【オークス】スターアニスに距離の壁はあるのか? 高野調教師が懸念を一蹴「血統ばかりクローズアップされますが…」
[GⅠオークス=2026年5月24日(日曜)東京競馬場、3歳牝、芝2400m] あのかわいらしい“アニたん”が、実は威圧感ある重戦車だった!? 牝馬クラシック2冠を狙う今週のオークス(24日=東京競馬場、芝2400m)で、桜花賞馬スターアニスに対する問いはシンプルに距離が持つのか?持たないのか? その調査に入った東スポ取材班に対して、陣営から、デカくて速いあの動物になぞらえて「持つ」という力強い回答が飛び出した。
むしろ適性が高い可能性も?
中団追走から追いだしを待つくらいの余裕の立ち回りで2着ギャラボーグに2馬身半差をつける圧勝を演じた桜花賞のスターアニス。2冠に向けて死角はない? いや、桜を楽勝した馬に付きまとうのが距離の壁だ。 1997年キョウエイマーチ、2015年レッツゴードンキは桜花賞でともに4馬身差をつける圧勝だったが、続くオークスはキョウエイ=11着、レッツゴー=10着と惨敗。その後の活躍を見てもスピード特化タイプで桜花賞は“速力”で制した格好。そんな負の歴史を思えば、父ドレフォン、母エピセアロームという血統背景を持つスターアニスに距離不安がささやかれるのは無理もない。 ただ、この疑惑に真っ向から反論するのは同馬を管理する高野調教師だ。「血統ばかりクローズアップされてしまいますが、ドレフォンはジオグリフ(皐月賞V)、ワープスピード(メルボルンC2着)など、中距離の種牡馬だと思っています。母エピセアロームもチューリップ賞でジェンティルドンナに先着していますし(2、4着)、母父ダイワメジャーの半妹ダイワスカーレットは有馬記念を勝っていますからね」。むしろ適性が高い可能性すらあると指摘する。ドレフォンの母系には87年凱旋門賞を制したトランポリノがいて血統の字面だけなら芝2400mを疑問視するのは見当違いだろう。 続けてショウナンパンドラ(秋華賞、JC)、ジャンタルマンタル(安田記念などGⅠ4勝)など数々の名馬を育ててきたトレーナーは「スプリントのスピードはないですが、それを持続するいい心臓を持っていますね。これまでハイペースでエネルギーをそがれるようなレースでも最後まで脚が残っていますから。適距離というのは本当に分からないですが、コントロールができれば距離は持つ心臓をしてます」と懸念を一蹴する。