- 1126/05/19 21:03:27
- 2二次元好きの匿名さん26/05/19 21:05:42
ムショ暮らしのヒロミッティ…
- 3二次元好きの匿名さん26/05/19 21:06:32
思ったけど言わなかったのに!
- 4獄中日記26/05/19 21:18:19
しかし「15の頃より変わっていない気がする」などと、どう言い繕っても言葉にしてしまった時点で、良心的な大人の化粧は剥がれ落ち、不躾な疑念が空気に触れる。大体、この後に続くことのできる言葉は何もないように思われるし、どう繋げたところで失言のボロを繕うことはできそうにない。もしも彼が内心気にしていたとしたなら尚、いけない。
思春期の少年の精神は、時として蝶の翅より脆いものだ。うっかり触れて根本から毀してしまわないよう、節度は保っておくべきだろう。
……いや、私があの子に嫌われたくないだけか。
次の面会は何ヶ月後?
dice1d12=10 (10)
- 5二次元好きの匿名さん26/05/19 21:19:55
ほぼ1年〜…虎杖忙しいな
- 6二次元好きの匿名さん26/05/19 21:34:33
遠い〜〜!
今度は写真もあるからヒロミッティも耐えられると思うけどそれにしたって遠い〜〜!! - 7二次元好きの匿名さん26/05/19 21:47:04
思春期相手だしからの自分が虎杖に嫌われたくないだけかってわざわざ書き留めてるのが今更だけど誰に見せるものでもないものを読んでる感じがしてたまらない
新スレありがとうございます - 8二次元好きの匿名さん26/05/19 21:52:36
前スレで日車と虎杖のツーショ撮ってくれたのが五条なの他の人の書き込みも含めてぐっときてしまった
虎杖や日車も言ってた通り色んなことがめちゃくちゃ大変な時だったけどそれでもあの瞬間の二人はあの瞬間にしかいなかったんだよな…
ここから虎杖の容姿だけは停滞してしまうんだけど中身は変わっていくし - 9二次元好きの匿名さん26/05/19 22:03:52
このスレ本当にじっくり堪能していきたい雰囲気と裏腹に容赦なく年月が経っていくよ
でも刑期が順調に過ぎていって自由に会える時間も近づいていってはいる - 10二次元好きの匿名さん26/05/19 22:48:31
釈放された後どうなっちゃうんだろう
- 11126/05/19 23:52:05
「…………」
「………………はい?」
「………はぁ、手紙が……私に……、……」
「…………そうですか。…………いえ、ありがとうございます………」
「………………………」
【あまりにも次の面会まで時間が空きすぎているため、手紙が届きました】 - 12手紙26/05/19 23:55:26
日車へ
久しぶり。元気に過ごしてる?オレの方はそこそこ忙しいけど、もういい加減この忙しさにも慣れてきたって感じかな。一年生のときはそれこそいろいろあって、二年生になっても結局その後始末やら何やらで走り回ってたから、最近になってやっと普通の呪術師の忙しさってやつがわかってきたよ。まだ学生なのに出張だったり泊まりだったりヨウシャないけど、乙骨センパイは二年生の頃からみんなとはなれて、アフリカとかの海外で任務ガンバってたらしいから、伏黒が尊敬してるだけあってやっぱスゲーなって思った! オレもガンバらねえと。
パスポートがいるような任務は今のところやったことないんだけど、(てか持ってすらない!)日本のあっちこっちを行かされてて、この手紙も出張先で書いてるんだよね。今回はそんな大変じゃなかったけど、でも少し気疲れしちゃったかな。
