【平埜生成さん】メッセージ
先日、電車に揺られていると、バリトンの響きが聞こえてきました。「いい声だなぁ」と思い、声の主を探してみると、そこには学生服をきた細身の男子高校生の姿がありました。たまげました。自分の中では「バリトンの声=髭がもみあげまで繋がった、体のガッシリした男性」を想像していたからです。改めて目を閉じ、耳を澄ませると、今度は「楽しげに会話する高校生の声」に大変身! きっと頭の中で「彼は高校生だ」と、イメージしたからなんでしょうね。
声は、なにもかも飛び越えます。年齢や性別、種族、イメージを軽々超えていく。声の演技も同じです。どこまでも自由に表現することができる。何にだってなれる。こんなに楽しいことはありません!
『森のスケッチブック』は、色彩豊かな5つの作品が描かれます。
わたしは〈縄文人〉や〈森の妖精〉、他にも色々な役を演じました。どんな仕上がりになっているのか、自分自身、楽しみでなりません!
演出担当スタッフの藤井です。平埜生成さんのイメージは“The 演劇青年”。
舞台に映像作品に幅広くご活躍なのはもちろん、いつも四六時中お芝居のこと、俳優という職業のことについて生真面目に考えていそうな……勝手にそんな印象を持っています。
いろいろな作品にご参加の際のコメントも、独特の着眼点と語り口で、つい平埜生成さんならではのリズムに引き込まれ、すでにお客様を作品の世界へと誘う“平埜生成劇場”が始まっているような感覚があります。
これまで「青春アドベンチャー」では何度か連続ものの主演も担っていただいたことがありますが、今回は15分の短編、5つのお話で、5人の男性を演じていただきました。どうぞお楽しみに。
『森のスケッチブック』、第1回の放送は5月18日(月)午後9時30分からです。
『森のスケッチブック』(全5回)
~森をめぐる5つのショートストーリー~
【NHK FM】
2026年5月18日(月)~22日(金) 午後9時30分~午後9時45分(1-5回)
★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)
【出演者】
彩みちる 平埜生成
石橋徹郎 奥田一平 大森美紀子
木津誠之 木村玲衣
【作】
小林雄次
日比谷祐希
青山ユキ
三谷武史
藤沢秋
【スタッフ】
制作統括:藤並英樹
技術:林晃広
音響効果:菊地亮
選曲:黒田賢一
演出:藤井靖
【あらすじ】
その奥に何が潜んでいるのか、分からないからこそ入ってみたくなる……。
森をめぐる5つのショートストーリー。
「私が愛した縄文人」(作・小林雄次)
「親切な管理人」(作・日比谷祐希)
「森の精に会った話」(作・青山ユキ)
「ジャンヌダルクじゃない」(作・三谷武史)
「森へ行きましょう」(作・藤沢秋)
※この記事は放送後1週間までの期間限定公開です。