ヤクルト山野太一、両リーグトップの6勝目 自己最多更新も「次はまた次の試合」
ヤクルトの山野太一は21日の巨人戦で白星を挙げ、6勝目をマークした。 ◇ 間違いなくヤクルトの快進撃を支える一人だろう。今季好調の山野が7回を7安打されながらも1失点と粘り、両リーグ単独トップとなる6勝目を挙げた。「走者を出しながらも粘り強く、長いイニングを投げられた」と要所を締め、7連勝中と勢いづく巨人打線をかわした。 ピンチで泣きそうな顔をしていた過去の姿はない。二回1死満塁では「打ってみろ」と言わんばかりに直球をゾーン内に投げ込み、浦田を空振り三振。三回に内野安打で1点を失ったが、「落ち着いて、いろいろ考えて投げられた」。無死一、二塁とされた五回も後続を断ち、先発の役目を果たした。 多彩な球種を操る左腕の躍進を支えるのが、直球の進化だ。オフに筋力トレーニングに励み、「球速の割にはバッターを押し込めている」。140キロ台後半の直球でカウントを稼ぎ、マウンドで主導権を握っている。 交流戦を前に、早くも勝ち星はキャリアハイを更新した。故障で過去には育成からの再スタートも経験した27歳は、「本当に一つずつ。次はまた次の試合という感じでやっていくだけ」と目の前の一戦に全力投球していく。(川峯千尋)