それでこの先も多分、出張がどんどん増えそうなんだ。だから、今までも年二回くらいしか日車に会いに行けてなかったんだけど、またしばらく時間が空きそうなんだよね。日車はなんだ、そんなことかって思うかもだけど、オレはケッコー寂しいから、代わりに時々手紙を書くことにした! まあ、オレが勝手に送るだけだから、日車は別に読んでくれなくてもいいよ…って言うべきかもしれないけど、やっぱ折角書くからには、流し読みでもいいから、とりあえずは目を通してくれたらうれしい。返事はいらないからさ。
出張先のこととかも、書ける範囲で書いてみるから、まあメルマガみたいに思ってよ!オレは日車のように頭良くないし、文章も得意じゃないから、取っ散らかった文面の手紙とかも送ってしまうかもだけど、日車へ手紙を書いてるときは、日車との面会とか思い出したりしながら楽しく書いてるから、日車にも楽しんでほしいなって思ってる。
しばらく会えないけれど、オレのこと、忘れんでね。オレも日車のことや、面会で話したことを思い出して任務とかガンバるからさ。送った写真、オレだと思ってくれたらうれしいな。
p.s.今は関西方面にいるんだけど(京都とか三重!)、一旦高専に戻ったら次は北海道に出張だってさ! 土産話期待しといて。
虎杖悠仁 - 13126/05/19 23:58:32
「…………」
「………………オレだと思って……か、」
「……、…………」
「…………そんなこと、言われずとも……、……」
「……………………」 - 14二次元好きの匿名さん26/05/20 00:39:57
スレ主が書く虎杖のセリフや手紙の文面が好きすぎる
こんな可愛い内容の手紙送られたら日車じゃなくても愛おしさが爆発しちまうよ… - 15二次元好きの匿名さん26/05/20 02:03:07
こんな愛おしいメルマガがあるかよ(咽び泣き)
- 16二次元好きの匿名さん26/05/20 03:22:39
このレスは削除されています
- 17二次元好きの匿名さん26/05/20 03:47:49
- 18二次元好きの匿名さん26/05/20 09:02:50
年表助かる
虎杖メルマガなんかもう冒頭の「日車へ」だけでちょっと胸がじわっと熱くなるような泣きたくなるような感じがある
好きだなこのスレ… - 19二次元好きの匿名さん26/05/20 09:20:15
最新まで追いついてしまった……。ほんわかすると同時に何故こんなにも胸が締め付けられるような感じがするんだろう
- 20二次元好きの匿名さん26/05/20 09:31:55
- 21二次元好きの匿名さん26/05/20 09:38:44
写真を俺だと思ってね!はもう恋人同士のやり取りのそれだけど、まだ付き合ってないんだよね…こんなこと言われたら勘違いしちゃうよ…ウッ虎杖…好きすぎる…(日車目線で読んでるのでおかしくなってる)
- 22二次元好きの匿名さん26/05/20 16:06:02
日車がお前を忘れられる訳ないだろ!!!
大丈夫だよ虎杖 - 23二次元好きの匿名さん26/05/20 16:34:40
- 24二次元好きの匿名さん26/05/20 23:00:07
新たな写真が同封されてたのかな
旅先での写真(自撮り)だったら、一緒に旅してる気持ちになれたらいいな
また日車の日記が楽しみだ - 25126/05/20 23:37:13
「…………」
「………………そうだ、返信を……、……」
「今回は、早めに出さねば……前回と同じ轍を踏まないよう…………、…………」
「…………、…………」
「……………………何から……いや、どう書くべきか……、……」
「…………………」
「………………………拝啓、」 - 26虎杖への返書26/05/20 23:39:51
拝啓 虎杖様へ
楚々として柔らかい東風が光る、どこか手を離されたように侘しく涼やかな春浅い陽光が満天に滲み始めた今日この頃、貴方様におかれましては、どのようにお過ごしでしょうか。お忙しいようですが、病気だけはなさらず健やかでいてくださるのなら、私としましても、それ以上にお祈り申し上げることはございません。
