Vol.17「『ゴー宣リバイバル』『最終フェイス「金の卵」』」
(2026.5.23)
【お知らせ】
※お待たせしましたー!
今週号は『ゴーマニズム宣言リバイバル』と『最終フェイス』、「しゃべらせてクリ」の掲載ですよー!
『ゴーマニズム宣言 リバイバル』は
第3章「亡霊歌手・藤あや子こそが歌謡界の救世主だ!!」
第4章「セックス・コミックに余計な口出しするな!」
第5章「小指の思い出」
の3本掲載!
今では絶対描けない作品ばかり!
じゃあなぜあの時は描けたのか?
34年の時を超えて振り返るインタビュー解説、今回も掲載です!!
『最終フェイス』は第9回「金の卵」
あの一条かれんが屈辱の涙に暮れようとしたその時、手を伸ばしたのは芸能プロダクションのスカウト!いったいどうなるのか!?
読者と一緒に作る大好評コーナー「しゃべらせてクリ!」は新たなお題の始まりです!
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1. ゴーマニズム宣言リバイバル・第3章&第4章&第5章
【第3章「亡霊歌手・藤あや子こそが歌謡界の救世主だ!!」解説】
みな) 私、もともと『ゴー宣』で芸能のこと、歌謡曲とか、映画とか、ドラマとかをテーマにしている回は結構好きだったんですけど、これ、すごいじゃないですか。はっきり名前も出して、秋元康のことをめちゃくちゃ描いていたり。
けど、歌謡曲を好きだっていうのは、今やってるよしりんバンドの「歌謡曲を通して日本を語る」にも通じる話だなって思いながら、今回も爆笑しながら読みました。
トッキー) 『田舎のバス』を最初に聞いたというエピソードはここに描いてますね。
小林) 『田舎のバス』はチェブリンに歌わせたかったんだよね。 最近、歌わせてないけど、歌わせなきゃいけないね。
まあ、もうあんまり芸能人とか歌手のことを、こんなふうに配慮なしに描かない方がいいよね。これはちょっと失敗してる。向こうがこっちのファンだったりするから。
みな) 今は特にそうなってることが多いですね。
小林) やっぱり、あんまり触れない方がいいね。しかも、客観的かどうかもわかりゃしない。全く自分勝手に、言いたい放題描いてるから、本当にこれがホンネなのかすらもわからない。面白がって描いてるだけになっちゃってる。
みな) でも歌謡曲ってものに対して、その当時のとんねるずとか、大事MANブラザーズバンドとか色々出てきてますけど、それを好きな人もいれば、確かに先生の描いてるように、なんちゅう軽い曲なんだ、深みがないって感じてた人もいるだろうし、それを論じる自由さっていうのは、別にあってもいいんじゃないかなと思いますけど。
トッキー) ある程度、読んでる人が共感してたからウケていたというのもあったのでしょうし。
みな) 私はKANの『愛は勝つ』とか、大事MANの『それが大事』が 流行ってた時、小学校高学年とかかな。でもやっぱりこれは、それ以降やそれ以前の歌謡曲と比べても、ちょっと異質だなって感じはしますしね、実際。
小林) 今になってみたら『愛は勝つ』ってすごい名曲だなぁと思っちゃうもんね。よく作ったよなぁ、上手かったなぁっていう思いもあるし、そりゃ時代によって違ってしまうね。
みな) ここですごく否定的に書いてる、秋元康氏が生み出したAKB48にドハマリする先生がこの後に出現するっていうのも、面白い話だと思いますよね。
小林) そうだよね。
トッキー) 文庫本の時点で、既に欄外に「謙虚かましてよかですか? 秋元康に言い過ぎてます。わしの好きな稲垣純一の曲(※)、秋元さんの詞でした」と書いています。
(※おそらく『ドラマティック・レイン』のこと)
小林) 本当?
