~前回までのあらすじ~
北京旅行3日目、夕方に円明園へ滑り込み、閉園間近、真っ暗な中を芥川龍之介の『トロッコ』のような気持ちで門へと急ぐ!
西貝というレストランで晩御飯。おいしくて満足していたが、あとで調べてみたら、昨年めちゃくちゃ炎上していたチェーン店だった・・・!
ホテルに帰り、ずっと気になっていた「豆汁」にトライ。めちゃくちゃ健康にならないと割に合わない香りと味の癖の強さに度肝を抜かれる・・・!
5/5(4日目)
7:30ごろ
起床。これまでより胃腸の調子が良いように感じる。これは豆汁のおかげか。それとも「豆汁に呻吟したんやから、なんか一個でもプラスないと」という私の貧乏根性が生み出したプラセボか…
四谷くんの寝グセが、ぴんと立っていてオウムの頭の羽のよう。「かっこいいから今日はこれでいこうかな」とやばい計画を小耳にはさむ。そのプランを即刻打ち砕いた。
8:30ごろ
ホテルを出て、朝ごはん屋さんを探す。清真料理のお店に入る。「清真料理」とは、イスラムの戒律に沿った作り方をしたごはんのことで、北京にはたくさんの清真料理レストランがあった。

「早餐」メニューが左にあるが、昼や夜のメニューもあった。牛肉と羊肉が得意分野っぽい。
朝はあっさりいきたかったので、「豆腐脳」(おぼろ豆腐みたいなやつ)を注文。

めっちゃいい感じの「豆腐脳」カードを渡された。年季の入り方、すばらしい…コレクションしたい。
てっきり、このプラスチック豆腐脳を持ってれば店員さんがテーブルまで持ってきてくれるのかと思っていたが、どうやらスープや麺を提供するカウンターに行ってこのカードを渡す方式だったようだ。パチンコ方式。

豆腐脳。ほぐした牛肉が入ったあんかけ、見た目は濃そうだがとてもやさしい味。お腹からあったまる。

一方、四谷くんは火燒夾肉(パンのような皮に肉をはさんだもの)。ジャーキーのようなお肉の歯ごたえがたのしい。
小さなビニール袋に直で入っていて、「正直、これでいいよな」と思う。
となりの席のおじおさんが、一人で4碗くらいのおかずを食べていた。朝からめっちゃ食べてるやんと少し尊敬の念を抱いてしまう。
食べ終わり、駅へ向かう途中、「そういえば、2日目に行った焼肉屋の店員のお兄さんが、『近くのスーパーで売ってる果物が安いからおすすめ』って言ってたな」と思い出し、スーパーに寄る。

スイカが500グラム約100円くらいだった。2kgだったら400円くらい。確かに安いかも。
他にもぶっといきゅうりや見たことのない野菜もたくさんあって心惹かれたが、町を歩くとき邪魔かと思い断念。
今日は天安門広場に行く。
ほんとうは紫禁城に行きたかったのだが、中国の連休だからかチケット予約ができなかった。旅行サイトのツアーで割高のプランがあったものの、どれもガイド付き。「ガイドさんはええかも」と変なところで人見知りがでる四谷くんが渋った。
今回は予約さえすれば無料で入れる天安門広場のみ体験することに。
劉家窯(5号線)→崇文門、崇文門(2号線)→前門で降りる。

