部活遠征のバス、誰が運転する?「貸切15万円」の費用に悩む学校も プロ運転手&費用全額負担の自治体など、北海道内で浮き彫りになる移動手段の格差
また、乗車前のアルコールチェックはもちろん、車両点検の結果や、移動時間・走行距離などを運転日報に記入して管理職に提出するなど、独自のガイドラインを設けています。 ■貸切バスの導入は「10〜15万円」…費用面が課題 一方で、道教委などが推奨する貸切バスの導入は、費用の面で難しいと言います。 白樺学園高等学校 二川毅 教頭 「観光バスを貸切ると10〜15万円の世界。保護者負担が多くなりハードルも高い。スポーツは遠征して胸を借りて強くなる。それがないと厳しいと思います」 ■実態は…学校によって、対応がまちまち 堀啓知キャスター: 確かに貸切バスだと費用面でも負担が大きいですよね。 堀内大輝キャスター: 貸切費用は、今もう本当に年々上がっているということですから、大変だなと思います。ただ道内の別の私立高校で、貸切バスや公共交通機関を利用する学校はあるんですが、費用について聞いてみると、保護者やOBによる援助を受けて運用しているということでした。 堀キャスター: 援助がある学校はいいかもしれないですが、援助のない学校も中にはあるでしょうしね。 堀内キャスター: 私立と公立だと違ってきたりとか、学校による差が出かねないという問題もあります。 堀キャスター: 学校によって対応はまちまちかなというところです。 ■下川町の下川商業高校では… 堀内キャスター: 下川町の公立高校「下川商業高校」は、部活動の遠征で、下川町が所有するバス2台を使用しています。1台は、主に高校の遠征用として稼働していて、もう1台は平日は小中学生のスクールバスとして稼働しています。また、運転に関しては、地元のタクシー会社のプロのドライバーが担当。しかも費用はすべて下川町が負担しています。 堀キャスター: そう、これは学校としては助かるかなというところですけれども。それだけあの、地域の皆さんの理解もきっとあるんだと思うんですよね。 ■"善意頼み"というのはもう限界か… コメンテーター 野宮範子さん: 強豪校やそうでない高校。中高の部活だけじゃなくて、サッカーや野球の少年団、ジュニアスポーツ全般まで考えると、実際は顧問の先生がマイクロバスを運転したり、保護者の皆さんがお当番で送迎してるケースも多いと聞きます。でも、先生や保護者の方にとっては時間的・心理的な負担は大きいし、事故のリスクや法的責任が今回の事故でよくわかりましたので、そうした不安がある中で、部活とか少年団とかの子どもたちの移動を善意頼みというのはもう限界だなという感じがするんですよね。部活自体は今地域クラブの移行が始まってますけれども、移動手段がやっぱり一番大きな問題になっています。教育政策ではあるんですけど、これって交通政策でもあるなと思っています。国はもちろんガイドラインを出す、教育委員会もガイドラインを出す。そして地域同士やチーム同士でもどうやったら足を確保できるか。地域のデマンドバス使えないかとか。
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