シンガー・ソングライターの吉田拓郎の生誕80年を記念した、レーザーターンテーブル聴き語り音源ライブ「ぺニーレーンで吉田拓郎を〜時がたってしまうことを忘れてしまいたい時があるよね〜」が19日、東京・原宿のペニーレーンで行われた。
拓郎の関連著書でおなじみ、音楽評論家でノンフィクション作家の田家秀樹氏がオーディオシステムの“レーザーターンテーブル楽団”とともに登壇した。
4月5日に80歳となった拓郎を祝福するイベントで、拓郎ファンにとっては聖地だったペニーレーンでの開催。拓郎のアナログレコードをスタジオレベルの音質で“聴き語り”たいという田家氏の思いで企画された。
レーザーターンテーブルとは、レコードをレーザー(光)でアナログ再生するという日本発の世界的技術だという。田家氏は「従来のアナログレコードは針での再生でしたが、それとは大きく異なり、この機器は非接触でレコードを光学再生できる。このためレコード盤を痛めずに生々しい音源でレコード音楽を再現できる」とした上で「レコード作品が誕生した、その時の空気までをも音波としてレーザーでアナログ再生できる」と説明した。
田家氏は「拓郎がデビューからこれまで発表してきた中から25曲を厳選した」とし、「ペニーレーンでバーボン」をはじめ、広島フォーク村時代に制作したという「イメージの詩」や「結婚しようよ」などを聴き語った。
さらに「70年代の拓郎を語る上で、この曲だけは避けられない作品」と言う意味から1979年7月に愛知・篠島で行ったオールナイトコンサートのライブ・アルバム「TAKURO TOUR 1979」の中から「人間なんて」も熱く語った。
田家氏は「80歳ですからね。古いか新しいかと言ったら当然、古いのですが、ただ改めて聴くと、今でも彼は新しいということを証明する作品を70年だけでも(25曲中)13曲を選曲した。レーザーターンテーブルでライブ音源を聴くと当時の熱気が蘇ってくる」と、予定時間を1時間もオーバーする4時間にも及ぶイベントとなった。
一方、拓郎は4年前に音楽活動から一線を退くと宣言も、今年に入ってライブ活動を再開。13日の名古屋公演に続き、25日には大阪でも“復活ライブ”を開催する予定だ。