駅の自動券売機の問い合わせ用ボタンにスライド式のカバーがついていて、「請旋開」がにっこり笑ってるみたいでかわいかった。それだけ。
10:00ごろ
前門駅に到着。

地上に出ると、いたるところに柵があってどこに行けばいいかわかりづらい

真ん中の細長い広場の右下の角あたりに到着。ここで手荷物チェックを受ける。
We chatで予約したとき、いくつかある検査場から一つ選ぶように指示された。都合6つもの検査場が表示され、「こんなにこまめにあるんや」とおどろいた。
「広場東側路南安検04」の列に並ぶ。まずはパスポートチェック(中国国籍の人も身分証カードを呈示)。つづいて手荷物チェックだ。
地下鉄に乗るときにも手荷物検査があるので心理的なハードルはそこまで高くなかったが、地下鉄とは比べ物にならない念入りなチェックだった。
まず女性の検査員さんが、私の腕から尻からすべててきぱきと触って確認。飛行場でもこんなに厳しくはなかった。
上着のポケットも確認が入り、検査員さんが使いさしのティッシュと円明園の半券をぽいとケースに出したときは、自分のずぼらが眼前に現れて非常に恥じ入った。
そしてカバンをベルトコンベアに置いてX線検査。そのうえで検査員さんがすべての中身を取り出して目視。『地球の歩き方』もパラパラとページをめくって中身を確かめていた。
焼肉屋で食べきれなくて持ち帰った麻辣ピーナッツも持っており、「やば、これ取られるかも」と冷や冷やしたが、豆はお咎めなしだった。
四谷くんのカバンからデカめの充電器がでてきた。
検査員さんは20代と思しき若い男性で、四谷くんの充電器をまじまじと見て隣の同僚に相談していた。私が「これは充電器」ですと言うと、なんとかお咎めなしで済んだ。

やっと天安門広場に入れた。
ひ、ひろい…
日本の「広場」は、色々とオブジェを置いたり、植栽を凝ったりしているところが多いが、ここは何もないところが大部分を占める。

脇にはご立派なガーデニングも。やはり紅い。そしてあんなにも球体な植木を初めて見た。

天安門が見える。しかし、黄色い柵があるので近くには行けない。
柵に沿って、たくさんの人が天安門のベストショットを模索していた。
天安門の真向かいには、

「人民英雄記念碑」が。

巨大な孫文の肖像がある。
頬の血色がよく、若々しく描かれている。
孫文の絵は近くまで寄ることができ、ここでも色んな人が記念撮影にいそしんでいた。
人民英雄記念碑の周りには柵がめぐらされ、こちらも近くまではいけない。しかし、その柵の近くにはちょっとした日陰をもとめて一休みしている人たちが地べたに座り込んでいる。なかには軽食をとってピクニックな人々も。
入口の保安検査こそ厳重であったが、広場の中は少しだけゆるい空気が流れている。そこは意外だった。私たちも麻辣ピーナッツをつまみながらジャスミンティーを飲んだ。
くつろぐ私たちの前を、電動三輪車に乗ってゴミをピックアップ清掃員のおじさんが通り、なにかにこやかに声をかけていった。
少し向こうでは、両親が小さい女の子に中国の国旗をもたせ記念撮影をしていた。
広場の両脇を荘厳な建物が固める。

西には中国国家博物館。

東には人民大会堂。全人代とかをやってるところ。
東側の道にある公衆トイレに行く。用を足して外に出たら四谷くんはまだだった。トイレは大体四谷くんの方が遅い。しばし待つ。

フードトラックがあり、軽食やアイスを売っている。
ここでも文創アイスがあった。さすがに天安門や毛沢東&孫文の形ではなかった。
天安門東駅に向かう。この駅の近くの保安検査ゲートはむちゃくちゃ混んでいた。「ここにせんでよかった~」と安堵する。
11:45ごろ
つづいては、四谷くんのリクエストで「SKP-S」という百貨店へ。
ショッピング目当てではない。なんでも、この百貨店はSFをイメージした展示が非常にゴージャスらしい。なんとも景気がいい話。行ってみたい。
天安門東駅(1号線)→大望路で降りる。

地下鉄の駅構内にはどこもかしこもこの植毛の広告だらけで、もう見慣れた風景になってしまった。
四谷くんが「でも、旅先のこういう見飽きたものこそ写真に撮らないと」と撮影していた。
大望路駅を降りると、周りは高層ビルだらけ。

駅前にロシアショップがあった。

ロシア製品がずらー!整然と並ぶ瓶、瓶、瓶。
かなり整った空間で、私たち以外の客はだれもおらず、店員さんも暇そうだった。
店内には中国語のポップスが流れていた。ロシア語じゃないんや
地下通路に潜り、西大望路を渡ると、

SKP-Sに着いた。

入口前広場に、惑星探査の車をイメージした展示が。
これは楽しみ・・・!