みな) いろんな曲を書いているんですけど。
小林) 多作だからね。ものすごいいっぱい書くからね。手当たり次第書くという状態だったからね。
みな) 私はドンピシャの世代じゃないですけど、おニャン子クラブだって、ある一つの時代を築いたものだし、AKBだってもちろんそうだし、そういうのも才能がなければできないことですからね。
小林) おニャン子クラブの時は、くだらねえなと思ってたけどね。あの当時は、何なんだこれと。何か女子大生?をちやほやして、そっから無理矢理アイドルみたいなの出してみたいな。なんかつまんねーなーとか思ったんだけど、みんなそれをものすごく見に行ってたからね。
みな) でも基本的な構造はAKBとおニャン子ってあんま変わらないじゃないですか。
小林) 変わらないね。
みな) 本当にすごく秀でたものがあるわけじゃない、でもその原石からダイヤモンドが生まれるみたいな、個性的な子が出てきたりとかするわけじゃないですか。
小林) 国生さゆりとか可愛いかったもんね。国生さゆりとテレビで一緒になってしまって、びっくりしたけどね。こんな美人だったのかなと思って。
みな) 工藤静香とかだってそうでしょ。
小林) 工藤静香もそうだね。いろいろいたんだね。
みな) あんだけいれば出てくるみたいな(笑)。
小林) 脳天気な時代だよね~。ああいう女子大生にキャッキャとか、女子高生にキャッキャとか、なんか脳天気な、軽薄な時代だよね。
トッキー) 80年代の象徴みたいなところがありますからね。
みな) そこで、すごく対照的な演歌歌手、藤あや子っていう情念の塊みたいな歌手を出してくるっていうのは、すごく面白いですよね。
トッキー) 書いてる文句がすごい。
みな) これはやっぱり後々ね、藤あや子の事務所がヤバイと(笑)。
小林) ちょっと、あの言い草がひどい。好きなのにさ、いいと思ってるのにさ、描く時にはどこかふざけようとしてしまうから、なんかひどい言い方になっちゃって、本当にファンなのかどうかわかんない感じになってしまってるんだよね。
みな) それは、露悪的に振る舞おうってなっちゃうんですかね。
小林) なっちゃうんやろうね~結局。ただ綺麗で美しくてうまい人ですって描いても、何もおかしさがない。だからひねって面白くしようとして、こんな描き方になってしまったところで、事務所の人が、中傷するつもりなのか何なのか、わからんみたいな状態になったんでしょうね。
みな) いやー、でも自由な時代ですよね。
小林) 自由だね!
みな) これが許されてるって。今だったら、同じ扶桑社(SPA!)なのに、ある政治家の名前を出して批判しようものなら、うちから本出してるから、やめてくれみたいなこと言われちゃう。それに比べたらすごく自由な時代だなって思う。
小林) この頃の方が、自由で何でも言えて何でも描けた。今はもう、どんどん言えなくなってしまってる。
ネットの奴らがまた、勝手なこと言うからね。それと一緒くたになってしまってるんだよね。
これも前から言ってることだけど、こっち芸として描くわけよ。ギャグ漫画家の芸として描いてるんだけれど、ネットの中には芸がないからね。
みな) で、人の芸もわからないから、文脈というか行間を読み取らずに炎上させていくってことになってしまってくる。
小林) やっぱりネットのせいでね、表現がどんどん過剰になってしまった末に、どんどん自粛ムードが高まっていって、キャンセルカルチャーみたいなところに行き着いちゃうことになってしまう。
まあ、この頃は自由でよかったと言うしかない。どうにもならんね~。
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小林よしのり漫画ブック
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 『おぼっち…



3の参上!! ローズマリー珍子と、キャロライン満子がツボったwww
3ば~~ん! 今週は、号外の配信、この後コニコとYouTubeでのライブ配信にと みなぼん編集長の大活躍はうれしいのですが、ご自分のことも大切 にしてくださいね。
グリーンツー!! 今週も漫画ブック配信お疲れ様っス( ̄^ ̄)ゞ!! 今週のゴー宣リバイバルですけど、まさかのよしりんバンドと歌謡曲の原点がココにあり…!!と感じて、コレはめっちゃ納得かとΣ( ̄□ ̄;)!! 今週の『最終フェイス』ですけど、本当にかれんの最強ポジティブさには頭が下がる…と…
一条かれんの 一! 配信ありがとうございます!