【FSN】FGOでクロスオーバー!【復活!】
皆様お久しぶりです!具体的に言うと、約2年ぶりです(震え声)
生きてます!えー、仕事に忙殺されながらも、またしてもあっちこっちの沼にハマりまくりながら、どうにか生きてます。
アニメ事件簿からこっち、FGO沼から抜け出せなくてですね……しかも、FGOでは腐らないと思ってたんですけど、バビロニアのせいでキャスギルぐだ♂にドはまりしました。はい。
なので、今回の小説に彼が登場してるのも、完全に趣味です!
というわけで久しぶりの投稿は、Fate/GrandOrderと①Fate/stay nightとのクロスオーバー ②家庭教師ヒットマンREBORN!とのクロスオーバーの2本立てでお送りします!いや、素晴らしい先達の方々によるクロスオーバー作品があるのはね、存じてるんですけどね。読んでたら書きたくなってしまいまして。楽しかったです。
設定とか多分被ってる所がある気しかしないんですが、大目に見ていただけると……ありがたいといいますか……
最悪あの、消しますので……
とにもかくにも、楽しんでいただけたら幸いです!
ちなみに、一応腐ってはない……と思うんですが、生産ラインが同じなのでそう見えるかも……?しれません……
◇◆◇◆
6/21追記
一日しか経ってないのに、お気に入り50users超えてる!皆様ありがとうございます!
ずっと復活!コラボの配布星4鯖考えてたんですけど(どうでもいい)、最初に合流するのをツナじゃなくてリボーン(虹の呪いが解けて成長途中の子供の姿)にして、レアリティ星4にすれば、リボーンを配布鯖にできるのでは!?
十代目ファミリーよりリボーンの方がレアリティ低いのは違和感かもですが、そこはトゥリニセッテの一角じゃなくなったから……とか……ダメですか……
まあ確実に、ツナと最初に合流するver. より鬼畜になりそうですけどね!(リボーンの性格的に!)
全然関係ないですけど、二次創作でリボーンがツナのことを「俺の最高傑作」っていうじゃないですか。この言い方凄く好きです。更に言うと、ツナが守護者のことを「俺の雨」とか「俺の嵐」とか、天候で呼ぶのも凄く好きです。(どうでもいい)
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FSN×FGO
第六次聖杯戦争
深夜、冬木市は遠坂邸。
その一室に、三人の人影があった。女性が一人、男性が二人。
女性は、この館の主・遠坂凛。男性二人は、年長の方がロード・エルメロイⅡ世、もう一人が衛宮士郎という。
彼らの共通点は、全員が聖杯戦争の生き残りであり、現在は時計塔に所属する魔術師(一人は魔術使いだが)であること。更に言うなら、エルメロイⅡ世は凛と士郎の後見人でもある。
そんな彼らがなぜ、ロンドンの時計塔から遥か離れたこの地にいるかといえば。
一年ほど前に、三人がかりで冬木の大聖杯を解体したはずなのに、なぜか再びこの地にて聖杯戦争が行われるということを耳にしたからである。つまり、三人の目的は、聖杯戦争に介入・勝利し、今度こそ聖杯戦争を終わらせることであった。
「最終確認よ。英霊召喚は私がやるわ。実戦では、衛宮君と英霊が前衛、私と先生で後方支援を担当する。いいかしら?」
「わかった」
「問題ない」
凛の確認に、士郎とエルメロイⅡ世が頷く。
それに頷き返して、凛は魔法陣に向き直った。
今回はあまりに急かつ予想外の事態であったため、英霊召喚に使用する触媒の手配が間に合わなかった。その為、急ごしらえで粗悪な触媒を使用し、おかしなものを呼び出すよりは、相性召喚に賭ける方が良いだろうと判断した。
幸い、ここにいる全員が聖杯戦争の参加者であり、士郎に至っては身の内に"全て遠き理想郷"を宿していたこと、未来の可能性が英霊になっていたことから、"彼ら"を呼び出すことも可能かもしれない。
一度深呼吸をし、心を落ち着ける。
そして、魔法陣に手をかざし、口を開いた。
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」
「────Anfang」
「────告げる」