貴方からのお手紙、確かにお受け取りいたしました。文明社会の道徳から落第し、良識ある人々の知恵を実に効率よくシステム化した檻の中で、世間から隔絶してしまった私を今でも気にかけてくださっていること、有り難く存じます。
しかし、時間の長さは一律に平等だけれど、その価値が同等とは決して言えません。年に二回、計一時間足らずと言えど、年若い貴方の短く貴重な時代と有限の労力を、私などに割いてくださること、心苦しく思います。それでも、恥知らずを承知の上で白状してしまえば、そんな罪悪感の裏面にはかなしいよろこびが潜んでおり、貴方を思うだに平衡の一線を掠め合いながら天秤は常に揺らめいているのです。
貴方に気にかけてもらえるのは、うれしい。
私が理性ある人間でなければ、正直なだけが美徳である犬であれば、ただ、ただそれだけを生きがいにして、忠実に従うよろこびへと、いっそ平伏してしまいたいほどに。 - 27虎杖への返書26/05/20 23:42:38
貴方が私に送ってくださった写真を、貴方そのものと思うことをお許しくださった、その慈悲深い純真に甘えて正直に申し上げるならば、私は毎朝、毎晩、貴方を見つめ、心を慰めております。
私は名のつく罪に名のある罰を下されるため、貴方の傍から離れました。
自分以外の、すれ違ったことすら忘れさらばえる風景のような誰かのために、善くも悪くもなく、ただ弱いだけの大勢のために、日々邁進する貴方を思えばこそ、他にもっと相応しい道があったのではないか、微力ながら、貴方の歩む先の露払い程度ならば務めることができたのではないか、そう考えたことも一度や二度ではありません。司法の裁きを建前にして、実のところ私は楽な方へと逃げているだけではないのか。自分の中では答えなど出せぬことを知りながらも、折に触れて考えないではおられませんでした。
それでも、私は戻ることができると、他の誰でもない貴方がそう言ってくれたから。
誤解なきよう先に申し上げますれば、決して、私の選択の責任を貴方に負わせたいというわけではございません。免罪符代わりに貴方からの言葉を握りしめているわけでもない。
もしも私の人生のサイコロを、貴方があらゆる局面で振ってくださるのなら、いけないことだとは思いつつも、人間を脱皮して芯から爛れて煮崩れるような、人道に悖る幸福から抜け出す足を私は持てないことでしょう。
だからこそ、私はこの選択において、貴方が私の背を押してくださったことを強調し、重ねて御礼申し上げるのです。 - 28虎杖への返書26/05/20 23:44:51
私は貴方のお傍にはいられません。ただ、世間の外れで貴方の無事を毎朝、毎晩、貴方にいただいた写真にお祈り申し上げるほか、ありません。
どうかご無理をなさらないでください。どうぞ健やかであってください。
私は貴方に出会って人の不平等を知りました。幸せになってほしい人を問われたなら、まず貴方の顔が浮かんで、他に続く者は誰もいないのです。貴方さえ、心穏やかであるならば、もうそれで良い。私の特別な人。貴方が私をこんなふうにした。
お忙しいならば別に会いに来られなくとも、私は大丈夫なのです。お手紙も、もちろん一段深いよろこびと慰めになりますが、それでも、もしご負担に思うときが来たならば、いや、できることならその倦怠が訪れる一瞬間の手前にて、どうぞおやめになってほしい。私は貴方を煩わせてしまうことが何より心苦しく、それだけが、舗装されたなだらかな路を粛々とくだるようなこの生活における、唯一と言うべき懸念でございます。
無力な我が身ですが、貴方の明日が恙なく、親切に暖められた微睡みのうちへと、どうか末永く廻転してゆくことを、遠いこの場所からただ祈るほかすべもないものと存じます。どうぞお許しください。
けれども、
- 29126/05/20 23:45:53