期せずしてなんかかっこいいポーズの写真が撮れた。
入口は電動の回転扉。2人で「うおー」とテンションが上がり、回転扉レベルでキャッキャしているなら、中に入る必要もないような気もする。
扉を抜けると、

羊小屋が。

メカニカルな家畜が。

さきほどの羊もロボットだったようだ。
普通の百貨店なら化粧品売り場が所狭しとあるはずだが、そこには近未来農場があった。

お店の並ぶ場所でも、通路にはこういったデザインスペースが。

3Dプリンター彫刻作品もある。
お店を見るとすべてハイブランドで、ほかの支店よりもインテリアが凝っている気がする。あと全然人がいない。
2階に上がると、

ここにも大きな展示スペースが。
他の惑星にうつり、突然変異してしまった動物のオブジェっぽい。
私たち以外にもお客さんがいた。しかし、彼ら彼女らもこの百貨店の展示を見に来ただけっぽい。ハイブランドのお店から一定の距離をとっている。

光の反射の法則にのっとって向きを変えるペンギンインスタレーション
基本はアパレルショップばかりであったが、アート系の本屋があったので入ってみる。

中国のほか、いろんな国の画集をそろえる。
2日目に行った北京図書大厦とは違った品ぞろえだ。
店の左奥には日本のマンガも売っていた。『ワンピース』や『桜蘭高校ホスト部』があり、そんなにサブカル・アート方面ではなかった。

左下の丁成(現代アーティスト)の本を買った。
この本屋のすぐ隣には個展会場があり、誰もいなかったのでゆっくり鑑賞した。
3階に上がると、

サルが都市計画のような陣取りのようなボードゲームをしていた。
この展示は動いていた。

このフロアは火星移住がテーマっぽい。

GENTLE MONSTERの店先。
メガネよりも、バグった彫刻が前面に押し出されている。そして人がいない。
トイレに用を足しに行くと、めっちゃキレイなのはもちろんのこと、ハンドソープの隣にハンドクリームがあった。このアメニティと、建物のあちこちにある展示は誰が支えているんだ…!

少し行くと、チューブのような廊下があった。

脇にスポーツブランドがズラーっと並んでいる。
この廊下を楽しみたいけれど、買おうとしていると思われると大変なので足早に去っていった。

チューブ廊下を出た先にあるショップに、私がまさにそのとき着ていたのとほぼ同じダントンの服があって赤面する。ここで買ったやつを着てまたお店に来た人みたい…!

展示はつきない。ここは押すと光るボタンブース。
4階に展示スペースがあるという情報だったので行こうとするも、どうやら閉じていたみたい。すでにかなりたくさんインスタレーションを見れたので満足ではある。かなりわかりやすいテーマの展示で、しかも状態がとてもよく、観光にはピッタリだった。
13:00
きがつけばお昼時。地下のレストランエリアへ。

三国志キャラのいるジューススタンドがあった。

中国のたばこは健康に関する勧告や、ギョッとするような肺がんの写真などはのってなかった。
古裝を着たスタッフさんのいる閩南料理レストランに入った。

金木犀やゼリーやパイナップルが入った涼しいデザート飲料を注文。

金木犀の香りがよく、ハト麦や小豆の食感もいい!かなり好きだった。
店員さんがこちらに来て、「チーコウはありますか」と聞いてきた「チーコウってなんですか」と聞くと、「食べられない食べ物はありますか」と言い直してくれた。あ、「忌口」か。丁寧な表現にあまり慣れてない。落語の登場人物になった気分。

サラミと甘いタレの焼きそば。四谷くんがもりもり食べていた。

豚肉と竹の子の炒め物。竹の子がしっかりコリコリしてうまい…!量もケチっていない!
どれもあまり辛くなく、甘めの味付けで食べやすかった。
お会計後にキャンディをもらった。それすらもめちゃくちゃおいしく感じた。
次回、かぎりある旅の時間を一滴残らず使おうと天壇へ!