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」
「汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ──!」
魔法陣が一際激しく光を放ち、その後それが徐々に落ち着いていく。
そして完全に光が収まった後、そこには一人の人影。
服装は、白のハイネックのトップスに、黒のパンツ。その上から、白いフード付きの、袖口が大きく広がったローブを身に纏っている。
日本人らしい顔立ちに、これまた日本人らしい黒髪。ゆっくりと開いた目蓋からは青く透き通った瞳が現れ、その配色はどことなく凛を彷彿とさせた。
ぱちり、と瞬きを一つ。
目の前に立つマスター・凛と、その後ろに控えるエルメロイⅡ世と士郎へ順繰りに視線を向けたそのサーヴァントは、にこり、と笑った。
「────サーヴァント・ルーラー。召喚に応じ馳せ参じたよ。これからよろしく」
サーヴァントの召喚には成功したらしい。だが、その名乗りには、聞きなれない単語が混ざっていた。
「ちょっと待って、ルーラー?」
「聞いたことないな」
"始まりの御三家"の一角・遠坂の当主である凛ですら聞いたことのないクラスとは、これ如何に。
訝しげな顔をする三人に、ルーラーと名乗った青年は、困ったように口を開いた。
「ルーラーは、聖杯戦争における基本の七騎、即ちセイバー・アーチャー・ランサー・ライダー・キャスター・アサシンそしてバーサーカー以外の、"エクストラクラス"と呼ばれるクラスだ。通常、聖杯戦争に呼ばれる場合は、聖杯自身によって"聖杯戦争"という概念を守るために召喚され、どこの陣営にも属さない"中立"として現界する。んだけど……」
その説明については、問題ない。充分理解できる。だが、現状と食い違う点が、一つ。
「何やら、今回の聖杯戦争は訳有りみたいだね?」
そう、彼は聖杯自身によって召喚された訳ではなく、今回の聖杯戦争を争う一陣営のサーヴァントとして召喚されたのである。
「その知識は聖杯から?」
「そうだよ。俺自身は、正規の"聖杯戦争"に参加したことはないからね」
話には聞いたことがあるから、知識としては知っているけど。
それを聞いて凛は、ふむ、と少し考え込むが、当然考えたとて分からない。一先ずその"イレギュラー"は横に置いておくとして、もう一つ確認しなければならない事があった。
「ところで、あんたの真名は?」
そう。目の前のサーヴァントは、クラス名である"ルーラー"としか名乗らなかったのである。
英霊というのは、伝承における弱点が、そのまま英霊の弱点に直結している。よって弱点の対策を立てるにあたっては、真名の把握は必須と言えよう。
「あー、俺の真名は聞いてもあんまり意味がないというか」
「何それ。また未来の英霊とか言うんじゃないでしょうね?」
言葉を濁らせるルーラーに、脳裏に過るのは、かつて第五次聖杯戦争にて召喚した、赤い弓兵。
「また?」
「あぁ……前に聖杯戦争に参加したとき、そういう英霊がいたんだよ」
なるほど。
納得した様子のルーラーの脳裏にもまた、かの弓兵の姿が浮かんだのだが、当然凛たちの預かり知らぬことである。
「未来といえば、未来かもしれないけど。それ以前に俺は、平行世界の英霊なんだよ」
「はい???」
また何やら壮大な話になってきた、気がする。
「俺の名前は藤丸立香。平行世界の現代で、焼却された人理を修復した"人類最後のマスター"になったもの、だよ」
尤も、修復できたのは、協力してくれた皆のおかげなんだけど、その辺は追々ね。
バッサリと詳細を省いた説明に、凛たちが思わず遠い目になったのは言うまでもない。
◇◆◇◆
「一先ず、工房を作らせてもらえないかな?」
「何でまた? あなた、キャスターじゃないでしょう?」
何とか現実逃避から戻ってきた凛に、立香が願い出る。
"工房を作るサーヴァント"といえば、真っ先にキャスターが当てはまる訳だが、彼はルーラーだ。
それとも、ルーラーにも工房は必須なのだろうか。
凛の疑問に、立香が苦笑する。
「俺の宝具、頗る燃費が悪いんだよね」
「具体的には?」
凛は魔術師の名門・遠坂の当主だ。魔力量には自信がある。
だというのに、わざわざ工房を作ろうとする理由とは?
