ひかりをてらす
てとちあでDom/Subユニバースです!
(鉄虎Dom、千秋Sub)
ちょっと設定違ったらすみません!
*付き合ってるふたり
*ふんわり未来設定
*お互い一人暮らし
どむさぶなのに全年齢です
我慢してる自覚がないまま壊れそうな千秋が性癖でそんなのばかり書いてます!
鉄虎くんはずっとイケメンに書くのが目標です!!
千秋が見ないふりして暗闇に放り投げたものも、取りこぼさず照らして大切にしてくれる鉄虎くんは、光を照らす光だよねのきもち(タイトル)
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──守沢先輩から、Playしたいと言われたことがない。
ふとしたとき気づいてしまった。なぜ今まで気づかなかったんだという事実に、なんとなくベッドに横たえていた身体を起こす。
「そういえば一回もない……ッスよね……」
ぽつり落とされたひとりごとは、一人きりの寝室に虚しく響く。
守沢先輩と付き合うことになって……もといdomとsubとしてのパートナーになってからしばらく経つが、Playするときはいつも俺から言い出している。俺はdomで守沢先輩はsub。守沢先輩はしばらくPlayしないと体調を崩してしまうくらいsubとしての性質が強いらしいし、俺が誘うと嬉しそうに応えてくれる。だから今まで疑問を抱かず過ごしてきてしまった。
……でも。夕飯もお風呂も終え、あとは寝るだけというこの時間、先輩にメッセージでも送ろうとしていた手を止め、携帯を握りしめたまま考える。しばらくドラマの撮影のため泊りがけで出掛けている彼に、労りと次はいつ会えそうかって送るつもりだった。ゆっくり会う時間が作れそうならPlayも、とはいえ疲れているところに無理はさせられないよな、自分はもちろんできたら嬉しいが先輩は……と思ったところで気がついたのだ。
会えば当然のようにPlayしてしまっていたが、本当にそれで良かったんだろうか。嬉しそうにはしてくれていた、と思う。でもあのひとは後ろ向きな感情を表現することがいまだに苦手だし、無意識にでも抑え込んでしまうことがあってもおかしくない。充分こちらを愛してくれているのは伝わっているが、だからこそ、気分じゃなくても受け入れてくれているのではないか、と思ったらぐっと胸の奥が重たくなる気がした。
とはいえ、Subの体質上、しなければ具合が悪くなったりもする事情もある。となるとむしろ回数が少なすぎる可能性だってあるのか?今までのことを思い返し、彼が少しでも嫌がっている様子はなかっただろうか、何か言いたげな様子はなかっただろうかと必死に記憶を辿っていると、手の中の携帯が震えた。
確認すると、守沢先輩からメッセージが来ていた。まさに今考えていた相手の名前が画面に表示されどきりとしながらもアプリを立ち上げると、守沢先輩と共演者らしき役者さんたちが楽しげに肩を組んだ写真が送られてきていた。笑顔を見て少しほっとする。またあっという間に現場に打ち解けて、上手くやっているみたいだった。楽しそうッスね、身体には気をつけるんスよ、と返信しながらため息を吐く。
しばらく、自分から誘うのは控えてみようか。嫌がっているなら無理強いはしたくないし。そりゃあ、求めてくれたらもちろん応えるけれど。
……もし、求めてくれるなら?烏滸がましくも浮かんだ考えに囚われる。もし本当に守沢先輩もしたいと思ってくれていて、向こうから誘ってくれたら。どんな気持ちになるだろう。彼は真っ赤になって控えめに声を掛けてくるだろうか。それとも大声で照れを誤魔化しながら勢いで飛びついてきたりして。意外にも年上らしく落ちついた様子で手を引いてくるなんてこともあるかもしれない。
先輩の気持ちをその口から聞いてみたい。あわよくば先輩から誘われてみたいなんていう邪な気持ちもはたらいて、俺は密かに決意を固めた。