新入生のレースを見ていたらオルフェーヴルが嫉妬したお話
大学の履修登録クソ程面倒なんだが…?大学入りたてで右も左も分からんガキンチョに酷だろ。
あ、スマホ機種変しますた。
本日も本日とて知り合いのRue先生に助けて貰いました。
user/103260507
追記 新歓行ったけど彼女出来る気配無くて泣く
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作品タイトル「新入生のレースを見ていたらオルフェーヴルが嫉妬したお話」
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俺はオルフェーヴルのトレーナー。今日から新学期……!オルフェーヴルも学年が一つ上がり、レースの世界にも新しい風が吹く季節だ!
オル「不愉快だ」
俺の愛バは隣で耳を引き絞り、尻尾で俺の太ももをバシバシと叩く。
トレ「オルフェーヴル、痛いよぉ……」
オル「こんな催しなど、余の杖たる貴様には必要無い。疾く帰るぞ」
俺の左腕をガッチリホールドし、グイグイ優しく引っ張って帰りたい意思を見せるオルフェーヴル。
トレ「君の杖としては必要かも知れないけど、俺はこの学園のトレーナーでもあるんだそっちとしては必要なんだよ」
オルフェーヴルがテコでも動かない為、右手の双眼鏡でコースを眺める。
オル「こんな事をしている暇があるなら、余と共に来るのだ」
オルフェーヴルはとても不満げにしているが、俺は気にせず新入生の模擬レースを観戦する。
トレ「おっ、今の末脚!見た?」
オル「見た。余の方が鋭いがな」
トレ「あの子、スタートダッシュが良いな……」
オル「余の方が速かった。無論、今の余は当時よりも良いスタートを切れるがな」
俺が一言褒める度に一言釘を刺す。しかもちゃんとレースを見ていなければ分からないレベルの重箱の隅を突いている為、あまり気分を下げるなと叱責も出来ない。気付けばオルフェーヴルは俺の腕を抱き締め、尻尾を太腿に絡ませている。
オル「最終レースが終わったぞ」
オルフェーヴルは早く帰ろうと言わんばかりに耳をこちらにぺちぺちと打ち付ける。
トレ「ちょっと気になった子が居たから、先帰ってても良いよ」
俺は緩んだ一瞬を突いて彼女を振りほどき、急いで会場へ向かった。
ーーー🕛️ーーー
トレ「君!」
俺が声をかけたのは背が高く、おっとり柔和な印象を持つ髪の長い少女だった。
トレ「君の名前は?」
ラララ「へっ…?あぁ、ラッキーライラックです」
彼女は少しだけ驚いたような表情でこちらを見る。
トレ「どうした?」
ラララ「い…いや、何でもありまへん……」
彼女は少し怖じ気付いたように後退る。
トレ「そうか……それなら、君と契約を結びたいんだ!」
ラララ「ふぇっ!?!?!?」
顔を青ざめ、振り返って走り出すラッキーライラック。
ラララ「いや……その…ウチ、もう心に決めた人がいますさかい……えーっと……ごめんなさい!!!」
おかしいなぁと思いつつ、他に目をかけていたウマ娘達に声をかけるが……
ウシュバテソーロ「ひぃっ!」
マルシュロレーヌ「ごめんなさい!ごめんなさい!」
オーソリティ「怖いよう!!!」
と避けられてしまう。
トレ「なんでだろうなぁ……」
そう思っていると、再びラッキーライラックに出会った。
ラララ「あら……さっきのトレーナーさん……」
トレ「あ、ライラック!ちょっと聞いてくれよ」
明らかに俺の後ろを見て青ざめたラッキーライラックは最大限笑顔を取り繕って言った。
ラララ「な…なんでしょうか…?」
トレ「なんだか、凄い新入生に避けられてるんだよ……俺、何か嫌われるような事してるのかなぁ…?」
シルヴァーソニックやエポカドーロ、ジャスティンにアイアンバローズと言った俺が目をかけていたウマ娘達全員に避けられてしまっている……何か原因があるなら何とかしたいのだけれどなぁ……
ラララ「えーっと……とりあえず、後ろを見はったらどうでしょう……?ほな、ウチはこの辺で……」
そう言ってラッキーライラックは走り去っていった。
それにしても、後ろを振り向く…?