若干プライドを傷つけられ、眉をよせる凛に、しかし立香はあっけらかんととんでもない事を言い放った。
「一発打つ度に、英霊を一騎召喚する量+α」
「何それ無理!」
いやまぁ、基本的に宝具はバカスカ撃つものではないので問題はないかもしれないが。しかし宝具を撃った後、マスターが行動不能になってしまっては大問題だ。
「だから、竜脈の上に工房を作って、工房経由で竜脈から直接魔力を貰うのが一番なんだよ」
「しかし、キャスターでもないのに"陣地作成"出来るのか?」
士郎の尤ものような疑問に、凛は呆れた。
確かに士郎にはぴんとこないのかもしれないが。
「生前魔術師だったなら、でk「いや、俺の生前は一般人だったよ?」……はぁ!?」
魔術師は基本的に、自身の工房をもっている。当然、立香とてそうだっただろうからと、予想した凛の答えは、当の立香本人にバッサリと否定された。
というか、"人類最後のマスター"になったという彼が、生前は一般人だったとは、これ如何に。士郎ですら"魔術使い(見習い)"だというのに、一般人がマスターになるなどあり得るのだろうか。いや、思えば葛木も、魔術師ではないという意味では一般人なのかもしれないが。そういえば、第四次にも一般人のマスターがいたような?
「だから、ちょっと手伝ってもらうんだ。宝具のお披露目もかねて、今からやろうかと思うんだけど」
「ちょっと待って。聖杯戦争がまだ本格的に始まってもいないのに、魔力不足で脱落なんてしたくないんだけど?」
"宝具のお披露目もかねて"ということは、これから宝具を使うということだろう。
ついさっき英霊召喚を終えたばかりで、凛の魔力は大分消費されている。これから更に、それと同じくらいの魔力消費を強いられるとなると、流石にきつい。
「大丈夫。今回は多分、そんなに魔力いらないから。……多分」
「激しく不安なんだけど……」
なぜ"多分"を二回言った。
ジト目になる凛をさらりと流して、立香は首を傾げる。
「それで、どこか一室丸々潰しても問題ない部屋とかない?」
「あるにはあるけど、物置になっちゃってるから、物をどかさないと……」
ほこり等の汚れ自体は、こちらに帰って来た翌日に、士郎が主夫根性を発揮して、館中を掃除していたから、おそらく大丈夫だろう。
「じゃあ、俺が片付けてくるよ。あそこだろ? 遠坂はこの後に向けて休んでてくれ」
「ならば、ミス・遠坂。何か、魔力を貯蔵できる宝石はないか? 私の魔力を貸そう。微々たるものかもしれないが、無いよりはマシだろう」
当然のように片付けに立候補したのは、士郎である。
その横でエルメロイⅡ世は凛へと視線をやる。非常にありがたい申し出だ。
「じゃあ、俺は片付けを手伝うね」
「えっ、いやでも、英霊にやってもらうのは……」
なぜか、これまた当然のように立香が片付けに立候補した。
赤い弓兵ならばともかく(どうせ自分なので)、立香に手伝ってもらうのは気が引けて、士郎が断ろうとするが。
「大丈夫大丈夫。俺が生前にいた所では、英霊がおさんどんしてたからね!」
「……そういうことなら……」
了承しながら思い出すのは、やっぱりかの弓兵だ。そして立香の言う英霊も、当然その彼である。他にもいたけれど。
◇◆◇◆
約一時間後。
綺麗に片付けられた物置に、四人が集まっていた。
「準備できたわ」
「こっちの片付けも完了だ」
部屋の真ん中に集まって、頷き合う。
「じゃあ始めるね」
にこりと笑った立香は、目を閉じて両手を広げた。
その目の前の床に、魔法陣が現れる。
凛たち三人は、慌ててそれを踏まないように距離を取った。
「我、此処に示さん。
我、数多の時、数多の土地を踏破せし者なり」
「永き旅路の果て、紡ぎし数多の縁を以て、我が偉業の証しと為す!」
「────大いなる旅路!」
口上が終わると、まるで英霊召喚の時のように魔法陣が激しく輝き、そして徐々にその輝きを失っていく。
そして。
「────キャスター・ギルガメッシュ。我が小間使いの呼びかけに応え、来てやった」
「さっきぶりです、王様!」
若干不機嫌そうに腕を組んだその人物に、凛たち三人は見覚えがあった。記憶にある姿とは服装が違うが、現界に際して名乗った名前からも、間違いない。
「「「……ギルガメッシュ!?!?」」」
「ていうか、キャスター??」
「アーチャーじゃないのか??」
第四次及び第五次聖杯戦争において猛威を奮った、かの英雄王である。しかし彼のクラスはアーチャーであり、キャスターではなかったはずだ。