「…………、…………」
「………………」
「……………………けれども……?」
日車は、
dice1d3=2 (2)
1ここまで書いて、これはラブレターであることに気づく(1回休み)
2ラブレターであることに気づかないが、何となく重い気がするのでここまでにしておこう。(このまま送る)
3ラブレターであることに微塵も気づかない。臆せず続きを書く。
- 30二次元好きの匿名さん26/05/20 23:48:50
なんだろう……すごく官能的なんだよな
谷崎? - 31126/05/20 23:50:14
「………………」
「…………………………」
「………………俺は、何を続けようとしたんだ」
「いや、いい。考えるのはよそう。何か……深追いしてしまえば、取り返しがつかなくなるような…………、…………」
「…………、…………」
「……お許し、ください……、……」
「…………、………………」
「………………すまない、虎杖」 - 32二次元好きの匿名さん26/05/20 23:53:54
何がすごいって、おそらく日車はこれを何も見ずに書いているところだよ
時候の挨拶から全部これまるっとひとりで考えてるんだぞやばないか
このスレの日車には「恭順」という言葉がよく似合う - 33二次元好きの匿名さん26/05/20 23:56:05
身も蓋もない言い方をするとこの圧倒的美文をもってしても「知性と品性を持った限界オタクの恋文」を感じさせるの、ほんまおもしれーよ日車…
お前これオタクの早口言葉みたいにひと息でずらずら書き連ねたやろ… - 34二次元好きの匿名さん26/05/21 00:02:16
送るんだ!ここまではっきり貴方だけ特別と書かれたらさすがにの虎杖も気づくよね
反応が気になる〜!! - 35二次元好きの匿名さん26/05/21 00:05:56
ノンストップで書き上げててもいいし一語一句を日車の中の膨大な語彙から選び抜いてじっくり書き進めててもいい……けどダイス結果含めて気持ちが言葉に追いついてないようなもうすぐ追いつかれそうな絶妙な塩梅でたまらねぇんだ
- 36二次元好きの匿名さん26/05/21 00:13:06
ラブレターだと気付く時はそれは己の内の気持ちが恋心だと気付く時なのかどうなのか
これ受け取った虎杖のリアクションがはちゃめちゃに気になる - 37二次元好きの匿名さん26/05/21 00:20:28
スレ主が日車本人としか思えないくらい文章が日車で最高です
味わい深い… - 38二次元好きの匿名さん26/05/21 00:23:53
こんなんラブレターやん(ラブレターやん)
- 39二次元好きの匿名さん26/05/21 07:05:40
虎杖を恋愛的な意味で特別に思っていることに気づくのはいつになることやら…せっかくなので獄中で見たい
- 40二次元好きの匿名さん26/05/21 08:56:07
続気を書ききるパターンも見たかったな
日車先生の恋文読むのすき - 41二次元好きの匿名さん26/05/21 09:48:33
愛と信仰と恋慕がぐちゃぐちゃに絡み合っててたまらん
36歳の15歳に送っていい熱量のラブレターではない…いやむしろこの年の差だからこそ普段言葉にできない想いが文字として溢れてしまうのか - 42二次元好きの匿名さん26/05/21 09:57:54
やっべぇ手紙が普通にムズすぎる……
- 43二次元好きの匿名さん26/05/21 17:50:35
これだけのラブレター書いておいてまだ恋愛感情自覚してないの可愛い
- 44二次元好きの匿名さん26/05/21 22:56:36
ひろみってぃ自覚したらどんな具合になるんかな
- 4510ヶ月後、面会……?26/05/21 22:59:31
……おー……、久しぶりだな、日車。何年ぶりだ……?
