それでも、私は絵を描き続けたい
あれから少し時間が経ちました。
まだ完全に落ち着いたとは言えません。
思い出すと胸が苦しくなるし、通知が鳴るたびに怖くなる瞬間もあります。
それでも、今の気持ちを一度、自分の中で整理しておきたくて、この文章を書いています。
何が起きたのか
私のイラストや画像が、許可なく保存・転載・切り抜きされました。
そして、制作時期も、制作環境も、制作時間もまったく違う複数の絵を並べられ、
「同一人物が描いたとは思えない」
「AIイラストではないか」
というような憶測を含む形で拡散されました。
比較されていたものは、たとえば、
・1週間、クリスタの機能や人物の基礎、服のシワの描き方などを勉強して、時間をかけて描いた絵
・6年前に描いたアナログ絵
・1時間以内で描いた絵
※資料集めやアイデア出し、構図決めを抜くと、実際に手を動かしていた時間は30分未満くらいのもの
でした。
描いた時期も、画材も、目的も、かけた時間も違います。
それでも、切り取られて並べられると、そう見える人にはそう見えてしまうのかもしれません。
でも、掲載しているイラストは、私自身が描いたものです。
それは、神に誓って本当です。
いちばん苦しかったこと
AIだと言われたこと自体も、もちろん苦しかったです。
でもそれ以上に苦しかったのは、私の絵が無断で転載され、切り抜かれ、私の知らない場所でどんどん話が広がっていったことでした。
リプや引用でたくさんの言葉が飛び交って、過去のアカウントまで掘られて、3年前に友人からもらい「アイコンは〇〇さんから」とクレジット表記したものをアイコンだけ切り抜かれ「これを自作発言してる。無理があるだろw」などと、昔のアイコンや絵にも難癖がつけられていく。
自分の手の届かない場所で、自分の作品や過去が、叩く材料として消費されていく感覚がありました。
「証拠を出せばいい」と言われても、まさかこんな日が来るとは思っていませんでした。
クリスタは描画の際、自動では録画されません。すべての絵でタイムラプスを撮っていたわけではありません。
容量の関係で上書き保存してしまっているものもあります。
証拠を出しても、また別のところを疑われるのではないか。
何を出しても、また次の難癖がつくのではないか。
そう思うと、頭がぐるぐるして、何をすればいいのか分からなくなりました。
鍵をかけた理由
一時的にアカウントに鍵をかけました。
それは、逃げたかったからだけではありません。
もちろん怖かったし、傷ついていました。
でも、それ以上に、これ以上の無断転載や切り取り、野次馬の流入を防ぎたかったからです。
公開のまま何かを言えば、またその言葉だけが切り取られて、新しい燃料になるかもしれない。
今は、反論することよりも、これ以上自分の作品や心を傷つけられないようにすることを優先しました。
私は、相手を言い負かしたいわけではありません。
ただ、自分の絵と、今の活動と、これからの制作を守りたかったです。
支えてくれた人たち
そんな中で、たくさんの人が力になってくれました。
普段から私の作業を見ている身近な家族。
リアルの友人。
ネットで仲良くしてくれている人たち。
久しぶりに連絡をくれた人。
静かに見守ってくれた人。
何があったのかを聞いてもらいました。
みんな、手放しで信じてくれました。
「あなたが描いているのを知っているよ」
「あなたの絵が好きだよ」
「依頼を考えていたよ」
「応援の依頼をしたい」
「いつでも声をかけて」
「安心させるよ」
そんな言葉をもらいました。
中には、自分にまで飛び火するかもしれない状況なのに、私への依頼を考えていると言ってくれた人もいました。
励ましの絵を描いてくれた人もいました。
長文で心配してくれた人もいました。
無数の悪意に触れた以上に、本当にたくさんの人の優しさに触れました。
これは、今回のことで絶対に忘れたくないことです。
申し訳なかったこと
私が描いた絵を受け取ってくれた人や関わってくれた人にまで、とばっちりが行ってしまったこともありました。
それが本当に申し訳なかったです。
私の絵を好きだと言ってくれた人。
依頼してくれた人。
関わってくれた人。
本来なら、ただ楽しく、大切に受け取ってもらいたかったものです。
その人たちまで巻き込まれるような形になってしまったことが、悔しくて、悲しかったです。
これから
正直、絵を描くのが少し怖くなりました。
作品を出すことも、過去の絵を見られることも、また何か言われるのではないかと思うと怖いです。
でも、それでも私は、絵を続けたいです。
今回のことで、たくさん傷つきました。
人が怖いと思う瞬間もありました。
でも同時に、私の絵を信じてくれる人がいることも知りました。
私が描いてきた時間を、ちゃんと見てくれている人がいることも知りました。
だから、絵を続けます。
もっと上手くなります。
それが、信じてくれた人たちへの、私なりの恩返しだと思っています。
最後に
支えてくださった方、本当にありがとうございました。
そっと見守ってくださった方。
心配して声をかけてくださった方。
信じてくださった方。
私の絵が好きだと言ってくださった方。
本当に、ありがとうございます。
まだ全部が平気になったわけではありません。
でも、少しずつ戻っていきたいです。
私はこれからも、描きます。


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