最近、いろんな大学の工学部で「女子枠」が新設されて、ネットの自称頭のいい人たちが「逆差別だ」とか「実力主義に反する」とか、高尚なジェンダー論や受験公平論で盛り上がっている。
でもさ、現場にいる工学部の男(俺)から言わせてもらうと、そんな学術的な議論はどうでもいいんだよ。
女子枠、大賛成。なんならもっと枠を広げてくれとすら思っている。
なぜかって、女子枠の設置で一番ダイレクトに恩恵を受けて喜んでるのは、他ならぬ俺たち男子学生だからだ。
右を見ても左を見ても、男、男、男。チェックシャツ、黒リュック、そして夏場に漂う謎の部室臭。あの特有のむさ苦しい空間に4年間閉じ込められる絶望感を、華やかな文系キャンパスの連中は分かっていない。
そこに女子枠で女子が入ってくる。それだけで、教室の空気が変わる。
男どもが心なしか服装に気を使い始めるし、寝癖を直してくるようになる。何より、風呂に入る頻度が上がる。女子枠は、工学部における最高の「環境衛生政策」なんだよ。
言葉足らずのコミュ障たちが集まって、必要最低限の業務連絡だけをボソボソと話し、無言でコードを書いて無言で解散する。
そこに女子が1人混ざるだけで、不思議なことに「あ、ここどうする?」みたいな、人間らしいまっとうな会話が発生するようになる。別にオタサーの姫として崇め奉るとかそういう次元の話じゃない。純粋に集団の社会性を保つための潤滑油として、女子の存在はあまりにもデカすぎる。
工学部を留年せずに生き抜くためには、過去問と試験対策情報の確保が生命線になる。
これまでの男社会だと、この情報は体育会系のノリとか怪しい先輩との縦のつながりといった、ドロドロした政治力を持つ一部の要領いい奴らだけで独占されがちだった。
しかし、女子コミュニティができると、彼女たちは真面目かつ驚異的な情報収集力でクリーンな共有ネットワークを構築する(しかもノートがめちゃくちゃ綺麗)。結果として、そこから情報が適度に流通し、これまで溢れ落ちていた俺たちのような陰キャ男子もその恩恵に預かって救われるケースが多発する。
いざ入学してしまえば、男子学生はみんな心の中で女子枠ありがとう、大学グッジョブって思ってる。ぶっちゃけ、入り口で下駄を履こうが何しようが、同じ空間に女子がいる、その事実だけで俺たちのQOL(生活の質)は爆上がりなわけ。
工業高校に作ればいいじゃん
鍵カッコが多いとAIの創作(増田は工学部の大学生ではない)と思ってしまう病気に罹患している