中国自動車メーカーの台頭が業界勢力図を急速に塗り替えている。「自動車強国」を目指す政府の支援の下、電気自動車(EV)で世界をリードし、自動運転などの知能化でも先頭を争う。圧倒的なコスト競争力を武器に世界各地へ輸出攻勢を仕掛け、「デフレ洪水」によって日本勢はシェアを奪われつつある。
先端技術に加えカラオケや冷蔵庫…
北京中心部のショッピングモール。広大なフロア一面に多彩な新興ブランドの商品がずらりと並んでいた。40代の男性が熱心に眺めていたのは、IT大手、華為技術(ファーウェイ)主導のブランド「問界(アイト)」のスポーツタイプ多目的車(SUV)だ。「移動するリビング」をうたい、最新の運転支援システムや大型ディスプレーなど豪華装備が充実。男性は「購入する際には車内空間の快適さが決め手になる」と話した。