ギリギリ滑り込みセーフで見れた
大の字に寝ころがって記念撮影しようとした若い兄ちゃんが、警備員の人に囲まれてめちゃくちゃ怒られているのを見る!いろいろ緩いけれど、大の字に寝るのはあかんねや…
連日の過密スケジュールに、四谷くんが疲弊、旅のアドレナリンで体力をドーピングしている私との間に沈黙がうまれはじめ…⁉
お楽しみに!
北京旅行3日目、夕方に円明園へ滑り込み、閉園間近、真っ暗な中を芥川龍之介の『トロッコ』のような気持ちで門へと急ぐ!
西貝というレストランで晩御飯。おいしくて満足していたが、あとで調べてみたら、昨年めちゃくちゃ炎上していたチェーン店だった・・・!
ホテルに帰り、ずっと気になっていた「豆汁」にトライ。めちゃくちゃ健康にならないと割に合わない香りと味の癖の強さに度肝を抜かれる・・・!
5/5(4日目)
7:30ごろ
起床。これまでより胃腸の調子が良いように感じる。これは豆汁のおかげか。それとも「豆汁に呻吟したんやから、なんか一個でもプラスないと」という私の貧乏根性が生み出したプラセボか…
四谷くんの寝グセが、ぴんと立っていてオウムの頭の羽のよう。「かっこいいから今日はこれでいこうかな」とやばい計画を小耳にはさむ。そのプランを即刻打ち砕いた。
8:30ごろ
ホテルを出て、朝ごはん屋さんを探す。清真料理のお店に入る。「清真料理」とは、イスラムの戒律に沿った作り方をしたごはんのことで、北京にはたくさんの清真料理レストランがあった。
「早餐」メニューが左にあるが、昼や夜のメニューもあった。牛肉と羊肉が得意分野っぽい。
朝はあっさりいきたかったので、「豆腐脳」(おぼろ豆腐みたいなやつ)を注文。
めっちゃいい感じの「豆腐脳」カードを渡された。年季の入り方、すばらしい…コレクションしたい。
てっきり、このプラスチック豆腐脳を持ってれば店員さんがテーブルまで持ってきてくれるのかと思っていたが、どうやらスープや麺を提供するカウンターに行ってこのカードを渡す方式だったようだ。パチンコ方式。
豆腐脳。ほぐした牛肉が入ったあんかけ、見た目は濃そうだがとてもやさしい味。お腹からあったまる。
一方、四谷くんは火燒夾肉(パンのような皮に肉をはさんだもの)。ジャーキーのようなお肉の歯ごたえがたのしい。
小さなビニール袋に直で入っていて、「正直、これでいいよな」と思う。
となりの席のおじおさんが、一人で4碗くらいのおかずを食べていた。朝からめっちゃ食べてるやんと少し尊敬の念を抱いてしまう。
食べ終わり、駅へ向かう途中、「そういえば、2日目に行った焼肉屋の店員のお兄さんが、『近くのスーパーで売ってる果物が安いからおすすめ』って言ってたな」と思い出し、スーパーに寄る。
スイカが500グラム約100円くらいだった。2kgだったら400円くらい。確かに安いかも。
他にもぶっといきゅうりや見たことのない野菜もたくさんあって心惹かれたが、町を歩くとき邪魔かと思い断念。
今日は天安門広場に行く。
ほんとうは紫禁城に行きたかったのだが、中国の連休だからかチケット予約ができなかった。旅行サイトのツアーで割高のプランがあったものの、どれもガイド付き。「ガイドさんはええかも」と変なところで人見知りがでる四谷くんが渋った。
今回は予約さえすれば無料で入れる天安門広場のみ体験することに。
劉家窯(5号線)→崇文門、崇文門(2号線)→前門で降りる。
駅の自動券売機の問い合わせ用ボタンにスライド式のカバーがついていて、「請旋開」がにっこり笑ってるみたいでかわいかった。それだけ。
10:00ごろ
前門駅に到着。
地上に出ると、いたるところに柵があってどこに行けばいいかわかりづらい
真ん中の細長い広場の右下の角あたりに到着。ここで手荷物チェックを受ける。
We chatで予約したとき、いくつかある検査場から一つ選ぶように指示された。都合6つもの検査場が表示され、「こんなにこまめにあるんや」とおどろいた。
「広場東側路南安検04」の列に並ぶ。まずはパスポートチェック(中国国籍の人も身分証カードを呈示)。つづいて手荷物チェックだ。
