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【東大推薦】実績は不問!? 合格者に聞いた東大推薦のリアル

皆さんこんにちは!
ドラゴン桜塾塾長の永田耕作です。
 
前回に引き続き、今回も川瀬さんに来てもらい、色々とお話を聞かせてもらいました。
 
前回の記事では「国内留学」の魅力を語ってもらっているので、未読の方はぜひこちらも読んでみてください!

さて、前回ご紹介した通り、川瀬さんは今年の4月に「推薦生」として東京大学に入学しました。
 
みなさんは「東大に推薦で合格」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
 
「〇〇オリンピックでメダル獲得」「〇〇ディベート大会優秀賞」など、勉学に関するハイレベルな実績が必要なのではと思う人も多いでしょう。
 
何を隠そう、僕もつい最近までそう思っていました。
 
そもそも僕が高校生のときは東大推薦については知りませんでしたし、東大推薦にどのような能力が必要かなんて見当もついていませんでした。
 
しかし、川瀬さんはそんな僕に対して驚きの事実を伝えてくれたのです。
 
東大推薦入試は、特別な実績がなくても突破することができます。
 
というよりは、自分がこれまで取り組んできたことやその理由、そしてその先にやりたいことをいかに言語化できるか、人に伝えられるかが重要になるのです。
 
つまり、自分が「何をしたか」ではなく、「何のためにしたか」ということですね。
 
今回の記事では、そんな東大の推薦入試の中身と、川瀬さんがどのような戦略で入試に挑んだかについて詳しく紹介していきます。
 
推薦入試を検討している人もそうでない人も、自分の進路選択の幅が広がること間違いなしなので、ぜひ最後までお読みください! 


①そもそも東大推薦入試とは? 

さて、まずは東京大学の推薦入試がそもそもどのようなものかについて説明します。
 
東大の推薦入試は、2016年度から始まった制度です。
 
そこから毎年行われているので、今年東大を受験する人で10期生になる計算です。
 
東京大学の入試自体は100年以上も前から行われていることを考えると、一般入試に比べかなり最近に始まった受験制度になりますね。
 
そんな東大推薦ですが、「定員がない」という大きな特徴があります。
 
もちろん、学部ごとに「何人程度合格する」という目安はありますが、その人数と実際の合格者の数が異なることもあれば、目安の人数自体が年度によって変わることもあります。
 
つまり、受験者の「絶対評価」で合格を決めていると言えるのです。
 
 
東京大学に限らず、基本的に一般入試では、試験の点数による相対評価で合格者が決まる仕組みになっています。
 
相対評価とは、合格者の人数が決まっていて、その人数に達するまで点数が高い順に合格させていくということです。
 
例えば、東京大学の「理科一類」であれば、定員は1108人となっています。
 
その定員に対して3000人ほどの受験者が受験をし、一次試験と二次試験の合計の点数を上から順番に並べて、上位1108人を合格者としているのです。
 
それに対して、推薦入試では明確に定員が定まっていないため、「上から何番目」などの考え方ではなく、「東京大学に入学するのにふさわしい存在か」という観点で合否を決めることになります。
 
これは、誰にでもチャンスがある反面、自分の能力が認められなければ合格を勝ち取ることはできない、ということでもあるのです。
 
だからこそ、推薦入試で東大に入学した人はみんな高いビジョンを持っているのですね。
 
そんな東大推薦ですが、現在では毎年100人程度の合格者がいます。
 
この人数は年々少しずつ増加しており、推薦入試の枠を広げていきたいという東大の想いと、推薦入試制度の認知が全国的に広がっていることが伺えます。
 
これから先、もっともっと東大推薦は一般的で、そして有効な道になっていくのです! 


②川瀬さん自身の東大受験について

さて、東大推薦の基本情報についておさらいしたところで、実際に川瀬さんがどのような内容で推薦入試に挑んだのかを紹介していきましょう。
 
前回の記事でも述べましたが、川瀬さんは高校生時代に「国内留学」を行い、島根県で高校生活を送っていました。
 
その環境で色々な先生や先輩、周りの人と関わり、東京大学への推薦受験を決意したのです。
 
そんな川瀬さんが学びたかったのは、「社会教育学」というものでした。
 
社会教育学とは、学校教育以外の場で行われる教育活動や、生涯学習に関する理論と実践を研究する学問分野です。
 
家庭や地域社会、職場などで行われる学びや、地域住民が主体となって行う学習活動、さらには図書館や博物館、コミュニティセンターなど公共の施設を活用した教育など、幅広い学習の場と活動を対象とします。
 
川瀬さんは「東京から一度離れて生活することで、地域で暮らす上でどれだけ周りの人との関わりが重要かを身に染みて感じた」と話しています。
 
その中で、社会教育学は、人々が主体的に学び成長するための環境づくりや、地域社会の中での知識の共有と育成を支援することを目指しているため、自分の興味分野と合致すると考えたのです。
 
川瀬さんは「自分は誇れるような実績が何もない」と言っていましたが、推薦出願時に出した自分の探究活動に関する報告書では、実に10万字に達する量の文書を作成したようです。
 
それだけ自分がやってきたことを言語化して相手に伝える能力がある川瀬さんなら、東大の推薦入試を突破できたことも納得ですよね! 


③「推薦生」のリアル 

川瀬さんは東大教育学部の推薦入試を突破し、今では推薦9期生として大学生活を送っています。
 
「推薦入試と一般入試、どちらが良いのか」という議論は度々起こりますが、これについて川瀬さんに「当事者としてどう思うか」と質問をしてみました。
 
すると、川瀬さんは次のように語ってくれました。
 
推薦生は先ほども説明したように毎年100人ほどいるのですが、同級生はとても仲が良く、「推薦生交流会」と呼ばれるコミュニティも設けられています。
 
そのような会に参加すると、みんなすごくパワフルで行動力のある子たちで感心するとともに、自分も頑張らなきゃなとパワーをもらうことができます。
 
推薦入試が悪い評価を下される理由がもしあるとしたら、「入学することが目的となってしまっている」からなのではないかと私は考えます。
 
そのため、目的意識をもって、大学に入った後にどんなことがしたいか明確なビジョンを持つ推薦生が東大に限らず増えていけば、より推薦入試は魅力的なものに映るようになっていくのではないでしょうか。
 
僕はこれを聞いて、とても素晴らしい意見だな、と感じました。
 
それと同時に、確かに東大の推薦生は入学後、そして卒業後のビジョンまで見えている、もしくは探そうと前のめりになっている人が多いな、と改めて思いました。
 
今後もおそらく拡大していくであろう「推薦入試」ですが、より良いあり方になっていってくれると嬉しいな、と感じました。 

 

おわりに

今回は「実績は不問!? 合格者に聞いた東大推薦のリアル」ということで、推薦9期生の川瀬さんに色々と実情を紹介してもらいました。
 
僕が塾長を務めるYouTubeチャンネル「ドラゴン桜塾」では、川瀬さんがより詳しく自分の推薦入試の経験について話してくれているので、こちらもぜひご覧ください! 

今回の記事は、ここまでとなります。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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