…………お前、ンっと露骨だな。そんなわかりやすい奴だったか? ……あ? 虎杖? ……しゃーねえだろ。忙しいんだよ、俺やお前と違って。アイツも一年当初とは比べモンにならねえくらい、強くなったしな。お前も、手紙やらでやり取りしてんなら知ってんだろ。もう、中々会いには来れねえって。……ああ、マ、高専からの面会って聞きゃアイツかと思うか。悪かったよ、ぬか喜びさせちまって。
…………出張? あーまぁ……そうだな。…………何か、アイツから聞いてんのか? …………ああ、いや、何でもねぇ。マ、そりゃそうか…………。
…………いや、まあ確かに俺だって当主業務とかはあるけどな。お飾りみてーなモンだが……。
でもしゃーねえだろ。アイツが……、ああ、ウン虎杖。お前のことが心配だってよ。もうおいそれと会いに行ってやれねーから、「センセー代わりに行ってあげて!」……って、……あ? 似てない? ……うっせえよ! マともかくアイツは元気でやってるよ。ああ、そう任務任務。んで出張。別にキツイもんでもねーけど、……アイツにとっちゃ、ちとしんどいかもな……。でもマ、病気とかではねーから、そこは安心しとけ。
…………はぁ、お前ってンっとに、虎杖のことが好きなのな。……ア? んだその顔。……滅多なことは言うな? 滅多もバッタもねーだろ、写真なんかねだっておいて。これで惚れた腫れたじゃなけりゃ逆にコエーわ! 意味わかんねえっちゅーの。
………………あー……、まあ俺以外も、特別鈍い奴じゃなけりゃ、大体は察してんだろ。マァ肝心の本人は、自分のこととなると……、……あ? 死刑? ……いや無理だろ。もう今更。懲役刑で絶賛服役中でしょーが、お前さん。
……いや、いくら生徒といえど、恋愛事情に首突っ込んだりしねーわ! メンドクセー。……あのなぁ、お前ね……流石にガキがそこらのオッサン捕まえてパパ活みてーな真似してんなら説教くらいはするが、肝心のお前はムショん中で物理的に手出しできねーし、娑婆に出てくる頃にゃ、虎杖は俺の生徒でもガキでもねーワケ。ならもう後は本人同士の自由だろ、どうなろうが。
……まあ、わけーのにこんなオッサン捕まえて、趣味ワリィなとは思うが……、……。 - 4610ヶ月後、面会……?26/05/21 23:03:43
は? 俺が勝手に好きになってしまっただけだから、虎杖への誹謗中傷はやめろ? いや誹謗も中傷もしてねーよ! 人聞きワリィな、事実だろ。…………仮に事実でも名誉毀損は成り立つし、オッサンにオッサンと言われるのは不服だ? ……うっせーよ!
………………ハァ、あのなぁ。……俺らの共通の関係者で、今現在お前と、年二回といえど定期的に顔合わせたり、やり取りしてんのは、現状虎杖しかいねーの。それなのに俺や他の連中が、暫く会ってないお前が虎杖に惚れ込んでることを察しちまってんだから、それくらいわかりやすく、虎杖はお前のこと、を…………、…………あ゛ーー! やめだやめだ! 何言わせる気だ! てか何話してんだ俺たちは!? オッサン同士で恋バナとか、キッッモチワリーな! 修学旅行の夜かよ! …………あ? 俺が勝手に話し始めた? ……うるっせえ! サッサと娑婆に出てきて勝手に口説いてイチャつくんなら俺の見てねーとこでやれ! 仮釈の話とかそろそろ出てくんだろ! 以上!
