
「Aさんはどこに座っていますか?」
「赤いセーターを着ている人はどこにいますか?」
「メガネをかけている人は?」
すると皆さんが、一生懸命、さっき観察した景色を思い出そうとします。
頭の中には、記憶の断片が行ったり来たり。
この時、皆さんの注意の環は「内的注意」に向かっていますね。
……外に注意を向けるって、どんなことだろう?
……内側への注意の集中って?
こうやって、普段は無意識でやっていることを、意識的に捉えることで。
演技でやるべきことを、具体的にしっかりと把握していくことが大切なんですね。
こうしたトレーニングは、日常生活の中でも意識して取り入れることができます。
ぜひ、やってみてくださいね。
▲いま、自分の注意はどこに向かっているのかな……?
それを意識するだけで、日常生活の中でも、楽しく演技の基礎トレーニングをすることができます。
やってみよう! 日々のトレーニングと実践
今期のベーシック・クラス、前半は「無対象行動」をたくさんやっていただきました。
無対象行動については、こちらのYouTube動画で解説しています👇
実際のモノを使わず、無対象という「想像の世界」で、コーヒーを飲んだり、水道で手を洗ったり、バナナの皮をむいたり。
イメージの中で、五感を使って感覚を手に入れていくトレーニングです。
この練習。
当初は、おそらくほとんどの方が「手元のもの」、つまり注意の環の「小」を使っていたと思います。
コーヒー。
蛇口、水、石鹸、タオル。
バナナ。
さて。
あらためて、「注意の環」による分類分けを行い、バリエーションを増やしていくと、この無対象行動のトレーニングがさらに面白くなります。
▶︎コーヒーを飲みながら(小)、ふと、窓の外に目をやると、雨が降っている(大)。
▶︎手を洗ったら、そこにタオルがない(小)。
どこかにタオルがないか、部屋の中を見回す(中〜大)。
「たしか、昨日タオル洗濯したはずなんだけど……どこに置いたかな…」と、記憶を辿る(内的注意)。
▶︎バナナの皮をむいて食べようとしたら(小)、外からドンドンとおかしな物音がする(大)。
隣の部屋の人が壁でも叩いてるのかな…(内的注意)。
そう思って、あらためてバナナを食べようとしたら(小)、またドンドンとおかしな音がする(大)……。
こんなふうに、無対象行動でもバリエーションを増やして遊んでみると、気がつけば一つのストーリーになり、演劇作品になっている。
とっても面白いですね!!
無対象行動に取り入れた練習は、自宅で一人でも実施できます。
ぜひ、日々のトレーニング・メニューに入れてみてくださいね!!
まとめ
……いかがでしたか?
今回は、スタニスラフスキー・システムでもとても重要な「注意の環」について解説しました。
注意の環を意識することで、役の「行動」が整理されたり。
演技のカナメとも言える「目線」の使い方もグッと上達しますよ。
さてさて。
"EQ-LAB" 3ヶ月ワークショップ、4月〜6月期は本日(3/14)募集開始です!!
最初のベーシック・クラスでは、まず、五感を使った自分の観察から始まります。
自分の身体がどうなっているのか。
身体の中で、どんな変化が生まれているのか。
注意の環でいえば、「内的注意」ですね。
そこから、「外的注意」を使って。
外の世界とつながり、空間につながり、相手とつながっていく。
相手の観察。
相手との循環。
それによって、また自分の中の感覚が変化する。
このプロセスを、丁寧に辿っていきます。
これが、「役を生きる」演技の土台となるのです。
自分の中から、イメージや感覚が自由に湧き上がってくる楽しさ。
身体を使って、役を「生きる」瞬間を手にする快感。
自分自身の中に眠る、表現者としての可能性との出会い。
この春。
ぜひ、新しい学びにチャレンジしてみてくださいね!!
本日(3/14(土))20時、募集開始です!!
詳細・お申し込みは、こちら!!👇
ベーシック・クラスのカリキュラムについて、前回記事でも触れています。ぜひ参考にしてみてくださいね!!👇
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