地下鉄に乗るときにも手荷物検査があるので心理的なハードルはそこまで高くなかったが、地下鉄とは比べ物にならない念入りなチェックだった。
まず女性の検査員さんが、私の腕から尻からすべててきぱきと触って確認。飛行場でもこんなに厳しくはなかった。
上着のポケットも確認が入り、検査員さんが使いさしのティッシュと円明園の半券をぽいとケースに出したときは、自分のずぼらが眼前に現れて非常に恥じ入った。
そしてカバンをベルトコンベアに置いてX線検査。そのうえで検査員さんがすべての中身を取り出して目視。『地球の歩き方』もパラパラとページをめくって中身を確かめていた。
焼肉屋で食べきれなくて持ち帰った麻辣ピーナッツも持っており、「やば、これ取られるかも」と冷や冷やしたが、豆はお咎めなしだった。
四谷くんのカバンからデカめの充電器がでてきた。
検査員さんは20代と思しき若い男性で、四谷くんの充電器をまじまじと見て隣の同僚に相談していた。私が「これは充電器」ですと言うと、なんとかお咎めなしで済んだ。
やっと天安門広場に入れた。
ひ、ひろい…
日本の「広場」は、色々とオブジェを置いたり、植栽を凝ったりしているところが多いが、ここは何もないところが大部分を占める。
脇にはご立派なガーデニングも。やはり紅い。そしてあんなにも球体な植木を初めて見た。
天安門が見える。しかし、黄色い柵があるので近くには行けない。
柵に沿って、たくさんの人が天安門のベストショットを模索していた。
天安門の真向かいには、
「人民英雄記念碑」が。
巨大な孫文の肖像がある。
頬の血色がよく、若々しく描かれている。
孫文の絵は近くまで寄ることができ、ここでも色んな人が記念撮影にいそしんでいた。
人民英雄記念碑の周りには柵がめぐらされ、こちらも近くまではいけない。しかし、その柵の近くにはちょっとした日陰をもとめて一休みしている人たちが地べたに座り込んでいる。なかには軽食をとってピクニックな人々も。
入口の保安検査こそ厳重であったが、広場の中は少しだけゆるい空気が流れている。そこは意外だった。私たちも麻辣ピーナッツをつまみながらジャスミンティーを飲んだ。
くつろぐ私たちの前を、電動三輪車に乗ってゴミをピックアップ清掃員のおじさんが通り、なにかにこやかに声をかけていった。
少し向こうでは、両親が小さい女の子に中国の国旗をもたせ記念撮影をしていた。
広場の両脇を荘厳な建物が固める。
西には中国国家博物館。
東には人民大会堂。全人代とかをやってるところ。
東側の道にある公衆トイレに行く。用を足して外に出たら四谷くんはまだだった。トイレは大体四谷くんの方が遅い。しばし待つ。
フードトラックがあり、軽食やアイスを売っている。
ここでも文創アイスがあった。さすがに天安門や毛沢東&孫文の形ではなかった。
天安門東駅に向かう。この駅の近くの保安検査ゲートはむちゃくちゃ混んでいた。「ここにせんでよかった~」と安堵する。
11:45ごろ
つづいては、四谷くんのリクエストで「SKP-S」という百貨店へ。
ショッピング目当てではない。なんでも、この百貨店はSFをイメージした展示が非常にゴージャスらしい。なんとも景気がいい話。行ってみたい。
天安門東駅(1号線)→大望路で降りる。
地下鉄の駅構内にはどこもかしこもこの植毛の広告だらけで、もう見慣れた風景になってしまった。
四谷くんが「でも、旅先のこういう見飽きたものこそ写真に撮らないと」と撮影していた。
大望路駅を降りると、周りは高層ビルだらけ。
駅前にロシアショップがあった。
ロシア製品がずらー!整然と並ぶ瓶、瓶、瓶。
かなり整った空間で、私たち以外の客はだれもおらず、店員さんも暇そうだった。
店内には中国語のポップスが流れていた。ロシア語じゃないんや
地下通路に潜り、西大望路を渡ると、
SKP-Sに着いた。
入口前広場に、惑星探査の車をイメージした展示が。
これは楽しみ・・・!
期せずしてなんかかっこいいポーズの写真が撮れた。
入口は電動の回転扉。2人で「うおー」とテンションが上がり、回転扉レベルでキャッキャしているなら、中に入る必要もないような気もする。
