値上げの波は大学にも・・・熊大授業料値上げに関し学生と意見交換
熊本大学が来年度から授業料を値上げする方針を示しています。
理解を求める大学側ですが、学生はどんな反応を示しているのでしょうか。
熊本大学は、施設の老朽化が進む一方、物価や人件費の高騰で、教育や研究の質の維持が難しくなっています。
こうした状況から、去年から寄付を募ったものの目標の1億円に届かず。
授業料を現在の53万5800円から59万4800円とおよそ11パーセント値上げする方針に踏み切りました。
19日は、この授業料改定について、大学側と学生との意見交換会が行われました。
■意見交換会後の学生「値上げに関しては仕方ないと思うんですけども、ちょっとまだ使い方に関しては、うまく考えられてないところもあるのかなと。友達で学費を自分で稼いでいるという子もいるので、そういう子の負担がちょっと(心配)」
■学生「ほとんど理系に(お金が)いっちゃうんだろうなとは思っている。学校内で分断しても仕方がないので、そこは同じ学生として熊本大学生として受け入れるしかないのかな」
熊本大学は、値上げする分の授業料について、教育・研究を進めるための経費に充てるとしているほか、無線LAN設備を充実させたいとしています。
国立大学の授業料の値上げにはルールがあり、現在の標準額53万5800円から、最大で2割増やすことができます。
文部科学省によりますと、今年度の時点で、全国の11の国立大学が、標準を上回る額を設定しています。
・東京科学大学 ・東京芸術大学・千葉大学 ・一橋大学・政策研究大学院大学・東京農工大学 ・東京大学・名古屋工業大学 ・埼玉大学・電気通信大学 ・山口大学
名門といわれる大学でも、財政的な課題に直面しています。
一方、熊本大学は今後も学生を交えた意見交換会を開く予定で、「学生の意見も踏まえつつ、来年度のことなので早めに決定したい」としています。