トレ「オルフェーヴルは先に帰ったハズだs……」
そう思って後ろを振り向いた。
オル「…………………………」
オルフェーヴルが凄まじく眉間に皺を寄せ、髪の毛はその怒気で堀部イトナや茅野カエデばりに動き回っている。
オル「貴様」
その一言でその場全てが凍りつく。
オル「ついて来い」
そう言うとオルフェーヴルはゆっくりと歩みを進め、トレーナー室へ向かう。
ーーー🕛️ーーー
オル「貴様。余が先程言った言葉を覚えておるか?」
オルフェーヴルは玉座(と言う名の俺のデスクチェア)に座り脚を組み、顎肘をつきながら問い詰める。
オル「『貴様にこの様な催しは必要無い』と、その意味は理解しているな?」
トレ「でも、俺はトレーナーで、君が居なくなった後も誰かと一緒に歩まなきゃいけないんだ」
オル「貴様と生涯共に歩むウマ娘はただ一人。それは覆らん」
冷酷な眼光を俺に向けるオルフェーヴル。
オル「それに、貴様が実力を最大限引き出せるウマ娘は余のみで、余の力を最大限引き出せるのは貴様だけ……例え今後どれだけ貴様と相性の良いウマ娘が出てきても、余と貴様の相乗効果には絶対に敵わぬ。よって、貴様は他のウマ娘を追うことなぞせず、余だけを見ていろ。それが貴様のすべき事だ」
トレ「オルフェーヴル……でも、俺!そんな事なら尚更もう何人か担当を持ちたいよ!」
俺はこのタングステンより重く、絶対零度よりも低い空気に切り込んだ。
トレ「例え君しか成功しないなら、他のウマ娘を見て君の成功を盤石にしたい。他のウマ娘の走り方を研究して君研究の役に立ちたい。他のウマ娘と繋がりを持って君との繋がりを強めたい!」
そう言うとオルフェーヴルの表情は影で見えなくなった。
オル「………………………………」
トレ「オルフェーヴル……?」
オルフェーヴルはゆっくりと立ち上がり、フラフラと俺の方へ歩みを寄せる。
オル「良いか…?一度しか言わぬ……よく…聞くのだぞ」
そう言うとオルフェーヴルは俺に抱き着いて耳元で囁いた。
オル「本当は、トレーナーを他の娘に取られたくない……」
抑えた声色のせいか、弱々しくも聞こえる声で彼女は語りだした。
オル「わたしの走りより、他の娘の走りに惹かれたらどうしよう。わたしより、他のウマ娘の方が居心地が良かったらどうしよう。わたしより、方のウマ娘の事を好きになっちゃったらどうしよう……そう、思ったからわたしは少しだけ見栄を張った。あなたを誰にも盗られたくなくて、あなたを独り占めしたくて、ずっとわたしだけを見ていて欲しくて。だから……だから……」
段々と崩れる声音をギュッと抱き締めて抑える。
トレ「……っ」
何も……返す言葉が無い。彼女に応えてあげたいけど、俺には何も出来ない。
オル「何も言えないのは知ってる……だから、わたしが卒業するまで、誰にも振り向かないで?」
そうか細い声で言うと、オルフェーヴルは俺の顔も見ずに走り去って行った。少しだけ、俺の胸元は湿っていた。
ーーー🕛️ーーー
オル「おはよう、トレーナー」
次の日のオルフェーヴルは普段と変わらない様子だった。
トレ「おはよう、オルフェーヴル。……で、なんだけどさ……」
俺が視界を向けると、ラッキーライラックを筆頭に俺が声をかけたかった娘達が勢揃いしていた。
トレ「コレは何?」
オル「ふん……妙に懐かれてしまってな……今日の朝練に協力したいそうだ」
コレはオルフェーヴルのカリスマ性と言うべきか……それとも彼女らのメンタルの強さなのか…どっちだろう……
「あっ、オルフェーヴル先輩のトレーナーさんですね!?良かったら、私の事も担当して下さい!」
昨日見なかった子が俺の腕に抱き着こうとしながら挨拶をする。
オル「駄目だ」
そう言いながらオルフェーヴルはコートから飛び出し、俺の腕に抱き着いて、頬にキスをした。
オル「この者は余の物だ。誰にも触らせる気は無い」
トレ「へっ…!?オルフェーヴル……!?」
オル「ほら、貴様も浮かれていないで、疾く練習を始めるぞ」
横目に見たオルフェーヴルの頬は、少しばかり赤く染まっていた。
某同人誌作家ウマ娘「良いわね、このシチュエーションはネタになるわ!純愛、NTR、ハーレムなんでも行けるわ!!」