…………はぁ、マ虎杖から話は聞いてたが、そこそこ、……いや思ったより元気そうで、何よりだよ。……あ? 写真? …………ああ、うん、毎朝、毎晩……いや、わざわざ報告すんなよンなこと! 知ったこっちゃねーし虎杖と会うときちょっと気まずいんだよ! マジで! …………は? …………あー……、俺とのツーショ……結局送りつけたんか、アイツ。ああマァうん、テキトーに………………いや待て待て待て待て切るな切るな切るな! テキトーにとは言ったがそうじゃねえ! カワイソーでしょーよ、俺が。
…………んで。ほら、差し入れ。……いつも面会のとき、アイツは聞いてんだろ? ……は? いらん? あそ。……虎杖に? ……ああ、ハイハイ。じゃ、そう伝えとくから。……ああ、ウン。……てかそんな気になんなら手紙でも送ればいいだろうが。最初は自分から送ったんだろ、お前。……ああ、まあ。……アイツ喜んでたし。ああ、うん…………。
……んじゃ、マ……あんまミョーなこと、考えすぎんなよ。じゃあな。
「………………待て、日下部。ひとつ、教えてほしいことがある」 - 4710ヶ月後、面会……?26/05/21 23:04:43
dice1d4=4 (4)
1「…………虎杖が現在関わっている任務は、どのようなものだ?」
2「…………虎杖は、その、本当に元気なのか?」
3「…………君、何か隠していないか?」
4「…………いや、何でもない。引き止めてすまなかった」
- 48二次元好きの匿名さん26/05/21 23:05:19
聞かないのか……聞けないよなぁ……
- 49二次元好きの匿名さん26/05/21 23:14:04
ちょーーーーっと待て
これはもしかして恋心を自覚させたのが日下部だってことになるのか?
イカついおっさん姿のキューピッドを俺達はずっと待ってたことになるのか
ありがとう日下部
もしかしてこの先しばらく橋渡し役になるかもしれんのか日下部 - 5010ヶ月後、面会……?26/05/21 23:15:39
「…………」
「………………」
「………………なに」
「…………、…………」
「…………………何だよ」
「………………いや、」
「………………、………………」
「…………何でもない。引き止めてすまなかった」
「…………あ、そう……」 - 5110ヶ月後、面会……?26/05/21 23:16:48
「…………………………」
「………………ハァーーー、」
「………………何だ、」
「……ンな気になることあんなら、本人に直接聞け。アイツももう15のガキじゃねーんだから、言いたいこと、言いたくないこと、言わない方がいいことの分別くらいついてんだろうし、お前がちょっとしつこいくらいで、いちいち揺らいだりしねーだろ」
「……………」
「ならもう、いっそ当たって砕けちまえ。オッサンがウジウジすんな、メンドクセー」
「………………砕けたらダメだろう。それに、君と俺は同年代のはずだが」
「……うっせーよ!」 - 52二次元好きの匿名さん26/05/21 23:21:46
アツヤお前…本当にこの2人の間に挟まるのが好きな男だな…
- 53二次元好きの匿名さん26/05/21 23:26:40
天才、頭脳明晰なんだからさ、ここまで材料揃ってたら本当はとっくに虎杖の(ほぼ)不老不死に辿り着いてるんじゃないのかと思うんだよね
でも己の恋心にすらアツヤのアシストがないと気付かないポンコツなんだよな…ともなり…… - 54二次元好きの匿名さん26/05/21 23:27:58
アツヤ、いつもありがとう
- 55二次元好きの匿名さん26/05/22 00:25:32
- 56二次元好きの匿名さん26/05/22 02:04:23
- 57二次元好きの匿名さん26/05/22 03:26:21
このレスは削除されています
- 58二次元好きの匿名さん26/05/22 08:41:35
10ヶ月ぶりに虎杖に会えると思ったのに来たのがアツヤだったらそら露骨に不機嫌にもなるか……
- 59二次元好きの匿名さん26/05/22 11:31:01
高専関係者にバレバレってことは虎杖を思う様扱いたい上層部がなおさら日車人質に使えるから欲しがるんじゃないの?
え?まだ片思いだからそこまでの価値はない?
いやいや…まだこれから… - 60二次元好きの匿名さん26/05/22 17:20:14
アラーキーだって数十年同じ姿を保ってるし、たった数年姿画変わらない童顔の人は世の中いくらでもいるからすぐに思考が不老に行き着くとも思えないけど、虎杖や呪術界の人は検査かなにかで知ったのかな?
- 61二次元好きの匿名さん26/05/22 19:55:49
一応高校生だし毎年健康診断してるんじゃないか?
