日本のナフサ輸入は4月まで低迷も、5月に大幅回復の見込み
5月21日17時に、石油化学工業協会から2026年4月分の主要石油化学製品生産実績が公表される予定であるが、一旦現時点で公表されている2026年3月までのナフサ・石油化学製品の状況を分析する。
ナフサ需給状況
5月19日時点で石油統計速報・確報は3月分の数値が公表されている。4月分の石油統計また、輸入量については船舶追跡サービスより4・5月の予測値を明記した。
ナフサ輸入量
1月より例年よりも輸入量が下回る状況が続いている。特に4月以降は中東産ナフサの輸入が激減した。5月の輸入量は、3月比で大幅に増加見込みである。
4月以降は中東産の輸入減少を他地域産のナフサでカバーしている。4月は米国産ナフサの輸入増が目立ち、5月には加えてアルジェリア産・インド産ナフサの輸入増が目立った。
国内生産量
例年(2021年~25年の5年間平均)の86.7%である100万キロリットルであった。今年は石油化学製品需要が年明けから弱含みで在庫調整のニーズが高まっていたこと、ナフサ分解炉やエチレン生産設備の定期修繕が集中したため考えられる。今後、定修完了後の運転再開、設備利用率の向上によって生産量は回復すると予想する。
販売量・国内在庫
ナフサの販売量は例年に比して低迷している。需要減少や定修増が要因とみられる。2月までは電子部品・ディバイス、輸送機械等で生産低下が予測され需要が冷え込んでいることが要因として挙げられるが、3月は暮らし向きや雇用環境、耐久消費財の購入の面で前月に比べて弱含みが見られている。
ナフサ関連製品の生産状況
ナフサ関連製品についても前述の諸要因により、生産量の減少が確認されている。
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