驚愕の声に、けれど立香は何でもないような様子で小首を傾げる。
「アーチャーの王様に会ったことあるんだね?」
「……まあ……」
会ったというか、殺し合ったというか。というか、"アーチャーの王様"って、その呼び方はどうなんだ。
それに、立香の世界でのギルガメッシュがキャスターなのかと思いきや、その口振りではアーチャーでもあるらしい。複数いたのか、それとも立香の世界では一人の英霊が複数のクラスに属していたのか。
混乱極まった様子の三人に、立香は苦笑しながら説明する。
「キャスターの王様は、アーチャーの王様より後の、晩年の姿なんだよ」
それぞれの時代の姿が別の霊基の英霊として、別個に存在してるんだよね。
オルタとかクラス違いとか、同一人物の別側面とかIFの姿とかで、色々いたなぁ。などと呑気に思い出に浸る立香に、凛たちは最早何も言えなかった。理解しようとするだけ疲れる。
そんな中、むっっつりと黙り込んでいた賢王様はといえば、とうとう我慢できなくなったとばかりにくわりと目を見開いて、立香を怒鳴りつけた。
「というかリツカ貴様! あれほど我も含め皆より、世界の呼び掛けには答えるなと散々、さんっっっざん口を酸っっっぱくして言い聞かせていたというのに、むざむざ召喚されるとは……まだ言い聞かせ足りなかったと見えるな!?」
「すいません!!!」
反射的に謝り、頭を下げた立香は、その体勢のままちらりと目だけで王を見上げた。
「いやでも今回は不可抗力と言いますか! ぶっちゃけ否応なしに引っ張られて、抵抗する間もなく……! それに何か、今回の聖杯戦争は訳有りみたいですし!」
「知らんな」
「……デスヨネ」
にべもない。知ってた。
とはいえ、ここで座に強制送還されるのは避けたい。
「それに、今回は触媒が……」
更に言い訳を重ねるべく、様子を伺っている凛たちへちらりと視線を向ける。と、さすがは賢王、言いたいことを理解してくれたらしい。
「……駄女神に千子村正に、諸葛孔明か……」
「(駄女神……)ガワだけですけどね。しかも、平行世界みたいですし」
相変わらずの言い草に、心の中でそっと突っ込む。
「何のこと?」
「……こっちの話だよ」
「貴様たちが知る必要はない」
自分たちの知らない話に、凛が疑問を挟むも、立香とギルガメッシュにバッサリと切り捨てられた。立香だけならまだしも、ギルガメッシュ相手には言い募れなかったのだろう。ため息とともに疑問を流す。
「……仕方がない。今回だけだぞ」
「ありがとう王様!」
すがるような立香の目に、折れたのはギルガメッシュの方だった。これだから、一部から陰で「マスターに甘い」だの「チョロい」だのという評価を下されるのだが、当然彼は知る由もない。
「して、我を呼び出したのには理由があるのだろう?」
「そうでした」
ギルガメッシュを無事説得できて胸を撫で下ろしていた立香に、用があったのだろうと話を向ける。本題はここからだったのだが、ギルガメッシュのお説教(短い)に気を取られて忘れていた。
「王様の"陣地作成"スキルで、ここに"工房"を作ってほしくて……」
「なるほどな。貴様の宝具は死ぬほど燃費が悪い。神代の魔術師ならまだしも、この時代の魔術師にはキツかろう」
ここで他のキャスター連中ではなく我を頼ったこと、誉めてつかわす! と若干機嫌良さそうに石板を開くギルガメッシュに、立香は乾いた笑いをもらした。
「そういえば、結局宝具はなんだったんだ?」
「"大いなる旅路"が宝具名なのはわかったけれど」
ギルガメッシュが上機嫌で陣地作成を行っている間に、士郎と凛が立香に尋ねる。が、それに答えたのはエルメロイⅡ世だった。
「……これが本当なら、規格外もいいところだが。おそらく、他のサーヴァントを召喚するのが、宝具の能力なのではないか? であれば、燃費の悪さにも頷ける」
「正解です!」
さすが先生! と拍手をして、立香は補足説明をする。
「正確には、"生前契約していたサーヴァントを呼び出す"ことが出来るんだよ。で、そのサーヴァントに、色々お願いしてやってもらうんだ。今なら、"陣地作成"をね。もちろん、戦闘をやってもらうことも出来るし、宝具を使ってもらうこともできる。だから、消費魔力が英霊召喚+αなんだよ」
+αは、やってもらうことによって、変動するよ。
立香の座には、契約してた鯖たちが皆一緒に住んでるよ!
鯖たちは自分の座には帰らずに、英霊となった立香と一緒に立香の座に行ったので、聖杯戦争で召喚される鯖たちは、グランドオーダーの記録を持っていません。