- 62二次元好きの匿名さん26/05/22 22:31:56
家入さん居るし、虎杖の半呪霊化はすぐ判りそうな気はする
世界が呪いの存在を認めて以降、研究も物凄い勢いで進んだろうから、その流れで判明したかもな
…もしかして虎杖がマスクしてたのとか面会に来なくなったの、もう既に世間から研究対象として追われてるから、とかないよな…?
仕事が忙しいとか出張とか、全部嘘とか、ないよな…?
各地の土産話が出張先じゃなくて逃亡先からのものだったらどうしよう
高専の皆が日車の気持ちを知ってるの、虎杖がもう手紙の実物を受け取れてなくて、高専にいる仲間にスマホで写真送ってもらってるとかだったらどうしよう - 63獄中日記26/05/22 23:45:42
【◎月×日】
今日、彼は来なかった。
代わり、と言っていいのだろうか、不定期に設けられる三十分間へと訪れてきたのは、虎杖ではなく日下部であった。
当初からそのように予定されていたみたいな素知らぬ顔で現れた男は、なし崩しに事が滑りだすときのようにおざなりな挨拶を、とりあえずポケットに手を突っ込んで、そこにあったものを見もせず渡すときみたく差し出してきた。そのために私は完全に虚を突かれ、誤魔化しようなく致命的に押し黙って彼を見返してしまったのだ。
彼は私のそんな様子を見るや否や、特に気を悪くしたふうではなかったものの、露骨だ、などとの皮肉を、冗談ともつかず半ば呆れ気味に吐き出してきたため、やはり礼を失した振る舞いではあったのだろう。折角訪れてくれたにもかかわらず、申し訳なかった。
しかし、こちらとしても虎杖と会うため見苦しいことにはならないよう、懐へ仕舞っている良識に抜けがないかひとつずつ入念に点検して精神をチューニングしてきたのだ。踏んだ段取りの数だけ肩透かしを食らってしまうのも致し方のないことだろう。
着ぐるみまで用意したのに、本番ではバックヤードに回された遊園地のキャストのような気分だった。 - 64獄中日記26/05/22 23:47:43
久方ぶりに顔を見た日下部は、そうとわかるくらい着実に年を重ねていたが、その分、私も老いているのだろう。
手洗い場の鏡を通して嫌でも毎日顔を合わす自分自身には、目が慣れてしまっているからか、他に見るものもないために目を向けるときの、消極的漫然に頬杖をついて網膜を不透明に滑りゆくのを諾々と見送る風景か何かのように、感慨など感じる隙もない分、彼は正しく私の鏡として機能してくれたのだ。
時間の流れなど、残った刑期を測るものさしとして宛てがわれる以外に、ここではほとんど意味を失くす。社会は順行に廻転しながら、加熱のうちに暴力のようなダイナミズムで以て、時として勢い飛ばす時代を乗りこなす必要があるが、私は隔絶された文明の遠島で積み重ねた歳月の分だけ、距離を離される他ない。塀を隔ててしまえば時間の速度すら変わるようだ。
時の流れの実感を齎すのは客体に他ならない。しかし私は、虎杖と話す分にはいつだって、あの日々に抗うすべなく巻き戻ってしまっていたらしいことに、今日改めて気づかされた。
あの三畳の小さな面会室がまるで我々だけの独裁国家であるかのように、私は虎杖以外の余分な何ものをも感じることがなかったのだ。
歳月すら、私たちの邪魔をしなかった。 - 65獄中日記26/05/22 23:53:25
日下部は私の、虎杖への愛情を告発した。
しかしこんなふうに書き立てられることさえ、彼からしてみれば不本意に違いないほど、それは罪のない指摘であった。
呪術師は多かれ少なかれ、常識を人生の杖にはしない、度外れておおらかで無関心な側面がある。それでも嘴を突っ込まずにはおれなかったのは、恐らく日下部の苦労性と臆病な良心のためで、しかし良識ではないのだろう。面倒くさがりのわりに世話焼きとは、何とも難儀な男である。