扉を抜けると、
羊小屋が。
メカニカルな家畜が。
さきほどの羊もロボットだったようだ。
普通の百貨店なら化粧品売り場が所狭しとあるはずだが、そこには近未来農場があった。
お店の並ぶ場所でも、通路にはこういったデザインスペースが。
3Dプリンター彫刻作品もある。
お店を見るとすべてハイブランドで、ほかの支店よりもインテリアが凝っている気がする。あと全然人がいない。
2階に上がると、
ここにも大きな展示スペースが。
他の惑星にうつり、突然変異してしまった動物のオブジェっぽい。
私たち以外にもお客さんがいた。しかし、彼ら彼女らもこの百貨店の展示を見に来ただけっぽい。ハイブランドのお店から一定の距離をとっている。
光の反射の法則にのっとって向きを変えるペンギンインスタレーション
基本はアパレルショップばかりであったが、アート系の本屋があったので入ってみる。
中国のほか、いろんな国の画集をそろえる。
2日目に行った北京図書大厦とは違った品ぞろえだ。
店の左奥には日本のマンガも売っていた。『ワンピース』や『桜蘭高校ホスト部』があり、そんなにサブカル・アート方面ではなかった。
左下の丁成(現代アーティスト)の本を買った。
この本屋のすぐ隣には個展会場があり、誰もいなかったのでゆっくり鑑賞した。
3階に上がると、
サルが都市計画のような陣取りのようなボードゲームをしていた。
この展示は動いていた。
このフロアは火星移住がテーマっぽい。
GENTLE MONSTERの店先。
メガネよりも、バグった彫刻が前面に押し出されている。そして人がいない。
トイレに用を足しに行くと、めっちゃキレイなのはもちろんのこと、ハンドソープの隣にハンドクリームがあった。このアメニティと、建物のあちこちにある展示は誰が支えているんだ…!
少し行くと、チューブのような廊下があった。
脇にスポーツブランドがズラーっと並んでいる。
この廊下を楽しみたいけれど、買おうとしていると思われると大変なので足早に去っていった。
チューブ廊下を出た先にあるショップに、私がまさにそのとき着ていたのとほぼ同じダントンの服があって赤面する。ここで買ったやつを着てまたお店に来た人みたい…!
展示はつきない。ここは押すと光るボタンブース。
4階に展示スペースがあるという情報だったので行こうとするも、どうやら閉じていたみたい。すでにかなりたくさんインスタレーションを見れたので満足ではある。かなりわかりやすいテーマの展示で、しかも状態がとてもよく、観光にはピッタリだった。
13:00
きがつけばお昼時。地下のレストランエリアへ。
三国志キャラのいるジューススタンドがあった。
中国のたばこは健康に関する勧告や、ギョッとするような肺がんの写真などはのってなかった。
古裝を着たスタッフさんのいる閩南料理レストランに入った。
金木犀やゼリーやパイナップルが入った涼しいデザート飲料を注文。
金木犀の香りがよく、ハト麦や小豆の食感もいい!かなり好きだった。
店員さんがこちらに来て、「チーコウはありますか」と聞いてきた「チーコウってなんですか」と聞くと、「食べられない食べ物はありますか」と言い直してくれた。あ、「忌口」か。丁寧な表現にあまり慣れてない。落語の登場人物になった気分。
サラミと甘いタレの焼きそば。四谷くんがもりもり食べていた。
豚肉と竹の子の炒め物。竹の子がしっかりコリコリしてうまい…!量もケチっていない!
どれもあまり辛くなく、甘めの味付けで食べやすかった。
お会計後にキャンディをもらった。それすらもめちゃくちゃおいしく感じた。
次回、かぎりある旅の時間を一滴残らず使おうと天壇へ!
ギリギリ滑り込みセーフで見れた
大の字に寝ころがって記念撮影しようとした若い兄ちゃんが、警備員の人に囲まれてめちゃくちゃ怒られているのを見る!いろいろ緩いけれど、大の字に寝るのはあかんねや…
連日の過密スケジュールに、四谷くんが疲弊、旅のアドレナリンで体力をドーピングしている私との間に沈黙がうまれはじめ…⁉
お楽しみに!
コメント