彼にとっては、訳もなく仕方もない、家電から発される駆動音くらいの意味しか持たぬ喃語じみた反射だったとしても、私にはその言及が、まるで将棋の駒を王の面前にピシャリと置かれたように、決定的であった。もう、逃げ場などないように思われた。
こんな先のない中年に想われていると周知された虎杖が、他者の目にはどんなふうに映っているのか。私のせいで彼の評価が、例え一髪ほどに僅かな傷だとしても、損なわれてはいないか。
いずれ確実に恐慌と化すことを予期させるそんなうら寒い不安が、血管の中身を氷水にでも変えたようだった。私はそればかりが恐ろしくて堪らないのだ。虎杖の迷惑になることだけは、どうしても避けたかったのに。
いっそ、自分から告げてしまおうかとも思われた。それはほとんど絶望的な破壊欲に似ていた。私が勝手に抱いた心だから、壊すのも私が良かった。誰かの手で、私の与り知らぬうち、片手間に破滅しているのは耐え難かった。
だが人の情という、泣き笑いし、のみならず革命と軋轢のため絶えず変質する流動的なナマモノであっても、決定的な瞬間を見届けないうちには思い出に褪色することなく不変のままでいられるのではないか、などという幻想に私は浸り続けたくもあった。そんな誘惑も、また抗い難かったのだ。
結局のところ、私は意気地なしなのである。壊すことにも壊されることにも、同等に耐え難く、現状維持の綱渡りだけが脆く危うげな一縷の望みであった。 - 66獄中日記26/05/22 23:56:33
彼に一言謝罪しようにも、それは愛を告げることとほとんど同義で、次に彼を目の前にしたとき、どう振る舞うべきか、私は面会室の椅子の正しい座り方すら、わからなくなってしまったようだった。
いや、そもそも彼は、私に会ってくれるのだろうか。ひょっとしたら、二度と会わない気なのではないか。
彼からの二通目の手紙を受け取った頃から、俄かにこうべを擡げ始めたこの疑懼は、日下部の来訪により、その影を迫るように大きくし、執拗なほど私の精神へと取り憑きだしてしまったらしい。
あの頃、虎杖の傍らを許されていた当時、怯懦のための、そして純粋な祈りともつかない畏れを私は彼に抱いていた。今でも同じようなもので、あの瞳に晒されたら、太陽の落ちてくるような、脳みそよりも脊髄に響く根源的なものにも近い畏怖が顔を出す。もしくは、それは瞻仰にさえ親しんだ情なのかもしれない。
愈々、錯乱してきたのか。自分でもまともなことを書けているとは思えないが、当時は輪をかけてデタラメな精神状態であり、ただ、彼の視野にチラとでも入り込んでしまえば、服の下の醜悪、皮膚の下の卑劣さえ余さず照らし出されて見抜かれる、そのような恥に挫かれた危機感が常にあった。
まるで強烈なフラッシュでも焚かれたように、私の精神に口を空けた奈落の底を、より明瞭に鋳込まれてその陰影を深くするようだった。虎杖の傍にいることそのものを厭うわけではないのに、傍にいるだけで苛まれていたのだ。
だが今、彼の来訪を一方的に待つだけの身となってしまえば、それが酷く恥知らずな変わり身であると知りながら、話すためでも、まして罪を禊ぐためでもなく、ただ逢うためだけに逢いたい。
もしくは、私はただ、安堵したいだけなのかもしれない。一目でもいい。彼の姿を見て、良かった、私たちは何ひとつとして変わっていなかったのだ、と。
日車は虎杖に、
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1勇気を出して手紙を書く。
2……やはり、虎杖の来訪や手紙を待とう。
- 67二次元好きの匿名さん26/05/23 00:04:54
スレ日車、一貫して臆病なんだなぁ…